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Re: 手探り航法・旅日記

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通常 Re: 手探り航法・旅日記

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.2.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
depth:
62
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006-12-26 1:18
hide  長老 居住地: 兵庫県  投稿数: 629
hideです。ご無沙汰を致しました。
 これから、わが「ブロンコ改」の実戦的テストを兼ねて、しばらく国内各地のフライトを楽しむことにします。計器飛行と有視界飛行、時には悪天候など、色々な条件を織り交ぜながら、改めてナビゲーションの面白さ、楽しさを探っていきたいと思います。

●航空図と、プロッターを使ってみる:
 大昔にそろえた、日本航空機操縦士協会の「区分航空図」(全国8区、現在は1枚2600円)が、せっかく手元にありますので。国内フライトには以後、これを積極的に活用してみることにしました。私のはだいぶ古くて、フィックスの名称が変わったり、載ってない空港があったりしますが…(^^;)。

 軽飛行機の航法入門書によると、航空図を使うには、プロッターという道具が欠かせません。ノーティカル・マイル(nm=海里)の距離目盛が入った、ナビゲーション用の物差しで、中央部に分度器が付いています。この分度器を、航空図に印刷された経度の線に合わせると、図上に書いたコースの針路を、真方位で計ることができます。
 実機もFlightGearも、計器類の表示はすべて磁気方位なので、真方位からの換算が必要ですが…航空図には便利な工夫があって、飛行コースの向きを、磁気方位で直読する方法もあります。やり方は次の通りです。

 航空図上のVORやNDB局の周囲には、半径10nmのコンパス・ローズ(方位盤)が印刷されていて、その土地の偏差(北極と、磁北極のずれ)に合わせて、磁気方位で目盛りが打ってあります。航空図に書いた直線コースに三角定規を当てて、近くのコンパス・ローズまで平行移動すると、針路が磁気方位で読めます。(海図と同じ方法ですね)
 プロッターによっては、裏面にローラーが付いていて、ゴロゴロと上下に滑るものもあるそうです。このタイプですと、三角定規を使わずに、書いたコースを平行移動することが出来ます。

 試しに、このローラー付きプロッターを作ってみました。素材は「おもしろスケール」という、880円で売っていたローラー付き多機能定規です。表面に、航空図記載の距離目盛をコピーして張り、中央部に120円の小型分度器を、テープ止めして完成です。
 いざ使ってみると、なるほど…コースの距離と針路が、非常に簡単に計れます。以前は、Atlasの画面を「斜めものさし」で計るか、A地点とB地点の緯度経度を元に、いちいち距離と真方位を計算し、さらに磁気方位に換算していたのですが、今回は定規で線を引いて、目盛を読めばOK。フライトプランが計算抜きで、ごく短時間のうちに、サクサク出来上がってしまいます。
 (ただしアナログ測定ですから、計り方やコースの長短によって、方位の精度は多少変化しそうです。また区分航空図のコンパスローズは、目盛が5度間隔で、若干粗い気がします。「本図は航空参考図であり、飛行時には海上保安庁刊行の航空図と併用すること」と印刷されている理由が、初めて分かりました)


■厚木から富士山、日本アルプス、富山へ■
    (マップデータ:e130n30.tgz )

 手製のプロッターを使って、さっそく厚木基地から箱根を経由し、富士山を回って信州に向かい、日本海側に抜けるフライトプランを書いてみました。鉛筆で航空図にコースを引いていくと、う〜ん。実に気分が出ますね(^^)!

(湖などにVORからの方位・距離が書いてあるのは、迷った時の参考値。倍速モードを使う可能性もあるため、予定飛行時間は省略しました)
◎厚木基地
     ▼180deg 9nm
△江の島
     ▼262deg 24nm
△箱根・芦ノ湖(横須賀VOR-116.2から272deg28.7nm)
     ▼260deg 14.5nm
△富士市・田子の浦港(横須賀VORから267deg44.5nm)
     ▼5deg 22nm
△西湖(横須賀VORから295deg46.5nm)
     ▼323deg 54nm
◎松本空港(VOR-117.6)
     ▼317deg 46nm
◎富山空港(VOR-115.8)

 全行程は約170nmです。では、飛んでみましょう。

●湘南海岸から富士五湖へ。
 薄曇りの厚木基地、北の風5Kt前後。
本機は200Ktで巡航するので、この程度の風は無視しても大丈夫です。推測航法だけで孤島を見つけるのなら別ですが、今回は、地形でコースのずれを確認する「地文航法」と、VORを併用しますので、迷う心配はありません。そこで風向風速の補正計算は省略し、エンジンを始動します。
 スペースキーで、タービンとプロペラが起動。回転計が25%に落ち着くのを待って、パネル右下に並ぶ、両エンジンの燃料スイッチをオン。EGT(排気温度)計がじわりと動いて燃焼開始を示し、回転数は62%まで上昇。最後にトルク計が、アイドリング位置まで跳ね上がりました。
(先日、ballonさんのプログラムを一部分お借りして、タービンエンジン用の始動シーケンスを書き加えました。どうも、ありがとうございました)

 RWY-01を快適に直進し、エアボーン。さあ、旅が始まります。
真北に4分間直進。右に約190度ターンして、高度を上げながら厚木上空に戻る「リバーサル・ディパーチュア」を行い、滑走路を起点に航法を開始。針路を180degに取って、オートパイロットで6000ftに高度保持。江の島が、マップデータに再現されていないのは、(あれこれ思い出のある)私としては大変残念ですが…おおむね正しいコースで、湘南海岸に差し掛かりました。
 ここで針路を262degに取り、機首を芦ノ湖に向けます。ブロンコは、なぜかオートパイロットの「Heading BUG」モード(磁気方位の針路保持)が使えない機体ですので、ウイングレベラーを掛けてコースを維持しました。横須賀VORを示すHSI指針を、ちらりと確認。少し沖に出過ぎたかな。はるかに富士山を眺めながら、相模湾を西へ。快適な旅です。

 ごつごつした、箱根の山塊が近づいてきました。
あ。小田原厚木道路のインターがあった。この先は、箱根に登る有料道ですね。茶色い2本の線が見えますが、北側が箱根新道で、南が箱根ターンパイク。もっと北に見える白い線は、箱根登山鉄道でしょう。このへんは高校・大学時代に、さんざん自転車やオートバイで走った場所ですが、ずいぶん昔のことですので…すごく懐かしいです。
 コースをやや離れて、手動操縦で降下し、箱根ターンパイクの上をたどって、山並みすれすれに芦ノ湖を目指しました。万一迷っても横須賀VORのラジアルが、芦ノ湖に合わせてあるので、心配は無用…。
 不意に山が切れて、眼下に芦ノ湖が広がりました。低空で右に見下ろす湖は、かつて路上から眺めた景色と、よく似ています…その向こうには、「日本一の」富士のお山。いいなあ!
 しかし200Ktって、ずいぶん速いものですね。267度に変針して、みるみる箱根の山塊を抜け、沼津らしい市街地の向こうに、駿河湾が広がります。さあ、次の変針点、田子の浦はどこだ?

     ○

 実世界では製紙工場の林立する、あの田子の浦港が、どうも見あたりません。これもマップデータから、省略されてしまったのでしょうか。幸い、もやを通しても富士川がよく見えるので、このへんだろうと見当を付けて北へ旋回、富士五湖の西湖へ定針しました。富士山が迫ります。西側の5合目付近をかすめる予定なので、ここからはぐんぐん上昇。愛機は雲海上に浮き上がりました。

 高度約10000ftで、どアップになった富士山を、近くから堪能。この飛行機は、正副の操縦席がタンデムですので、両サイドが大変よく見えます。スバルラインなどが、一応それらしい場所に再現されており。かつてツーリング中、霧越しに演習場の砲声を聞いたことなんかを、懐かしく思い出しました。

 ----次の目標・西湖は、どこだあ?----
 雲上に昇ってしまうと、なかなかランドマークが見えません。頼みの横須賀VORも、どうも受信感度が悪く、DMEの数字がうまく表示されません。しかし、富士山との相対位置からみて、西湖は真正面にあるはずです。航空図によると、対岸に6000ft近い山がありますが、その手前なら5000ft以下に降りても大丈夫。エンジンをアイドルまで絞って(ブロンコは、こうするとプロペラのピッチ角が平らになり、エアブレーキが掛かります)雲を破って急降下すると、ほぼぴたり正面に、湖がありました。
 念のため長野空港VORから、西湖を通過するラジアルを受信しているので、ここでVOR2指示器の針が、すっと中央に近づきます。よしよし。

●信州を駆け抜け、黒部・立山方面へ:
 ここでセーブして、後で再開したのですが、どうもFlightGearが不調です。
起動後、10分から20分で「Microsoft Visual C++ Runtime Library」のウインドウが開いて、fgfs.exeについて「Runtime error! This application has requested the Runtime to terminate it in an unusual way」というメッセージが出て、アプリケーションが終了します。これは、何なのでしょう?
 私はプログラムの知識がないので、これを見ても「航空機のファイルは、C言語で書いてあったのか」「何か、タイムアウトのようなトラブルが起きたのかな?」と思うだけですが。ことによると、エンジン始動機能を書き足す際、何か間違えたのかも知れません。皆さんに公開した部分も、ちょっと心配です。あれはパラメーターの変更に過ぎないので、プログラム主要部の動作に、トラブルを起こさないとは思うのですが…。

 いったん機体をノーマルに戻し、再び改造部分を組み込んで、起動。今度はうまく行くようです。

     ○

 富士五湖から、山を一つ飛び越えると、甲府盆地が広がります。5000〜6000ftあたりに、やや厚い雲のレイヤーがあるので、この下を這うように飛んで行くと、中央高速や甲州街道、中央本線などが、賑やかに走っています。
 ここから信州の大渓谷を北西に進むと、北方に、きざきざした大きな山塊が。航空図を見ると、八ヶ岳ですね。やがて、この山の真横を過ぎて、諏訪湖の上空へ。ちょっとパワーを掛けて、塩尻峠を飛び越えると…もう松本です。長野空港を横目に、高度を上げつつ北アルプス方面へ。

 富山空港VORのラジアル317度に乗り、一面の山並みを楽しんでいると、前方の山脈に、ナタで切り込んだような、深い切れ目が見えました。おや?
 少し針路を修正して真上を飛び、ていねいにVORで現在地を出してみると、ちょうど槍ヶ岳と穂高の間です。有名な「キレット」(稜線にある、巨大な割れ目)を、ちゃんと再現しているわけですね。
 再び図上に目を落とすと、15nmほど北に、黒四ダムがあります。地下に発電所を作るため、苦心惨憺して、フォッサマグナ(静岡・糸魚川構造線)の軟弱地盤に、送水用の大トンネルを掘ったところですね。せっかくですから立ち寄ることにして、富山空港VORのラジアル115度を選択。谷間に大きなダム湖が見えました。薄雲の下に出て、湖面すれすれを北上すると、湖の端を道路が横断していて、なるほどこれがダムのようです。
 ダムから20nmほど南西には、「神岡」の地名が。ニュートリノ観測で有名な「スーパー・カミオカンデ」は、このあたりだったのかあ。中部山岳地帯の山並みの陰には、一度は見学したいものが、結構ありますね。

 富山空港のダウン・ウインド・レグに近づき、海側へ回り込んで、あっさり着陸。私の母によると「富山から見た、冬の立山連峰は最高」とのことですが、なるほど…これは実景なら、凄いだろうなと思いました。

 ブロンコ改は、セーブデータのロード中に少々問題を起こしたほかは、非常に快適でした。たいへん操縦しやすく、視界抜群で、航法も楽です。また航空図とプロッターを使った感想ですが、いかにも「旅をしている」という、非常に自然な感じがします。これまでは、数値を並べたフライトプランをにらんで操縦するか、Atlas画面でズバリ現在地を見てしまうか、両極端だったのですが。「地図上にコースを記入する。頻繁に参照して、現在地を確かめる」というのは、やっぱり、航法と言いますか…乗り物を使った移動の基本ですね。
 さて、次はどんなコースを飛ぼうかな?


【以下はご参考です】
●操縦士協会の航法ツールもどうぞ:
 日本航空機操縦士協会のHP(http://www.japa.or.jp/)
では、幾つかの航法関連オンライン・ツールを公開しています。これらを使うと航空図がなくても、インターネット接続環境とAtlasさえあれば、かなり簡単にフライトプランを作成することができます。主なものは、以下の通りです。

・【航法計画書〜Navigation Log】
http://www.japa.or.jp/test/navlog.pl)
 …最大8カ所の空港名やVOR/NDB局名を順次入力すると、これらを結ぶ針路や距離などの入ったフライトプランを、一瞬で作表してくれる道具です。針路は、真方位と磁気方位の両方で出ます。いずれも、FlightGearのオートパイロットで使えます。
 (このツールは、風の影響までは計算してくれませんが、そこまで精密にしなくても…という方は、これだけでも飛べます。ただし風を無視しますと、当然ながら流されますので、VORの使用を強くお勧めします。例えば120Ktの軽飛行機が30Ktの横風を受けますと、針路は約15度もずれます)

・【IT JAPA 航法計算】
http://www.japa.or.jp/test/navigation.html)
 …風の影響まで、きちんと補正したい方には、航法計算盤の役目を果たす、このツールをお勧めします。空欄に、真対気速度(速度計の読みでも可)と風向・風速(FlightGearのメニュー参照)、真航路(真方位のコース針路)、距離、時間あたりの燃費(不明なら適当に)を入力すると、風の影響を加えた修正針路、対地速度や予定飛行時間、使用燃料まで計算してくれます。
 私がよくお話しする航法ツールの決定版、「Virtual E6-B」をお持ちでない方も、これを使えば、風の修正については、ほぼ同じ計算が可能です。

 なお「Virtual E6-B」のダウンロードは、以下の場所からどうぞ。
ここは以前、zeek52さんが紹介された、フライトシムの航法に関する、極めて優れた網羅的な英語サイト「Flight Simulator Navigation」の中にある、ダウンロードページです。
 http://www.navfltsm.addr.com/nav-downloads.htm
このページのリストの下から4番目に、「ve6b.zip 」の名称で入っています。


 【注:偏差のおさらいです】
 VORのラジアル(電波ビーム)方位は、磁気方位で示されます。従って、正確な電波航法を行うには、目的地への真方位を打ち込んだのではダメで、磁気方位に換算して入力する必要があります。
 磁気方位を求めるには、真方位に、その土地の偏差(北極と磁北極のずれ)を、足し引きします。磁気方位の「北」が、真北より西にあることを「偏西○度」(表記=○W)と呼び、真方位に○度足せば、磁気方位です。また東にずれていることを「偏東○度」(表記=○E)と呼び、○度引けば磁気方位が出ます。
 世界主要地域の偏差は、以下のHPにありますので、再掲しておきます。
    http://www.geo-orbit.org/sizepgs/magmapsp.html

     ○

 遅くなりましたが、皆様メリークリスマス。そして、良いお年を。
来年もよろしくお願い致します。
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