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Re: 手探り航法・旅日記

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通常 Re: 手探り航法・旅日記

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.2.1.1.1.1.1.1.1
depth:
35
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006-6-10 4:52
hide  長老 居住地: 兵庫県  投稿数: 629
hideです。
 ここんとこ、ちょっと仕事が忙しいので、今週は長距離飛行をやめて
バリ島で休日を過ごします。軽飛行機のVFRナビゲーションに戻って、
島内観光のご案内をしましょう。
 その前に、ぜひご報告したい、発見のお話から…。

●「分度器」と「物差し」を見つけました:
Atlas地図の画面を、フライトプラン作成に使う際、コースの距離や
角度を簡単、かつ正確に計る方法がないか、ずっと考えていました。
今夜は、画面に分度器を当てようと、探し回ったけど見つからずに、
ふと「ネットで、分度器の図を探して、プリントアウトしてみようか」と、
変なことを思いつきまして…。

 グーグルで「分度器」を検索したら、「窓の杜」に、もっといいものが
見つかりました。「分度器で測りましょ Ver.1.05」というツールです。
画面上に分度器が出現し、大きさや角度、表示の透過率も自在に
変えられるフリーウエアで、これは文字通り、Atlas地図に重ねて、
飛行コースの方位を計ることが出来ます。
 公開しているのは「ダイゴ文具店」というサイト
      http://www6.ocn.ne.jp/~dagc/
 です。他にも色々な、デスクトップ文房具を作っています。

 すっかり感心して、次は距離を計ろうと、「同心円と格子 Ver.1.0」
というツールを落としました。これは画面に、半透明になる目盛り付き
同心円か、碁盤目のいずれかを、表示する道具です。同心円の方は
出発地に中心を当てれば、目的地までの距離が計れます。ただ目盛
りの調節範囲が狭く、地図の縮尺に合わせるのが、少々困難に感じ
られました。

 そこで、さらに探検。同じサイトから「斜めものさし Ver.1.13」を入手
しました。これは文字通り、デスクトップ物差しなんですが、角度表示
機能がありまして、実は分度器も不要。これ一本で、かなりサクサクと
フライトプランの骨格を書くことが出来ます。
 …では、やってみましょう。


 ■火口湖を訪問…バリの休日フライト■
  (マップデータ:e110s10.tgz )
 バリ島は東西70nm、南北50nmほどで、面積は約5500平方キロ。
愛知県くらいの広さだそうで、レシプロ機の観光フライトには、ぴった
りのサイズに思えます。
 今日は、南端のDenpassar Ngurah Rai国際空港(WRRR)を離陸
して北東へ進み…
  ・東部の最高峰・アグン山(3014m、通称・世界のへそ)の真上で
   北西に変針。
  ・バトゥール山頂を経由。手前にはカルデラ湖あり。さらに西へ。
  ・やはりカルデラ湖の、ブラタン湖、ブヤン湖、タンブリンガン湖を
   歴訪し、一気に南下。
  ・国際空港(WRRR)へ帰着。
 …というコースをたどります。では、航法計算に入りましょう。今日は
とっても簡単ですよ。

●「ものさし」を、使ってみる:
 まずAtlasを起動し、バリ島を拡大表示しておきましょう。
次に「斜めものさし Ver.1.13」を、ダウンロードして解凍し、あれこれ
操作を試してください。ものの2、3分で、お分かりになると思います。

 最初に、ものさしの目盛り倍率を調整し、地図に合わせます。
バリ島を、画面いっぱい近く拡大表示すると、Atlas画面のたてよこ
目盛りのひとマスが、緯度経度にして15分の表示になると思います。
ということは、垂直の緯度方向のひとマスが、ちょうど15nmの距離を
表しますので、「斜めものさし」を当てたとき、目盛りがひとマス「15」
を示すように設定しましょう。(150でもいいです)

 これを合わせるには、「設定」メニュー「全般」の「基準を表示(H)」
というボタンで、サイズ見本の矢印マークを画面に呼び出し、これと
地図のマス目の大きさを比べながら、「基準の長さを○とする」という
部分の数値を調節すればOKです。

 では、Atlas地図でコースを計ってみましょう。「ものさし」のゼロ点
を、空港の中心に合わせます。反対側にある「○」記号に、マウスポ
インタを合わせると、ものさし全体を、好きな向きに回転させることが
出来ます。伸縮も自在です。
 空港のはるか北東にある一番高い山、アグン山への距離を計りま
しょう。目盛りから、30nmであることが分かります。また角度は、デフ
ォルトでは「垂直から右回り」で測定してくれますので、そのまま読み
取れば地図上の方位角になります。空港からアグン山への方位は、
38度くらいです。

 以下同様に、
 ・アグン山から、310度10nmでバトゥール山頂。
  (カルデラ内部が、バトゥール湖)
 ・260度12・5nmでブラタン湖。
 ・297度4nmでブヤン湖。
 ・240度2nmでタンブリンガン湖。
 ・172度30nmで、もとの空港に戻ってくる。

…などと、簡単に針路を引くことが出来ます。
 今回の全行程は約90nm。巡航144Ktとして40分弱の飛行です。

 従来は経由地を決めた後、いちいち各地の緯度経度から、距離と
方位を算出していたものですが。今回は、ほんの5分ほど、ものさし
を振り回すだけで、フライトプランが概略、書けてしまいました(^^)/。
Atlasによるコース作成も、ようやく軌道に乗った気分です。

 もちろん、Atlas地図の縮尺設定によっては、多少の誤差は出るの
ですが。夜の山岳地帯や大海原を、推測航法で飛ぶならともかく、
VOR併用でしたら、ほぼ問題はないでしょう。

●針路決定も、なるべく簡単に:
 以上のコースデータは、真方位で無風の場合です。もし、計器盤の
ジャイロコンパスをお使いでしたら、磁気方位に換算する必要があり
ますが、バリ島周辺の偏差は幸い、たった偏東1度ですから、無視し
ても構いません。もしHUDの方位目盛りをお使いでしたら、もともと
真方位表示ですので、この数値がそのまま使えます。

 また風向風速は、FlightGear上で確認し、「Virtual E6-B」を使って
偏流角(風に流される角度)と、速度の補正計算が必要ですが、まあ
10Kt未満の風でしたら、「風上に、5度くらい修正しておくか」といっ
た目分量でも飛べます。

●「南海の楽園」を舞う:
 使用機はC310の3Dパネル機です。念のため、VORもセットしてお
きましょう。空港は116.20です。「ものさし」で求めた、最初のレグ(飛
行区間)の方位は38度。これをベアリングにセットして、アウトバウンド
・ラジアルに乗ってみましょう。(VORは磁気方位ですので、厳密には
偏差の偏東1度を加味して、37度にセットする方が、より正しいです)
もし帰りに、ILSを使うなら110.30です。

 リアルウエザー機能によれば、現地は快晴。各高度で風速1Kt。
最高ですねえ。では出発します。以下の時刻表記(Z)は、計器盤の
時計が示す、グリニッジ標準時です。
 0422Z離陸、0423Zに38度定針。目標高度は10000ftとし、
4000ftから、ミクスチャーコントロールを、少々調整。DMEを受信し
空港からの距離を確認しました。ただし無風なので、無線なしでも、
到着予定時刻の計算は簡単です。

 「…見えたっ!」
 定針後8分。20nm地点で、早くも真正面の、もやに包まれた水平線
を破って、白い独立峰が、大空にそそり立ちました。当機より、ちょっと
高いところですので、少し不気味な感じ。これが霊峰・アグン山かあ。

 コースは、山頂どんぴしゃり。目標高度を12000ftに修正。山を超え
るには、少々間に合わないので、針路保持をディスエンゲージして、
東にかわしながら0436Z時、山頂すれすれを通過。なかなかダイナミ
ックな眺めです。
 針路を、手動で第2レグの310度に向け。高度保持も外し、速度だけ
オートで制御しながら、西方へ。

 足元の山並みが、すっと切れたと思ったら…カルデラ湖。もやの中
から、箱根の芦ノ湖によく似た湖が、ぐんぐん広がってきました。その
向こうが、バトゥール山ですね。
 続く3つの湖も、計算通りに出現。景色は富士五湖のムードです。
うち一つには、湖の中に「ウルン・ダヌ・ブラタン寺院」というのがある
そうですが、これはまあ、FlightGearでは見えないですね。残念。

 NDBを拾って、快調に帰路をたどり。0502Zに無事、空港のエプロン
に入ってエンジンを停止。景色と飛行をすっかり堪能し、倍速モードを
使う間もなく、予定ぴったり、39分のフライトを終えました。

     ○

 今回は、距離が短い割に、充実感のあるフライトでした。オートバイ
のツーリングに例えると、スピードは、あまり出さないけれども…こまめな
シフトと、丁寧な体重移動で、コーナーの一つ一つをじっくり味わい、
風を楽しんできた…という感じです。
 やはり、簡単でもいいから、自分でなにがしかの「航法」をやると、
満足感が大きいような気がしました。

 さてFlightGearは、待望の新しいマニュアルも公開されて、ますます
使いやすくなりそうですね。私は、ひょっとすると1、2週間、お休みを
頂くかも知れませんが、さらなる旅路では、まだまだ書きたいことがあり
ます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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