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ホンダジェット試乗と大瀑布

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なし ホンダジェット試乗と大瀑布

msg# 1.2.1.1
depth:
3
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2008-6-27 21:01
hide  長老 居住地: 兵庫県  投稿数: 628
hideです。
 リオデジャネイロから、南米の旅を続けます。
今回は、ホンダジェットに試乗した後、少し内陸に入りまして、アルゼンチンとの国境にある、世界最大の
「イグアスの滝」を探しに行きます。

●ホンダジェット、ばんざい!:
 このユニークな国産新型機が、FlightGearで操縦できるようになったのは、大変嬉しいことですね。実機
は、北米で100機以上を受注し、ヨーロッパでも販売が始まって、来年春に量産1号機が飛ぶそうです。
 もちろん、航空機製造への新規参入は大変なことで、YS-11(生産183機)や三菱のMU-2(762機)と、
MU300(101機)は、いずれも大赤字に終わりましたが、ホンダは販売やパイロット養成面でも、かなり努力
をしているようで、どう実を結ぶか楽しみです。FlightGearの機体は、すでに多くの方が試乗されたと思いま
すが、私なりのインプレッションをお届け致します。

 かわいい機体ですね。まず地上高が低いこと、コクピットの視界が良好なことが、印象的でした。
パネルは超シンプルですが、見やすい設計で、中央のマップ画面が、実際に現在地を示すのは感動もの
です。地図表示は非常に大縮尺ですが、将来はカーナビのように「進行方向が上」に出来れば、コンパス
の読み違いによるミスコースを防ぐなど、ちょっとした実用性が得られそうだと、密かに期待しております。
航法無線機器は現在のところ、ILSとDMEが使えるようです。クロスカントリーに出るのでしたら、GPSと
Atlasが必要です。

 客室は、実機ではエンジンを翼上に配置したため、リアエンジン機に特有の、胴体内の支持構造物が
不要になり、容積で30%も得をしたそうですね。FlightGear機でも、室内は外観の印象より広く、窓際に
カップホルダーがあったり、手荷物置き場らしいコーナーもあるなど、なかなか味のある作りです。コクピット
には、パイロット人形が1人だけ乗っています。ちなみに実機も、機長1人でも操縦可能だそうです。

 では、操縦してみましょう。
 タキシー中は、あまり小回りが利きません。また離陸時に、横風成分が10Kt以上ありますと、針路修正の
操作に対し、やや過敏に反応しますが、さほど気にならないレベルです。
 離陸・上昇性能は優秀で、軽負荷のデフォルト燃料搭載量ですと、フラップ無しでは170Ktで離陸。実用的
なフラップ半開状態ですと、無風状態の滑走距離は約600m、約140Ktで離陸します。フラップ全開ですと、
約500m・110Ktで離陸でき、微風なら道路への不時着や再発進も可能です。(私は離陸時、トリムタブ操作
を省略してしまうのですが、離陸トリムですと、もう少し早く浮くと思います)
 実機の滑走距離は、離陸時が807m、着陸694mだそうです。どんな負荷(重量)状態で計ったのか分か
りませんので、単純には比較できませんが、FlightGear機は、かなり短距離で浮いてくれます。運用できる
空港がかなり多くて便利だと思います。
 離陸後は高度10000ftまで、スロットル全開状態で速度220Kt・上昇率6000ft/分を維持できます。高度
27500ftでも、毎分4000ftの上昇率が可能ですが、速度はさすがに167Ktまで落ちました。

●軽快きわまる操縦性:
 操縦性は非常に軽快で、スピードブレーキもよく利いて、アプローチが極めて楽です。
例えば離陸直後に、5000ft付近を急上昇中、エンジンをいきなりアイドルまで絞ったとします。減速を待って
ヒラリとUターンし、ブレーキとフラップを出し入れしながら降下を続け、出発滑走路に舞い戻って、あっさりと
着陸するまで、スロットルはアイドルでOK。パワー操作はいっさい必要ありません。
 この飛びやすさは、他の民間ジェット機の追随を許さないもので、本当に素晴らしいと思います。着速は、
フラップ全開で80Ktくらいでした。

 オートパイロットで高度別の定速飛行を行い、少し燃費を計ってみました。
以下のデータ中、%表示は、大まかなスロットル開度です。

・10000ft:
200Kt 60%、1.49nm/gal
230Kt 75%、1.70nm/gal
260Kt 80%、1.62nm/gal

・20000ft
235kt 95%、2.01nm/gal
240kt 95%、2.03nm/gal
245kt 97%、1.97nm/gal
250kt 98%、1.91nm/gal
258Kt 100%、1.81nm/gal

・25000ft
230Kt 97%、1.94nm/gal
220kt 95%、1.86nm/gal
240kt 99%、1.97nm/gal
260Kt 100%、1.89nm/gal

・30000ft
220Kt 100%、2.04nm/gal
223kt 100%、2.06nm/gal

 …ブロンコ改の燃費(240Ktで約1.5nm/gal)と比べますと、かなり経済的です。満タン(約320gal)にしますと、
航続力は600nm余りです。

 最高速は、2500ftで332Kt、海面高度(100ft)342Ktでした。ビジネスジェットが多用するとみられる、高度
20000ft〜30000ftでは、200Kt台に落ちますので、実機の最大巡航速度431Kt(高度不明)と、かなり開きを
感じるのは残念です。エンジンの出力を増せば一応、解決できそうですが、性能のバランスが、あちこち狂う
恐れがあり、ここから先の調整は、けっこう難しいのかも知れませんね。
 
 ではリオデジャネイロから、サントスまで飛んでみましょう。

■ホンダジェットで行く、ブラジル東海岸■
以下は、フライトプランです。

◎リオデジャネイロ 偏西21度
 アントニオ・カルロス・ジョンビン空港SBGL
(RWY=10/28 15/33)
途中にUBATUBA NDB295 23.27.01S-45.04.31W
   ▼280度182nm(292度)
◎サンパウロ・グァルルフォス空港SBGR
(116.00 240)(09/27)
   ▼184度31nm(196度)
◎サントス航空基地SBST(375)(17/35)

 120度前後の風、約5Kt。満タンにして、リオを1050時(UTC)に離陸。空港上空で針路バグを292度にセットし
て、HDG-BAGモードで定針しました。
 240Ktを維持し、毎分3500ftで上昇。20000ftで水平飛行に移行。そのままオートパイロットを使用中、若干の
ピッチングが発生しました。この挙動は、改造前の旧ブロンコに似ています。どうやら高度保持モードが、何かの
自励振動を起こした様子です。そこで高度保持モードを切って、ピッチ保持モードに変更。仰角をプラス1.5〜2度
にセットして、水平飛行を維持すると、取りあえずピッチングは収束しました。

 さて。恥ずかしながら…ここで航法のミスを発見。
フライトプランを書く際に、途中で手を止めたためか、どうやら磁気偏差を2重に足してしまったようで、コースが
20度くらい右を向いています。念のため、フィックスポイントを入力済みですので、針路保持をTrue Courseモー
ドに変更し、GPS保針に切り替えました。
 眼下には広大な農地や、低い山が続いています。以後は快調に飛び続け、山岳地帯から海岸平野に出ると、
眼下にサントスの街が拡がりました。

     ○

 私事で恐縮ですが。役人をしていた私の親戚が戦前、ブラジルに移民しました。最初は生活条件が過酷で、終
戦時には、いわゆる「勝ち組」の人たちに、自宅へ拳銃を撃ち込まれたり、さんざん苦労しましたが、何とか農園
経営に成功。その彼らが最初に上陸したのが、このサントスでした。
 今月は、日本のブラジル移民開始から100周年です。サントスの上空を飛ぶのも、何かの縁かなと思いながら
街を旋回しました。着陸は1150時。燃料残が165galですから、213nmを約155galで飛んだことになります。

 次はいよいよ、世界最大の大瀑布を探しに行きます。
大きな代物ですから、FlightGearの地形にもあるだろうと期待しましたが、ナイヤガラ瀑布は、MSFS2000でも
FlightGearでも、再現されていません。果たしてイグアスは、どうでしょうか…。

■「イグアスの滝」を探して■(サントス〜カタラタス空港)
 今回は低空でロイターしますので、ブロンコ改の出番です。

◎サントス基地SBST(偏西20度)
   ▼258度(磁気278度)185nm 
◎アトンソ・ペナ空港SBCT(116.50 325)
25°31'43"S 49°10'33"W(偏西18度)
   ▼274度(磁気292度)127nm
☆グアラプアヴァNDB(230)25.23.31S-51.31.12W(偏西16度)
   ▼266度(磁気281度)161nm
◎カタラタス国際空港SBFI(VOR112.10 NDB395)(偏西14度)

 1504時に始動。風は6000ftで310度20Ktです。風の補正計算をして、区間ごとの到着予定時刻を算出し、空港
上空で航法を開始。出発時の機体重量ですと、燃費は1.4674nm/galとなり、残る航続力は1605nm、滞空時間に
しますと6時間30分です。ホンダジェットのテスト時に続き、燃費計算ツール ffe.nasの威力を噛みしめました。優秀
な機関士を乗せているような気分です。

 機長の方は、まだ航法のネジがゆるんでおりまして、あるはずの中継空港が、さっぱり見えません…。仕方なく
1412時ごろ、GPSに目的地・カタラタス空港をセットしました。到着予定は1700時です。

 このへんは山地ですが、たくさんの3D-Cloudが、地表に触れつつ流れていまして、まるで宮崎駿さんの、映画
のような光景を楽しみました。広大な眺めの中を、大きな川がS字に蛇行しつつ、どっしり流れています。これが
大瀑布に通じる、イグアス川です。しかしブラジルって、実に広いなぁ。

●燃料計が、おかしいぞ:
 ここで燃料に異変が発生しました。使用中の補助タンクは、まだ幾らも減っていない時刻なのに、もうメインタン
クの燃料計が、半分に下がっています。通常は、補助タンクが空っぽになると、自動的にメインに切り替わって警
告灯が点くのですが、今回は消灯したまま。タンク切り替えスイッチも、ちゃんと補助タンク側になっており、しばら
く頭をひねりました。
 Browse Internal Propertiesで調べますと、ffe.nasを使用中は、なぜか補助タンクからは、燃料が供給されない
ようです。幸いこれは今のところ、ブロンコ改の落下増槽だけの問題で、ごく一般的な、複数タンクから同時供給
する機体ですと、支障がありません。またブロンコ改でも、飛行中にメインタンクを満タンにして、その分、補助タン
ク残量を減らすことによって解決できます。
 ついでに悩みをもう一つ。南米に入って以来、ずっと電波航法が不調です。ここでVORを試してみましたが、や
はり受信できません。マップデータが壊れている可能性もあり、一度ダウンロードし直す必要がありそうです。

 GPSを使って飛び続けますと、はるか前方の山あいに、ダム湖のような感じの、大きな湖が見えてきました。
ブラジル・パラグアイ国境にある、パラナ川の一部分で、間もなくイグアス川は、あそこに合流します。イグアスの
滝も、この近くにあるはずです。
(注:このへんは、ブラジルとパラグアイ、アルゼンチンの国境が入り組んでいます)

●断崖上の空港から、「水の絶壁」を発見:
 湖の岸辺に着きますと、対岸のパラグアイ側に、大きな岸壁のような、変なものがあります。近寄ってみると、
空母を陸揚げして、さらに2〜3倍の高さにしたような、断崖絶壁で、上に滑走路がありました。
 これはITAPU空港(SGIB)で、目的の空港とは違いますが、面白いので、こっちに着陸。しかし妙な地形ですね。
これでは、空港へのアクセスそのものに、航空機が必要です(笑)。

 ここから湖の北を見渡すと…数nm先に半島がありました。よく見ると、その突端から、湖面が大堤防のように
立ち上がり、左右に延々と伸びて、壮大な「水の絶壁」を形成しています。あれが、イグアスの滝か!!!

 むろん水面テクスチャーが貼ってあるだけですから、泡も白波も、水煙もありません。
圧倒的な空恐ろしい質量の、青い壁があるばかりです。壁は光線の関係でコントラストが低く、接近すると距離感
がつかめずに、衝突する恐れがありますが、ともかく離陸して、近寄ってみました。いや…不気味だなあ。

 滝は、半島をはさんで二つに分かれ、短い方は幅約1nmで、こんもりと水面が傾斜しています。大きい方は、
Atlas上で計ると東西10nmに及び、湖を分断しています。こちらは途中に、谷間のような構造があって、その先は
なぜか、白っぽく霞んでいました。落差の大きい部分を飛び越えながら、電波高度計で測定すると、頂点から滝壺
までは325ftでした。何枚かスナップを撮りましたが、シミュレーションとはいえ、あまりに非日常的なスケールで、
ちょっぴり恐くなる光景でした。

●「ブロンコ大瀑布」と命名:
 またITAIPU空港に戻り、ネットでイグアスの滝について、さらに調べました。すると、どうも様子が変です。

 イグアスの滝は「幅4舛砲錣燭辰董大小300の滝がある」そうですが、私が発見したのは、優に4倍以上の幅
があり、地形もかなり違います。結局のところ、本物のイグアスの滝は、私が見つけたのより、南南東に約25nmも
離れた、CATARATAS DEL IGUAZU空港(SARI)から、北北東約3nm(南緯25度41分35.27秒、西経54度26分15
.47秒)の地点にあることが分かりました。

 ホンダジェットに乗り換えて、ここへ出かけてみましたが、内心密かに予想した通り、そこには何もありませんで
した。FlightGearの世界には、イグアスの滝は、存在しなかったのです。私は結局、違う場所(南緯25度22分、西
経54度33分)に、マップのバグが生み出した、もっと巨大な滝を偶然見つけてしまったわけです。
 …私がこの新発見の滝(今のところ、FlightGearの世界で最大?)を、ためらいなく「ブロンコ大瀑布」と呼ぶこと
を、どうぞお許し下さい(^^;)。

 ついでながら。さらに調べたところ、私が降りたITAIPU空港のすぐそばに、中国の山峡ダムが完成するまでは
世界一だった、イタイプ・ダムがあることが分かりました。堰堤の総延長7.7km、発電量は今も世界最大で、原発
10基分に当たる1260万Kwだそうです。なるほど、ダム湖みたいな地形に見えたはずですね。ちなみにダムは、
ブロンコ大瀑布とは数nm離れており、ダムが滝に化けたわけではありません。

     ○

 南米という土地は、ほとんど知識がなく、あまり馴染めない気がしていたのですが、今回は思わぬ展開があっ
て、なかなか面白い旅になりました。次回はアルゼンチン方面へ向かいます。
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