Re: 手探り航法・旅日記
Re: 手探り航法・旅日記
msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.2.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
hide
居住地: 兵庫県
投稿数: 650
hideです。
さて今回は、北京から南下しまして、河南省の鄭州で西へ変針。ほぼ黄河に沿って進み、陝西省・西安(かつての古都・長安。シルクロードの起点)を通過。さらにチベットに近い甘粛省の蘭州まで、全行程900nm近い無着陸飛行を試みます。
この先は、VORがほとんどない地域を飛ぶ予定ですので、今回の長距離移動を利用し、推測航法の訓練をしておきます。
●空港情報データベースを発見:
海外の長距離フライトでは、行く先々の空港情報が必要です。正確な位置やVOR周波数などは、Atlas画面から読めますが、出来れば以下のデータも、一度に手に入れたいものです。
・滑走路の方位と長さ(Atlas画面で測定すると面倒)
・滑走路の標高(Atlasの色分けに頼ると誤差が大)
・空港における磁気偏差(専用HPで調べずに済ませたい)
・テキスト表示の緯度経度。(誤記防止にコピペしたい)
そこでネットを探しましたら、実機のパイロットさんのブログから、以下のような全世界対象のサイトを発見しました。
http://worldaerodata.com/
空港名(横文字)かICAOコードを打ち込みますと、前記データの他に滑走路の勾配、標準時間帯、無線施設、灯火類、給油できる燃料の種類まで分かります。着陸コース図も手に入れば完璧なのですが。さすがに無料公開はされていません。(注:フライトシム用の公開例は、少し古いデータのようです)
…以下にお目に掛けるフライトプランには、このサイトを使って、少し詳しい空港データを入れています。
■大黄河の流域をゆく■(北京〜蘭州)
マップe110n40
e110n30
e100n30
◎北京空港 CAPITAL INTL ZBAA
40°04'48.40"N 116°35'04.40"E 116 feet Var006°W
18R/36L 18L/36R VOR-DME 117.2 5.8 NM 102.8
NDB 380 12.4 NM 169.0(他のVOR 114.70)
▼199.4度
(Mag205度、●補正203度)236nm
★Weixian VOR(115.70)N36.21.50-E114.55.04 Var004.5°W
▼205.4度
(Mag210度、●補正208度)123nm
◎鄭州(チョンチョウ=Xinzheng)ZHCC
34°31'10.82"N 113°50'27.20"E 495feet Var004°W
12/30 VOR-DME 114.5 NDB 256 14.9 NM 167.3
▼269度
(Mag272度、●補正268度)252nm
◎西安(シーアン=Xianyang)VOR 115.30 ZLXY
34°26'49.63"N 108°45'05.73"E 1572 feet Var003°W
05/23 VOR-DME 115.3 NDB 359 14.4 NM 339.5
▼296.3度
(Mag300度、補正292.8度)280nm
◎蘭州(ランチョウ=Lanzhou)ZLLL
36°30'54.87"N 103°37'14.79"E 6388 feet Var002°W
18/36 VOR-DME 114.3 NDB 198 18.9 NM 334.8
総飛行距離:892nm
【注1】空港データの記入順:
空港名とICAOコード、緯度経度、標高、偏差(例:Var006°W=偏西6度)、滑走路方位、VOR周波数など。
【注2】推測航法の針路について:
▼マーク後の針路データは、最初の数字が真方位。カッコ内Magは磁気方位で、出発・到着空港の偏差平均から算出。
簡略化のため、コース前半の鄭州までは風向90度・風速10Ktとし、後半は風向180度・風速15Ktに統一。この数値を、フリーウェアの航法計算ツール「Virtual E-6B」に入れて、風力補正済みコンパス針路(●印)を出しました。
●北京から、広大な農業地帯を鄭州へ:
ほぼ快晴の北京「首都国際空港」。36L滑走路を北へ離陸します。6nm進んで右に標準旋回し、反転して空港VOR上空を通過。針路203度で2倍速に入れ、4000ftをめざします。
ブロンコは残念ながら、オートパイロットの「Heading Bug」(磁気方位モード)が使えませんので、私はコンパスを見て手動旋回し、ウイングレベラーで針路を固定しています。針路を数値入力する「Heading Bug」モードより精度は落ちるはずですが、旋回時はHSIを拡大表示したり、コンパス盤面の機首方位マーク(幅4度)も補助目盛りとして活用するなど、工夫をしています。
さて眼下は、地平線まで農地が広がり、たまに道路と川、小都市が見えます。HSI(コンパス兼VOR指示器)を見ますと、CDI指針(VORのずれを示す針)が、かすかに左にそれています。これを手動操縦で修正。やがて北京のDMEが受信できなくなったので、NAV1を次の中継点・Weixian-VORに切り替えました。
Weixianまで、あと75nmくらいの地点から、CDI指針は逆に右にそれ始めました。そのまま続航し、機体はVOR局の左2.3nmを通過。飛行距離に対する左右誤差は約1%と、かなり優秀でしたが、途中でコースを修正しましたので、あまり参考にはなりません。そこで次の区間は一切、修正なしで飛ぶことにしました。
●VOR電波と機体の経路の差:
旋回してWeixian-VORへ戻り、機体を次の区間針路に合わせておいて、正確にVOR上空を通過。再びコンパスだけを頼りに、第2の中継地・鄭州に向かいます。
208度を維持して、ひたすら南下。VOR針路誤差を示すCDI指針は、今区間でも最初は左へ少し外れ、最後は右に少し外れて行きました。これは一体、どういう現象なのでしょうか…。
色々考えた末、やっと思い当たりました。
私は今、コンパス針路を一定に固定して、長距離を直進しています。これはラームライン(Rhumb line=等角航路、または航程線)と呼ばれる飛行経路で、一般的な「メルカトル図法」の地図に描きますと、直線になります。しかし同じコースを、丸い地球儀の上に書き移しますと、南にわずかに膨らんだ弧を描くはずです。
また逆に。地球儀の上に糸をピンと張り、出発点と目的地を最短距離で結ぶコースを描くとします。ご存じのように、これは大圏コースと呼ばれ、メルカトル図の上に転写しますと、北に膨らんだ弧になります。飛行する際は、針路を連続的に修正する必要があるため、手動操縦には向きませんが、FlightGearのオートパイロット連動GPS航法は、この飛行経路を使っています。
VORの電波は直進するので、大圏コースを飛びます。受信する私はラームラインを飛んでいますから、コースの最初と最後では、それぞれ逆の方向に、VORが針路誤差を示すわけです。
長距離の推測航法をするたびに、原因不明の小さなドリフトを感じたのは、これだったのですね。ニュージーランド飛行以来の、航法の謎が一つ解けました。ばんざぁい(^^)!!
となると推測航法では、このVOR誤差は無視して、算出した針路を信じて飛べばいいわけですね。試しに「ABUNAI航法」で針路を実測しましたが、VORのドリフトとは無関係に、正しい対地針路を維持していることを確認しました。実際、機体はやがて蘭州VORを、1nm未満の誤差でドンピシャリ通過しました。
周防正行監督の、大学お相撲映画「シコ踏んじゃった!」の試合シーンでは、学生たちが「自分の相撲、自分の相撲!」と声援を送りますが、私も好結果に嬉しくなって、思わず
「よっしゃ、自分の航法、自分の航法!」
と呟きながら、西へ…。
●黄河よ!! 黄河よ!!
この蘭州VOR通過の直前、私は黄河を横断しました。これがもう、実に印象的な眺めでした。
360度に広がる大平原を、あっちの地平から、こっちの地平へ、幅2nmくらいある流れが横たわっています。川面には、小さな村が乗ってしまいそうな、大きな中州が、平気で幾つも転がっています。Vキーで機外視点に切り替えて、視野をワイドに引くと、大空に散った断雲が、また素晴らしい眺め。スナップショットを撮るアングルに迷いました(^^)。(アップロード欄にあります)
http://www.jp.flightgear.org/modules/myalbum/photo.php?lid=47&cid=2
この大河をコンパス代わりに使い、低空で西安まで遡上したら、さぞ素晴らしい旅になるでしょう。しかし今回は、航法の精度をしっかり確認しなくてはなりません。残念。
ここで風を変更。風向180度・風速15nmとします。鄭州空港から先は、この風力データを計算機に入れる代りに、ABUNAI航法を使って機上で偏流測定を行い、補正針路を算出する、より自立性の高いナビゲーションに切り替えました。
黄河南方の山岳地帯へ差し掛かります。そろそろ、黄土高原と呼ばれる黄砂のふるさとです。FlightGearでは青い黄河も、実際は黄褐色をしているのでしょうね。高度設定を10000ftに変更し、機体はやがて、薄い雲の層を突き抜けて浮上。平らな雪原のような、幻想的な景色が広がるこの一瞬が、私は好きです。
●FlightGearが異常停止:
標高7000ft近い山岳地帯を抜け、西安を通過。かつて「長安の都」だったところですが、意外に小振りな、谷間の街ですね。これよりシルクロードの始まりです。
西安のVOR通過時は、約4nm誤差が出ました。今日の各航程は途中で偏差が変化していますし、FlightGearが再現する、風によるドリフト量にも若干の誤差があります(2006年8月13日連載分)。従って、先ほどの「誤差ゼロ」は相当、運がいい例だと言えます。
…ここで、思い出すも不愉快なトラブルが。西安の少し先で、どうもパソコンの処理速度が遅くなった、と思いましたら、地形データが途中から消えるエラーが発生。機体が空白地帯に差し掛かったとたん、無情にもFlightGearは終了しました。
この手の症状が出ますと、私の技術ではCドライブの内容を、すっかり書き直すしかありません。数カ月前に保存したイメージファイルをロードし、北京から全コースを飛び直しました。
ムチャクチャ腹が立ちましたが、同じコースを2回飛ぶ機会はめったにありません。そこで2度目の飛行では、久しぶりにオートパイロットの「True Heading」(真方位)モードを使い、磁気方位+ウイングレベラーを使う飛行方法と、航法の誤差の比較をしました。真方位モードでは、針路を小数点以下まで入力できるうえ、磁気方位に換算する際の四捨五入もなくなるため、一段と精度が上がるはずです。
でも実際にやってみると、有意な差はありませんでした。先ほど触れました「ドリフト量の誤差」問題や、或いはFlightGearの地球モデルと実際の(真球ではない)地球との差などに、吸収されてしまうのでしょう。全体として…今の航法のやり方は、正しいと考えて良さそうです。
○
蘭州〜西安間は推測航法を取りやめ、先ほどやりたかった、黄河に沿って遡航するフライトを実現しました。広大な流れを見下ろし、また山岳地帯を蛇行する谷間を抜けてゆく旅では、グランドキャニオンとは味の違う、スケールは大きいが柔和な風景を、存分に楽しむことができました。
この区間の黄河は、東向きに逆行したり、「三日月湖」を形成するような、極端な蛇行はなく。おおむね西を向いて流れているのは幸いでした。
●坂井三郎も見た、これが函谷関?:
西安を過ぎると、黄河本流は北に折れます。ブロンコ改と私は、西へ延びる支流・渭水に沿って飛び続けました。おお、そう言えば。名所「函谷関」は、この近所ではないでしょうか?
往年の零戦エース・坂井三郎さんの「大空のサムライ」には、黄河と渭水の分岐点のすぐ西で、「カルメ焼きを上から見たような醜怪な地形」を目撃する場面があります。「かつて地球が出来たとき」のような、薄気味悪い光景だそうで、どうも巨大な割れ目が無数に切れ込んだ、一種のハゲ山のようですね。坂井さんは航空図で函谷関という地名を読み、箱根山の歌にある「函谷関も、ものならず」の歌詞の元かと納得。「えらい見物をした。飛行機乗りのありがたさだ」と書いています。
FlightGearで、これが見えるなら、ぜひ見たいものです。地図で場所を調べ、三門峡を過ぎたあたりから、渭水の南岸を探しますと、「そう思って見れば、そうも見える」…といった感じの、妙にデコボコした丘陵を発見。あれですかねぇ。
豪州のエアーズロックはよく見えたので、ちょっと期待したのですが。欧米人に有名でない場所は当然、何の加工もしてありませんから、見分けが難しいようです。
現在は、Cドライブに「Google Earth」を入れていないのですが、近いうちに再びインストールして、あれが函谷関だったのかどうか、確認してみたいと思います。
●高原の街、蘭州に着陸:
これ以上、FlightGearがトラブっては困るので、航程の最後は負荷の少なそうな雲の上を、淡々と進みました。
蘭州の空港は、標高6388ftの高原の上。ほぼ理想的な角度で、ダウンウインドレグに接近したのですが…褐色の地面に滑走路が紛れてしまい、いくら近づいても見つかりません。やっと2nm手前で視認して、慌てたはずみに誤って風上側へターンしてしまい、アプローチをやり直す羽目になりました。
2回のアプリ停止をはさんだものの、ともかく蘭州までやってきました。ちょっと西遊記みたいな気分です。
次回は、チベットの大高原などを飛びます。
さて今回は、北京から南下しまして、河南省の鄭州で西へ変針。ほぼ黄河に沿って進み、陝西省・西安(かつての古都・長安。シルクロードの起点)を通過。さらにチベットに近い甘粛省の蘭州まで、全行程900nm近い無着陸飛行を試みます。
この先は、VORがほとんどない地域を飛ぶ予定ですので、今回の長距離移動を利用し、推測航法の訓練をしておきます。
●空港情報データベースを発見:
海外の長距離フライトでは、行く先々の空港情報が必要です。正確な位置やVOR周波数などは、Atlas画面から読めますが、出来れば以下のデータも、一度に手に入れたいものです。
・滑走路の方位と長さ(Atlas画面で測定すると面倒)
・滑走路の標高(Atlasの色分けに頼ると誤差が大)
・空港における磁気偏差(専用HPで調べずに済ませたい)
・テキスト表示の緯度経度。(誤記防止にコピペしたい)
そこでネットを探しましたら、実機のパイロットさんのブログから、以下のような全世界対象のサイトを発見しました。
http://worldaerodata.com/
空港名(横文字)かICAOコードを打ち込みますと、前記データの他に滑走路の勾配、標準時間帯、無線施設、灯火類、給油できる燃料の種類まで分かります。着陸コース図も手に入れば完璧なのですが。さすがに無料公開はされていません。(注:フライトシム用の公開例は、少し古いデータのようです)
…以下にお目に掛けるフライトプランには、このサイトを使って、少し詳しい空港データを入れています。
■大黄河の流域をゆく■(北京〜蘭州)
マップe110n40
e110n30
e100n30
◎北京空港 CAPITAL INTL ZBAA
40°04'48.40"N 116°35'04.40"E 116 feet Var006°W
18R/36L 18L/36R VOR-DME 117.2 5.8 NM 102.8
NDB 380 12.4 NM 169.0(他のVOR 114.70)
▼199.4度
(Mag205度、●補正203度)236nm
★Weixian VOR(115.70)N36.21.50-E114.55.04 Var004.5°W
▼205.4度
(Mag210度、●補正208度)123nm
◎鄭州(チョンチョウ=Xinzheng)ZHCC
34°31'10.82"N 113°50'27.20"E 495feet Var004°W
12/30 VOR-DME 114.5 NDB 256 14.9 NM 167.3
▼269度
(Mag272度、●補正268度)252nm
◎西安(シーアン=Xianyang)VOR 115.30 ZLXY
34°26'49.63"N 108°45'05.73"E 1572 feet Var003°W
05/23 VOR-DME 115.3 NDB 359 14.4 NM 339.5
▼296.3度
(Mag300度、補正292.8度)280nm
◎蘭州(ランチョウ=Lanzhou)ZLLL
36°30'54.87"N 103°37'14.79"E 6388 feet Var002°W
18/36 VOR-DME 114.3 NDB 198 18.9 NM 334.8
総飛行距離:892nm
【注1】空港データの記入順:
空港名とICAOコード、緯度経度、標高、偏差(例:Var006°W=偏西6度)、滑走路方位、VOR周波数など。
【注2】推測航法の針路について:
▼マーク後の針路データは、最初の数字が真方位。カッコ内Magは磁気方位で、出発・到着空港の偏差平均から算出。
簡略化のため、コース前半の鄭州までは風向90度・風速10Ktとし、後半は風向180度・風速15Ktに統一。この数値を、フリーウェアの航法計算ツール「Virtual E-6B」に入れて、風力補正済みコンパス針路(●印)を出しました。
●北京から、広大な農業地帯を鄭州へ:
ほぼ快晴の北京「首都国際空港」。36L滑走路を北へ離陸します。6nm進んで右に標準旋回し、反転して空港VOR上空を通過。針路203度で2倍速に入れ、4000ftをめざします。
ブロンコは残念ながら、オートパイロットの「Heading Bug」(磁気方位モード)が使えませんので、私はコンパスを見て手動旋回し、ウイングレベラーで針路を固定しています。針路を数値入力する「Heading Bug」モードより精度は落ちるはずですが、旋回時はHSIを拡大表示したり、コンパス盤面の機首方位マーク(幅4度)も補助目盛りとして活用するなど、工夫をしています。
さて眼下は、地平線まで農地が広がり、たまに道路と川、小都市が見えます。HSI(コンパス兼VOR指示器)を見ますと、CDI指針(VORのずれを示す針)が、かすかに左にそれています。これを手動操縦で修正。やがて北京のDMEが受信できなくなったので、NAV1を次の中継点・Weixian-VORに切り替えました。
Weixianまで、あと75nmくらいの地点から、CDI指針は逆に右にそれ始めました。そのまま続航し、機体はVOR局の左2.3nmを通過。飛行距離に対する左右誤差は約1%と、かなり優秀でしたが、途中でコースを修正しましたので、あまり参考にはなりません。そこで次の区間は一切、修正なしで飛ぶことにしました。
●VOR電波と機体の経路の差:
旋回してWeixian-VORへ戻り、機体を次の区間針路に合わせておいて、正確にVOR上空を通過。再びコンパスだけを頼りに、第2の中継地・鄭州に向かいます。
208度を維持して、ひたすら南下。VOR針路誤差を示すCDI指針は、今区間でも最初は左へ少し外れ、最後は右に少し外れて行きました。これは一体、どういう現象なのでしょうか…。
色々考えた末、やっと思い当たりました。
私は今、コンパス針路を一定に固定して、長距離を直進しています。これはラームライン(Rhumb line=等角航路、または航程線)と呼ばれる飛行経路で、一般的な「メルカトル図法」の地図に描きますと、直線になります。しかし同じコースを、丸い地球儀の上に書き移しますと、南にわずかに膨らんだ弧を描くはずです。
また逆に。地球儀の上に糸をピンと張り、出発点と目的地を最短距離で結ぶコースを描くとします。ご存じのように、これは大圏コースと呼ばれ、メルカトル図の上に転写しますと、北に膨らんだ弧になります。飛行する際は、針路を連続的に修正する必要があるため、手動操縦には向きませんが、FlightGearのオートパイロット連動GPS航法は、この飛行経路を使っています。
VORの電波は直進するので、大圏コースを飛びます。受信する私はラームラインを飛んでいますから、コースの最初と最後では、それぞれ逆の方向に、VORが針路誤差を示すわけです。
長距離の推測航法をするたびに、原因不明の小さなドリフトを感じたのは、これだったのですね。ニュージーランド飛行以来の、航法の謎が一つ解けました。ばんざぁい(^^)!!
となると推測航法では、このVOR誤差は無視して、算出した針路を信じて飛べばいいわけですね。試しに「ABUNAI航法」で針路を実測しましたが、VORのドリフトとは無関係に、正しい対地針路を維持していることを確認しました。実際、機体はやがて蘭州VORを、1nm未満の誤差でドンピシャリ通過しました。
周防正行監督の、大学お相撲映画「シコ踏んじゃった!」の試合シーンでは、学生たちが「自分の相撲、自分の相撲!」と声援を送りますが、私も好結果に嬉しくなって、思わず
「よっしゃ、自分の航法、自分の航法!」
と呟きながら、西へ…。
●黄河よ!! 黄河よ!!
この蘭州VOR通過の直前、私は黄河を横断しました。これがもう、実に印象的な眺めでした。
360度に広がる大平原を、あっちの地平から、こっちの地平へ、幅2nmくらいある流れが横たわっています。川面には、小さな村が乗ってしまいそうな、大きな中州が、平気で幾つも転がっています。Vキーで機外視点に切り替えて、視野をワイドに引くと、大空に散った断雲が、また素晴らしい眺め。スナップショットを撮るアングルに迷いました(^^)。(アップロード欄にあります)
http://www.jp.flightgear.org/modules/myalbum/photo.php?lid=47&cid=2
この大河をコンパス代わりに使い、低空で西安まで遡上したら、さぞ素晴らしい旅になるでしょう。しかし今回は、航法の精度をしっかり確認しなくてはなりません。残念。
ここで風を変更。風向180度・風速15nmとします。鄭州空港から先は、この風力データを計算機に入れる代りに、ABUNAI航法を使って機上で偏流測定を行い、補正針路を算出する、より自立性の高いナビゲーションに切り替えました。
黄河南方の山岳地帯へ差し掛かります。そろそろ、黄土高原と呼ばれる黄砂のふるさとです。FlightGearでは青い黄河も、実際は黄褐色をしているのでしょうね。高度設定を10000ftに変更し、機体はやがて、薄い雲の層を突き抜けて浮上。平らな雪原のような、幻想的な景色が広がるこの一瞬が、私は好きです。
●FlightGearが異常停止:
標高7000ft近い山岳地帯を抜け、西安を通過。かつて「長安の都」だったところですが、意外に小振りな、谷間の街ですね。これよりシルクロードの始まりです。
西安のVOR通過時は、約4nm誤差が出ました。今日の各航程は途中で偏差が変化していますし、FlightGearが再現する、風によるドリフト量にも若干の誤差があります(2006年8月13日連載分)。従って、先ほどの「誤差ゼロ」は相当、運がいい例だと言えます。
…ここで、思い出すも不愉快なトラブルが。西安の少し先で、どうもパソコンの処理速度が遅くなった、と思いましたら、地形データが途中から消えるエラーが発生。機体が空白地帯に差し掛かったとたん、無情にもFlightGearは終了しました。
この手の症状が出ますと、私の技術ではCドライブの内容を、すっかり書き直すしかありません。数カ月前に保存したイメージファイルをロードし、北京から全コースを飛び直しました。
ムチャクチャ腹が立ちましたが、同じコースを2回飛ぶ機会はめったにありません。そこで2度目の飛行では、久しぶりにオートパイロットの「True Heading」(真方位)モードを使い、磁気方位+ウイングレベラーを使う飛行方法と、航法の誤差の比較をしました。真方位モードでは、針路を小数点以下まで入力できるうえ、磁気方位に換算する際の四捨五入もなくなるため、一段と精度が上がるはずです。
でも実際にやってみると、有意な差はありませんでした。先ほど触れました「ドリフト量の誤差」問題や、或いはFlightGearの地球モデルと実際の(真球ではない)地球との差などに、吸収されてしまうのでしょう。全体として…今の航法のやり方は、正しいと考えて良さそうです。
○
蘭州〜西安間は推測航法を取りやめ、先ほどやりたかった、黄河に沿って遡航するフライトを実現しました。広大な流れを見下ろし、また山岳地帯を蛇行する谷間を抜けてゆく旅では、グランドキャニオンとは味の違う、スケールは大きいが柔和な風景を、存分に楽しむことができました。
この区間の黄河は、東向きに逆行したり、「三日月湖」を形成するような、極端な蛇行はなく。おおむね西を向いて流れているのは幸いでした。
●坂井三郎も見た、これが函谷関?:
西安を過ぎると、黄河本流は北に折れます。ブロンコ改と私は、西へ延びる支流・渭水に沿って飛び続けました。おお、そう言えば。名所「函谷関」は、この近所ではないでしょうか?
往年の零戦エース・坂井三郎さんの「大空のサムライ」には、黄河と渭水の分岐点のすぐ西で、「カルメ焼きを上から見たような醜怪な地形」を目撃する場面があります。「かつて地球が出来たとき」のような、薄気味悪い光景だそうで、どうも巨大な割れ目が無数に切れ込んだ、一種のハゲ山のようですね。坂井さんは航空図で函谷関という地名を読み、箱根山の歌にある「函谷関も、ものならず」の歌詞の元かと納得。「えらい見物をした。飛行機乗りのありがたさだ」と書いています。
FlightGearで、これが見えるなら、ぜひ見たいものです。地図で場所を調べ、三門峡を過ぎたあたりから、渭水の南岸を探しますと、「そう思って見れば、そうも見える」…といった感じの、妙にデコボコした丘陵を発見。あれですかねぇ。
豪州のエアーズロックはよく見えたので、ちょっと期待したのですが。欧米人に有名でない場所は当然、何の加工もしてありませんから、見分けが難しいようです。
現在は、Cドライブに「Google Earth」を入れていないのですが、近いうちに再びインストールして、あれが函谷関だったのかどうか、確認してみたいと思います。
●高原の街、蘭州に着陸:
これ以上、FlightGearがトラブっては困るので、航程の最後は負荷の少なそうな雲の上を、淡々と進みました。
蘭州の空港は、標高6388ftの高原の上。ほぼ理想的な角度で、ダウンウインドレグに接近したのですが…褐色の地面に滑走路が紛れてしまい、いくら近づいても見つかりません。やっと2nm手前で視認して、慌てたはずみに誤って風上側へターンしてしまい、アプローチをやり直す羽目になりました。
2回のアプリ停止をはさんだものの、ともかく蘭州までやってきました。ちょっと西遊記みたいな気分です。
次回は、チベットの大高原などを飛びます。
投票数:17
平均点:6.47
投稿ツリー
-
手探り航法・旅日記
(hide, 2006-1-14 7:08)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ゲスト, 2006-1-16 21:25)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-1-23 13:06)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-1-25 21:41)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-1-28 14:18)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-1-30 9:44)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-3 16:30)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-8 19:39)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-11 7:12)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-14 18:44)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-17 4:40)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ゲスト, 2006-2-17 8:04)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-2-17 21:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(Hit, 2006-2-19 1:02)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-28 5:18)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-5 18:21)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-6 4:18)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-12 14:40)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-13 12:45)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-15 20:47)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-17 19:25)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-29 0:58)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-2 21:39)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-12 12:58)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-14 16:47)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-22 2:56)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-28 21:31)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-3 20:48)
- Re: 手探り航法・旅日記 (hide, 2006-5-4 13:41)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-4 13:43)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-4 13:45)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-13 2:05)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-20 5:03)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-5-21 10:44)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-27 20:46)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-6-3 11:08)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-6-10 4:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-6-24 8:11)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-7-8 17:47)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-7-17 12:57)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-7-23 23:22)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-7-28 5:25)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-8-4 6:31)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-8-13 14:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-8-13 14:57)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-8-22 22:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-9-1 9:02)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-9-9 13:59)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-9-23 13:42)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-10-7 15:13)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-10-26 21:15)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ゲスト, 2006-10-28 21:12)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-10-29 17:50)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ゲスト, 2006-11-1 23:02)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-11-13 19:56)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-11-18 21:00)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-11-20 13:48)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ballon, 2006-11-20 19:29)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-11-28 22:12)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-12-2 22:23)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-12-13 0:06)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-12-13 0:13)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-12-16 17:55)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-12-26 1:18)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-1-6 20:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-1-31 11:03)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-2-4 13:51)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-2-10 15:01)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-2-18 23:20)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-2-27 22:48)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-3-7 14:46)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-3-27 11:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-5-3 0:23)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-5-10 2:48)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-5-18 3:01)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-5-29 19:30)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-6-11 15:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-8-18 0:37)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-8-25 12:05)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-9-2 9:02)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-9-8 13:38)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-9-19 0:31)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-9-26 19:51)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-10-4 10:21)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-10-14 18:15)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-10-26 13:03)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-11-8 20:14)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-11-27 17:14)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-11-27 17:19)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-12-11 16:38)
-
コンコルドのバーチャル・クルーたち
(hide, 2008-1-16 11:07)
-
コンコルドのマニュアル訳(前回の続きです)
(hide, 2008-1-29 1:21)
-
コンコルドで初の超音速飛行
(hide, 2008-2-12 17:45)
-
Re: コンコルドで初の超音速飛行
(hide, 2008-2-13 20:03)
-
ベルリンを経て、仏ツールーズへ
(hide, 2008-3-4 11:21)
-
サンテグジュペリの郵便飛行
(hide, 2008-3-29 2:37)
- 西から陽が昇る時 (hide, 2008-4-11 0:58)
-
サンテグジュペリの郵便飛行
(hide, 2008-3-29 2:37)
-
ベルリンを経て、仏ツールーズへ
(hide, 2008-3-4 11:21)
-
Re: コンコルドで初の超音速飛行
(hide, 2008-2-13 20:03)
-
コンコルドで初の超音速飛行
(hide, 2008-2-12 17:45)
-
コンコルドのマニュアル訳(前回の続きです)
(hide, 2008-1-29 1:21)
-
コンコルドのバーチャル・クルーたち
(hide, 2008-1-16 11:07)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-12-11 16:38)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-11-27 17:19)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-11-27 17:14)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-11-8 20:14)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-10-26 13:03)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-10-14 18:15)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-10-4 10:21)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-9-26 19:51)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-9-19 0:31)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-9-8 13:38)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-9-2 9:02)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-8-25 12:05)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-8-18 0:37)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-6-11 15:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-5-29 19:30)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-5-18 3:01)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-5-10 2:48)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-5-3 0:23)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-3-27 11:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-3-7 14:46)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-2-27 22:48)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-2-18 23:20)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-2-10 15:01)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(kt8000, 2008-4-11 18:59)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(sambar, 2008-4-12 20:13)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(kt8000, 2008-4-13 10:31)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(Tat, 2008-4-14 10:30)
-
新しいブロンコ3種でブラジルを南下
(hide, 2008-5-5 0:39)
- Re: 新しいブロンコ3種でブラジルを南下 (Tat, 2008-5-5 4:18)
-
新しいブロンコ3種でブラジルを南下
(hide, 2008-5-5 0:39)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(Tat, 2008-4-14 10:30)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(kt8000, 2008-4-13 10:31)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(sambar, 2008-4-12 20:13)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-2-4 13:51)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-1-31 11:03)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2007-1-6 20:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-12-26 1:18)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-12-16 17:55)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-12-13 0:13)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-12-13 0:06)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-12-2 22:23)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-11-28 22:12)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ballon, 2006-11-20 19:29)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-11-20 13:48)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-11-18 21:00)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-11-13 19:56)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ゲスト, 2006-11-1 23:02)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-10-29 17:50)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ゲスト, 2006-10-28 21:12)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-10-26 21:15)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-10-7 15:13)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-9-23 13:42)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-9-9 13:59)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-9-1 9:02)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-8-22 22:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-8-13 14:57)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-8-13 14:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-8-4 6:31)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-7-28 5:25)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-7-23 23:22)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-7-17 12:57)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-7-8 17:47)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-6-24 8:11)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-6-10 4:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-6-3 11:08)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-27 20:46)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-5-21 10:44)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-20 5:03)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-13 2:05)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-4 13:45)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-5-3 20:48)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-28 21:31)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-22 2:56)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-14 16:47)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-12 12:58)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-4-2 21:39)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-29 0:58)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-17 19:25)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-15 20:47)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-13 12:45)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-12 14:40)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-6 4:18)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-3-5 18:21)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-28 5:18)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(Hit, 2006-2-19 1:02)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-2-17 21:52)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ゲスト, 2006-2-17 8:04)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-17 4:40)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-14 18:44)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-11 7:12)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-8 19:39)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-2-3 16:30)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-1-30 9:44)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(tetsu, 2006-1-28 14:18)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-1-25 21:41)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(hide, 2006-1-23 13:06)
-
天測航法に挑む(前編)
(hide, 2008-6-14 1:11)
-
天測航法に挑む(後編)
(hide, 2008-6-19 9:28)
- ホンダジェット試乗と大瀑布 (hide, 2008-6-27 21:01)
-
天測航法に挑む(後編)
(hide, 2008-6-19 9:28)
-
Re: 手探り航法・旅日記
(ゲスト, 2006-1-16 21:25)