logo
ホーム •  フォーラム •  日本語wikiトップ •  アカウント情報 •  サイト内検索 •  新規登録
 ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
 メインメニュー
 米国サイト
 オンライン状況
16 人のユーザが現在オンラインです。 (1 人のユーザが フォーラム を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 16

もっと...

Re: 手探り航法・旅日記

このトピックの投稿一覧へ

通常 Re: 手探り航法・旅日記

msg# 1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.2.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
depth:
42
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2006-8-13 14:52
hide  長老 居住地: 兵庫県  投稿数: 629
hideです。
 今回は、この間からお話ししている、「FlightGearは、風による飛行への影響を、正確に再現しているか」という問題を、さらに詰めます。少し地味なお話が続きますが…「FlightGearでは、果たして推測航法が、厳密に成立するのか」というのは、けっこう大問題でもあり。もう1回だけ、詳しく考えてみようと思います。

 いま、私がやってみたいのは、
   「飛行機を全方位で飛ばしてみる。風も全方位に
    わたって変化させ、機体が実際に、どのくらい風に
    流されるか、地表に対する真方位を測定する。
     この測定結果から、風向風速を逆算し、
    実際の風の設定値と比べて、どの程度の誤差が
    あるのか、分析評価する」
 …という作業です。
 これを、多少綿密に試みて。誤差が小さければ無視するし。もし誤差が大きくても、一定の傾向が見えれば、補正の方法も見つかるはずです。

●風の影響のデータを取る:
 あまり膨大な測定は無理ですけれど…いつものセスナC310を使用し、針路は45度ごとの計8方位、風向は30度ごとの12方位、風速はゼロと20Ktの2種類、飛行速度は巡航144Kt1種類とします。
 つまり、こんな具合です…。

 ・針路を0度、45度、90度、135度、180度、225度、
  270度、315度と変化させながら、
 ・そのつど、風向を0度、30度、60度、90度、120度、
  150度、180度、210度、240度、270度、300度と
  変えて、
 ・風速も0Kt、20Ktの2通りに変化させ、
 ・これら全ての場合の、偏流角(流された量)を計る。

 理屈では、針路と風の相対角度を、0〜90度まで変化させるだけで、風の影響は分かりそうです。しかしFlightGearの場合、風による機体の流され方は、風との相対方位だけではなく、実は絶対方位によっても変化します。例えば…北風を受けた場合、針路90度と270度では、流される分量が変わってしまい、東西で対称形にはならない(!!)、ということが分かっています(7月28日付・本連載)。従って、方位の全周にわたる測定が、どうしても必要なのです。

●計測時の飛び方:
 オートパイロットで旋回・直進を行いますが、いったん旋回すると、直進に戻って安定するまでに、2分くらい掛かってしまいます。従って、風向風速を一定にしておいて、8方位をぐるぐる回ったのでは、いくら時間があっても足りません。そこで今回は逆に、針路を一定に保ち、風向風速を次々に切り替えて、全部の組み合わせを試し、その後で針路を1ステップ変更することにしました。シミュレータならではの方法ですね。

●Excelで「HIDEの風見盤」を製作:
 最後に、測定結果の分析方法です。
偏流角から、風向風速を逆算するには、前回ご紹介した「風力三角形」を作図する必要があります。しかし「マイアルバム」にご紹介の「風力三角形作図用紙」は、実際に何度も使ってみますと…かなり作図に手間が掛かりますね。ごめんなさい(^^;)。
 これで大量の分析をするのは正直、大変です。そこでExcelで描けないかと思い。三角関数やグラフの使い方などを、大急ぎで勉強した結果、風力三角形を自動作図するワークシート「HIDEの風見盤」が、取りあえず動くようになりました。
(これを本サイトの「ダウンロード」で公開したいのですが、どうやってアップロードするのか、方法が分かりませんでした。操作画面では、ホームページのURL入力を求められているようですが、私は個人では、ホームページを開設しておりません。画面の画像だけ「マイアルバム」に入れておきますので、興味のある方は、ぜひご覧下さい)

 「HIDEの風見盤」の使い方は…
 ・まず巡航速度を、数値で入力する。
  (作図の基礎となる、速度を示す円を描きます)
 ・現在の機首方位を、数値で入力する。すると針路と速度を
  示す、ベクトルが作図される。
 ・ここで、「Atlas画面法」などを使って、実際に風に流されなが
  ら飛んでいる針路(偏流角を含む真針路)を測定し、その数
  値を入力する。すると対地ベクトルが自動表示される。
 ・いったん進路を変えて、新しい機首方位と真針路の方位を
  入力する。すると第2の対地ベクトルが表示される。
 ・二つの対地ベクトルの交点から、グラフの原点までのベクトル
  が、現在の風を示す。この角度と長さを「斜めものさし」など
  で測定すると、風向風速が分かる。
 …というものです。

 ●注●測定のコツ:
 「斜めものさし Ver.1.13」を精密に使うには、まず「設定」欄から「基準を表示」機能を起動し。画面に現れる茶色い矢印をドラッグして、「HIDEの風見盤」の、速度を示す円に当てて、半径と同じ大きさに調節し。「基準の長さ」欄に、巡航速度と同じ数値を入れてください。これで「斜めものさし」の目盛りが、「HIDEの風見盤」の尺度に一致します。
 「斜めものさし」には、通常の目盛りの他に、ものさしのゼロ点を基準にして、画面上にあるマウスポインタへの角度と距離を、常に測定する機能があります。ものさしのゼロ点を「HIDEの風見盤」のグラフ原点に合わせて、マウスポインタを対地ベクトルの交点に合わせれば、かなり簡単に測定が可能です。
 また「HIDEの風見盤」は、200%程度に拡大表示すると、使いやすくて精度も上がります。しかし現在の機能では、風向と風速の有効数字は、やっと1ケタというところで、小数点以下は使い物になりません。
 本来は風向風速を、いきなり、数値で出すようにしたいのですが。私の実力では、今のところ無理です…(^^;)。

 後は、測定結果を打ち込むワークシートも作って、準備完了。では南シナ海をぐるりと飛んで、実際に風の測定に入ります。


■風を追って…中国・海南島へ■
  (マップデータ:e100n10.tgz
           e110n10.tgz
           e110n20.tgz )

 前回、洋上で迷いながら着いた、西沙諸島Woody Island空港から発進し、風の測定を繰り返しながら飛び回り、終わったら北上。電波航法で、中国南岸の海南島にあるmailan空港(ZJHK)を目指します。超簡略な飛行計画(?)は…こんな感じです。

◎Woody Island空港VH84(N16.50.00-E112.20.42)
  ▼経路は未定(直線なら30.03度214.8nm)
◎mailan空港(ZJHK N19.56.04-E110.27.37)
 (補助目標:18nm 42度にMLT-VOR局 112.70)
 (同     :19nm284度にMYB-VOR局 113.30)
 (同     :126nm217度にSYX-VOR局 112.50)
 (同     :その近くにWL-NDB局 426)

 前回は道に迷った時に、肝心のNDBが受信不能で苦労しましたから、今回は無線局を、たくさん用意しました。

 天候は薄曇り。Woody Island空港を離陸します。
 ここはFlightGearで体験した、施設ワースト1の空港です。VORやNDBはおろか、タワーもATISもなく、吹き流しが立っているだけ。本物の空港は、もっとましでしょうけれども。海の真ん中に、ポツンと浮いた場所柄からみて、ここは小笠原の硫黄島みたいに、哨戒機などが使う軍用飛行場だろうと思います。もう二度と、来る機会はないでしょう…。
 今回は「Atlas画面法」で真針路を測定しますので、海面は見えなくても大丈夫です。燃費のいい7500ftまで上昇し、高度に合わせてエンジンの調整を終え、機首を北に向けて測定開始。方位0度で、風向12方位の計測を終えた後、2倍速に切り替えました。

●長い長い計測飛行:
 …測定には、合計3時間半掛かりました。こんなことは、そう何回も出来ません(笑)。「斜めものさし」で、Atlasの航跡を約100回計っては集計表を埋める作業ですから、とにかく、疲れました(^^;)。

 測定コースは、フィリピンの西まで及ぶ、幅約300nmの巨大な8角形。南シナ海の北半分を、ぐるりと回って戻ってくると。偶然にも、出発点の孤島の南西、わずか4.5nmを通過しました。(狙ったわけではありませんが、下手な航法より正確ですね)
 燃料は、まだ三分の一あるので。そのまま島を起点に航法計算をして、海南島へ。疲労のためかE6-B計算器に、うっかり東経と西経を逆に入れ、一時は香港に機首を向けてしまいました。燃料を浪費しましたが節約に努め、離陸から実時間で約4時間半後、海南島に安着。シミュレーション時間では、約8時間40分におよぶ「長い長い一日」でした。

     ●

 今回は、測定のデータや分析結果をご紹介する関係上、かなりの大長文になりますので、掲載を2回に分けます。

       「集計と分析」編は…このあと、すぐ!!
投票数:11 平均点:4.55

投稿ツリー

  条件検索へ


 検索

高度な検索
 新しい登録ユーザ
yxitigyx 2019-5-24
onakiz 2019-5-24
atewys 2019-5-23
ubyduxuj 2019-5-23
yetozeb 2019-5-23
isijecy 2019-5-23
abovolizu 2019-5-23
quachcao28 2019-5-23
thethao10 2019-5-23
eripe 2019-5-23
 最近の画像(画像付)
空が真っ暗に (2019-5-18)
空が真っ暗に
植生図を使用した富... (2019-4-15)
植生図を使用した富...
春の嵐METAR回復 (2019-2-23)
春の嵐METAR回復
FlightGear 2018.3.2... (2019-2-14)
FlightGear 2018.3.2...
自作9機目 F-4EJ AD... (2018-12-25)
自作9機目 F-4EJ AD...
Powered by XOOPS Cube 2.1© 2001-2006 XOOPS Cube Project
Theme designed by OCEAN-NET