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Re: 手探り航法・旅日記

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通常 Re: 手探り航法・旅日記

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depth:
83
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2007-10-14 18:15
hide  長老 居住地: 兵庫県  投稿数: 629
hideです。
 松山空港発・西回り世界一周の旅を続けます。今回はアラル海南岸の、トルクメニスタンのローカル空港・Muynakから、一気にイラン、イラク、ヨルダン、イスラエル領内を経て、エジプトのカイロ空港まで進出。途中バグダッドで給油します。
 エジプトではFlightGearの世界に、果たしてピラミッドがあるかどうか、ぜひ確かめたいと思います。またスエズ運河がどう表現されているか、なども楽しみです。ではさっそく、フライトプランをお目に掛けましょう。

■アラル海からナイル川へ…中東を駆け抜ける■
・マップデータ:e030n30
        e040n30
        e050n30
        e050n40
・出発時の風向風速
9000ft 50度 5.6kt
6000ft 40度 5.2kt
3000ft 30度 4.7kt
・雲量
5820ft scatterd 厚さ600ft
(以下●印は、磁気偏差と風力を補正したコンパス針路。
 わざわざ印を付けているのは、飛行中間違わないため)

◎Muynak空港(NDB 453)N43.46.00-E59.02.00 偏東6度
     ▼207度462nm●修正200度
★Gorgan VOR(117.60)N36.55.27−E54.22.59 偏東4度
     ▼南へ45nm●修正175度
△アジアハイウェイ
     ▼道路に沿って西へ(259度153nm)
◎テヘラン Mehlabad空港(VOR 115.30)
            N35.41.49-E51.17.01 偏東4度
・ここで天候変更。
9000ft 90度 7.3Kt
6000ft 80度 6.7Kt
3000ft 70度 6.0Kt
19500ft 雲量Cirrus
     ▼247度377nm●修正243度
◎バグダッド空港(VOR 110.60)(1037nm)
            N33.15.38-E44.14.57 偏東4度
     ▼251度295nm●修正247度
★Turail VOR(116.10)N31.41.34-E38.44.07  偏東3度
     ▼278度137nm●修正275.4度
◎アンマン Marka空港(VOR 116.30)
            N32.00.14-E36.03.58 偏東4度
     ▼271度61nm●修正268度
◎テルアビブ Ben Gulion空港(VOR 113.50)
            N32.00.47-E34.52.30 偏東3度
     ▼238度210nm●修正234度
◎カイロ空港(VOR 112.50)N30.09.06-E31.25.26 偏東3度
(総計1740nm)

●オートパイロット設定で、ピッチングを抑える:
 Muynak空港で、エンジンを始動。
 飛行方向に合わせて、南に向かって離陸。やや追い風気味になりますが、微風で滑走路も長いため問題はありません。
 離陸後は、空港無線局の上空に戻る「リバーサル・ディパーチュア」は行わず、HSIを使って正確に、NDB局を起点とするコースに機体を乗せました。ステップ(草原)の上空を10000ftで進むと、乾湖が点在して、迷彩服のような柄の景色が続きます。

 ここは、カスピ海とアラル海の間の、カラクム砂漠です。長丁場ですので3倍速で飛び、時折4倍に上げてみましたが、さすがにピッチングが強く発生します。オートパイロットの高度保持機能で、うまく抑制できないか、あれこれ試しました。

 ごく一般的に使われる、「Altitude Hold」(高度一定モード)の代りに、「Pitch Hold」(迎角一定モード)を試したところ、ピッチングは劇的に収まりましたが、徐々に高度が下がることが分かりました。次に「Vertical Speed」(上昇・降下率一定モード)を、上昇率ゼロの設定で使いますと、同様に大きな安定効果がありました。ただし、やはり徐々に高度が下がりますので、上昇率をゼロではなく、少しプラスに設定するのがコツです。高度約10000ftでは約35ft/min、高度3000ftでは約25ft/minに設定すると、概ね水平飛行になることが分かりました。精密な高度保持は難しいですが、5〜6倍速に上げても、極めて安定して直進しますので、急ぎ旅には使えるテクニックだと思います。

●アジアハイウェーに沿って、テヘランへ:
 イラン国境を越えてGorgan VORを過ぎ、標高約10000ftのエルブールズ山脈を横断した後、私は眼下の平野に目を凝らし、インド方面からテヘランに向けて、東西に走っているはずのアジアハイウェー「AH-1」ルートを探しました。(この道は、実は東京が起点で、福岡までの日本国内区間も含まれていることを、今回初めて知りました。ロマンチックですね)
 間もなく見つかった、茶色い道路を目印に、しばらく西に向かいます。フライトプランに「道路に沿って西へ」という、へんな記述があったのは、このことです。途中からVOR針路に戻って山を越えましたが、広大な褐色の高原地帯を、どこまでも伸びる旧シルクロードに沿って飛ぶのは、楽しい気晴らしになりました。

 …こんな山奥に、首都があるのかな? と思っていますと、すっと山地が切れて盆地が広がり、緑地帯を伴うテヘランの大市街が出現。ど真ん中に複数の空港があって、便利そうですが、騒音は大変でしょうね。
 ここで一度セーブして後日、上空から飛行を再開しました。

     ○

 再ロード後は、なぜか天候が少し変わっていまして、航法計算をやり直した後、バグダッドへ向かう長い航程が始まります。
 標高3800ftのテヘランから、コースは間もなく、関東平野のように広く平らな、標高約5000ftの高原に差し掛かりました。高度8000で飛び続け、先ほどのアジアハイウェーと再会。道路は右に左に私の針路と交差しながら、前方へ伸びて行きます。

 アジアハイウェーは8本の主要幹線を持ち、海も越えて計32カ国を通っていますが、昔のシルクロードもまた、ユーラシア大陸の南北に、たくさんの経路を持っていました。始点と終点は、たぶん中国の西安(古都・長安)からイスタンブールまで、とするのが一般的でしょうが、インド洋の海路も含めたり、「大西洋と黄海を結ぶ道」という表現があって、諸説様々です。
 もちろん…マルコポーロのように、個人で全行程を踏破した人は少なく、ほとんどの隊商は、現在のトラック便や鉄道のように、決まった区間を往復して交易をしていたのでしょうが。シミュレータとは言え、どこまでも伸びる道を追って飛んでいると、小さな人間が切り開いた大きな旅路に、ちょっと感動を覚えます。

★ここで、クイズです★(^^)/
 人類が達成した、もっとも大規模な旅行は?(ヒント:地上の旅です。出発地と到着地、交通手段、大ざっぱな距離と所要時間を考えてください。正解はこの書き込みの末尾にあります)

●バグダッドで給油、イスラエルに向かう:
 高原を飛んでいる間に、VORをバグダッドの周波数に切り替えましたが、なぜか指針は南(左手)を指しています。これは、正面に来ないといけないのですが…悩んだ末、周波数を誤記したらしいと分かって、推測航法に切り替えて続航。やがて、華麗に蛇行するチグリス川に彩られた、バグダッドが視界に入りました。

 航空自衛隊C-130のイラク派遣隊は、武装勢力の携帯式ミサイルを避けるため、着陸時は空港上空で螺旋降下し、一気にファイナル・アプローチに入るそうですね。私もこの「ランダム・スティープ・アプローチ」を使って、バグダッドに降りてみたかったのですが、開始高度とか旋回法とか、詳細は分かりませんでした。
 やむを得ず、7000ftから自己流の急降下で滑走路末端を狙い、一気に引き起こしてタッチダウン。毎度ながらブロンコの、プロペラを利用したエアブレーキは、まことに重宝です。

     ○

 給油後すぐに離陸して、ユーフラテス川を越え、高度3000ftで西へ。眼下は緑に覆われた、標高約1000ftの、真っ平らな大地が続きます。イラクというと、砂漠ばかりのような印象を持っていましたが、大間違いでした。以後、この大地は茶色くなったり緑に戻ったりしながらヨルダンへ伸び、次第に標高を上げました。どこまでも平らですので、大地がせり上がったという実感はなく、いつの間にか地表が500ft近くまで迫って、ドキリとしました。

 そろそろイラクから、ヨルダン領に入ったころで、地理的にはシリア砂漠と呼ばれます。かつてイスラエル空軍のF16編隊が、イラクの核開発を阻止するため、2000Lbs爆弾を2発ずつ積んで、バグダッド郊外の原子炉を奇襲攻撃しようと、超低空で進撃したのは、この辺りでしょうか。
 ようやく砂漠らしい砂地が広がり、間もなくヨルダンの首都・アンマンです。ここで変針し、再び山地を越えながら「イスラエル領に入ったな」と思い、2倍速のまま前方を見ていますと、間もなく西海岸にある、首都テルアビブのベングリオン国際空港が視界に入って来ました。えっ、もうイスラエルを横断したの!?

 確かに細長い国ですが、これほど東西に狭いとは思いませんでした。かつて中東戦争を生き延びた、イスラエル空軍の戦闘機パイロットが「基地を離陸後、すぐ交戦することも珍しくない」と書いていましたが、確かにそうだろうと思います。
 このベングリオン空港は、3本の滑走路を正三角形に組み合わせた、いかにも「どんな風向でも、どっち向きにでも使えるぞ」というレイアウトで、極めて使いやすそうでした。民間ハブ空港としては、面積の割に発着効率が悪そうですが、軍用機が併用する場合は、この方がいいのでしょう。フライトシムでも、ホームベースに使うと便利でしょうね。

●青い地中海、青いナイル:
 空港上空でカイロに機首を向け、テルアビブ市街地を後にすると、間もなく海岸です。サーモンピンクの砂を、くっきり断ち切って広がる、青い地中海に目を奪われました。やっと中東が終わろうとしています。私は勇躍、海上に飛び出しました。

 …100nm近く飛ぶと洋上に、細いヒモのような地形が浮かんでいました。目を凝らすと、陸から張り出した、長い砂洲と判明。この内側はバルダウィル湖というのだそうです。陸側の湖岸は、多数の小島を伴う砂漠で、非常に美しい風景でした。
 間もなくシナイ半島に上陸、ここはもうエジプト領です。前方の砂漠を右から左へ走る、定規で引いたような、青い直線が見えてきました。これがスエズ運河で、私は頭の中で、映画「アラビアのロレンス」のテーマ曲を、(かなりの音量で)演奏しながら高度を下げて接近しました。
 近づいてみると、運河の両岸には複数の道路や鉄道が走り、いかにも交通の大動脈。幅160キロの砂漠を南北に断ち切って、紅海と地中海を結んだわけですが、19世紀によくこんな、大きなものを掘ったものですね。150万人が建設に従事し、コレラなどで12万人が死ぬという、かなり悲惨な工事だったようです。

 荒野を飛び続けてゆくと突然、長い滑走路をZ字型に配置した、カイロ国際空港が目に飛び込みました。非常に立派です。
 その向こうに広がる、大きな市街地を越えると、悠々とナイル川が流れていました。砂漠ばかり眺めたので、青い川面が目に心地よく、そのまま下流へ観光飛行。これで今回のフライトでは、中国の黄河以来、いわゆる「四大文明発祥の地」にまつわる大河4本を、すべて渡ったことになります。

●ペチャンコながら、あれは確かにピラミッド:
 カイロ空港に降りて燃費を記録した後、ピラミッドを探しに行きました。Google Earthで緯度経度を確認し、ざっと方位・距離を出してから離陸します。
 ギザのピラミッドはクフ王を先頭に、カフラ王、メンカウラー王の順に、北東から南西へ1列に並んでいて、北東2基は1辺230〜215m、南西の1基は1辺105mです。FlightGearの地形解像度を何とか上回るので、何かは見えるはず…ピラミッド型でなくても、丘でもコブでもいいから見えて欲しい、と願っていました。

 空港からナイルを渡って16nm。緑の大地が広がるなか、周囲を見回すと、2nmほど南に褐色の土地が広がっていて、そこに少々平べったいが三角っぽい、怪しい丘がありました。
 駆けつけると、丘は二つありまして、中心付近の緯度経度はN29.58.34-E31-07.52。衛星写真で確認したピラミッドの位置とは、南に約0.5nmずれています。しかし、そばの市街地との位置関係はぴったりで、ほかに周囲に高いものはありません。
    どうやら、これですね…ドキドキしてきました。
 詳しく観察すると、一つの丘はかなり扁平ですが、どの角度から見ても一応ピラミッド型で、位置関係から北東側の、クフ王のピラミッドと思われます。もう一つの丘は細長く、南西側が低くなっています。これは3基のピラミッドのうち、中央1基と南西の小型の1基が、一つの丘として画像処理されたのでしょう。という次第で、無論3Dオブジェクトではありませんが、FlightGearにも一応ピラミッドが存在することが、確認できたと思います。

 ★クイズの答★:人類発祥の地・タンザニアから、氷河期にベーリング海峡を渡り、南米パタゴニアに到った探検・植民旅行「グレート・ジャーニー」。距離は約5万キロ、交通手段は徒歩、所要時間は約1万年。あなたも私も、この探検の約半分を成し遂げた隊員の、名誉ある子孫…というわけですね。
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