FrontPage > フライトデータの記録と再生
- インスタントリプレイ
- 現在のフライトを簡単かつ非常に滑らかにリプレイする機能
- fgtape形式での保存・再生
- 現在のフライトを専用形式で簡単に保存・リプレイする機能
- playback
- フライトデータをファイルに記録、再生するためのプロトコル
- エンジンの動作状態を記録しないため、エンジン音は再生不可
- playbackEx (別ページ)
- フライトデータをファイルに記録、再生するためのプロトコル
- FlightGear JP による playback の機能拡張版
- エンジンの動作状態を記録するため、エンジン音も再生可能
- FlightGear JP の
JPオリジナルダウンロード内「フライトログカテゴリ」で、ユーザが作成したフライトデータを共有可能。
インスタントリプレイ †
メモリに記憶されている現在のフライトをリプレイします。
非常に滑らかなリプレイを簡単に楽しむことが出来ます。
FlightGear2.4.0以前 †
リプレイ方法 †
一部の機体では初期状態でリプレイが出来ない設定になっている場合があります。
メニューバーの [View] > [Instant Replay] でダイアログボックスを確認し、
「Disable replay」のチェックが入っている場合は、
フライトする前にチェックをはずして Cancel をクリックしてください。
- FlightGearを起動します。
- いつものように離陸し、フライトを楽しみます。
- フライトしている状態のまま(ポーズや終了をせずに)[View] > [Instant Replay] でダイアログを表示し、下記の項目を設定します。
- Duration: リプレイ時間(秒)
- 90を入力すると、90秒前から現在までのフライトをリプレイします(デフォルト)。
- 0を入力すると、メモリに記憶されている全フライトをリプレイします。
- View: 視点の選択
- 0 - Cockpit view (デフォルト)
- 1 - Chase view
- 4 - Tower view
- Replayボタンをクリックすると、リプレイが始まります。
- 通常の飛行中と同様にvキー/Vキーで視点をトグルできます。
- Ctrl-vキーで Cockpit view に戻ります。
- 最後まで再生が終わると自動的にリプレイを繰り返します。
メニューをたどらずに、rキーでリプレイを実行することも出来ます。
フライト復帰 †
- pキー(ポーズ)を2回押します
- 1回目でリプレイが終了しポーズ状態になります。
- 2回目でポーズが解除され、リプレイ実行直前のフライト状態でフライトが再開されます。
FlightGear 2.6.0以降 †
リプレイ方法 †
- フライトしている状態のまま(ポーズや終了をせずに)[View] > [Instant Replay] でダイアログを表示してください。直ちにリプレイが始まります。
- 'p'キーを押すか、ポーズボタンをクリックするとポーズ/ポーズ解除します。
- 左右キー、もしくは'<<','>>'ボタン、あるいはスライダーをマウスでドラッグすると再生箇所を選択できます。
- 上下キー、あるいは'+','-'ボタンで再生速度を変更できます。
- 'Loop'にチェックを入れると、ループ再生をすることができます。その隣のボックスでループ時間を設定します。
リプレイを止める方法 †
- 'Esc'キーを押すか、End Replayボタンを押すと、リプレイを止め、リプレイ再生開始直前の状態に復帰します。
- また、My Controls! ボタンを任意のタイミングで押すと、その時点から操縦を再開することができます。
参考 †
fgtape形式での保存・再生 †
fgtape形式での保存 †
- FlightGearを起動します。
- いつものように離陸し、フライトを楽しみます。
- フライトしている状態のまま(ポーズや終了をせずに)[File] > [Save Flight Recorder Tape] でダイアログを表示し、下記の項目を設定します。
- Tape Directory : 保存先フォルダを指定します。
- Author/Pilot : (友人等への配布等のために)あなたの名前を記入します。
- Description : 概要を記入します。
- 記録する場合は[Save]、やっぱりやめる場合は[Cancel]をクリックしてください。
fgtape形式での再生 †
- FlightGearを起動します。
- [File] > [Load Flight Recorder Tape] でダイアログを表示し、以下の項目を指定します。
- Tape Directory : 読み込みたいファイルがあるフォルダを指定します。
- Hide Mismatching Tapes : チェックを入れると、他の航空機を使用して記録されたデータを表示しません。
- Selected Tape : 再生したいファイルを指定します・
- そして、以下の項目を確認してください。
- Author/Pilot : データ作者/パイロットの名前です。
- Aircraft : 使用した機体です。
- Aircraft Version : 機体のバージョンです。
- Airport (nearby) : もっとも近い空港です。
- Tape Duration : ファイルの記録時間です。
- FG Version (recorder) : このデータを作成したFGのバージョンです。
- Description : 概要を記入します。
- 読み込ませたいデータなら[Load]、そうでないならファイル指定をやり直すか、[Cancel]でキャンセルしてください。
playbackプロトコル †
$FG_ROOT/protocol/playback.xmlに定義されたプロトコルを使い、フライトデータをファイルに記録、再生します。
- エンジンの動作パラメータなどは記録しないため、再生時にエンジン音は出ません。
- 再生時の位置精度がやや粗く(約1m)、特に滑走路上でカクカクとした動きになります。
- 注意: FlightGear v1.0.0 には、機外視点で再生すると画面が激しく振動するバグがあります。
記録 †
- FlightGearウィザード (FlightGear Launcher, fgrun)を使用する場合
Advanced... ボタンから下記の項目を設定します。
- Input/Output
- Protocol: generic
- Medium: file
- Direction: out
- Hz: 20
- File: flight.out
- Generic: playback
- コマンドラインオプションを使用する場合
--generic=file,out,20,flight.out,playback
- このオプションは、playbackプロトコルを使って20Hz(毎秒20回)で
FDM(flight dynamics model)を記録し、flight.outファイルに書き込むことを意味しています。
- 注意点
- 設定周波数が高すぎると、記録処理が間に合わなくなる場合があります。
- 動作環境により、設定周波数を調整する必要が生じる可能性があります。
再生 †
- FlightGearウィザード (FlightGear Launcher, fgrun)を使用する場合
Advanced... ボタンから下記の項目を設定します。
- Flight Model
- FDM: external (デフォルト値はjsb(JSBSim))
- Input/Output
- Protocol: generic
- Medium: file
- Direction: in
- Hz: 20
- File: flight.out
- Generic: playback
- コマンドラインオプションを使用する場合
--generic=file,in,20,flight.out,playback
--fdm=external
- このオプションは、playbackプロトコルを使って記録されたflight.outファイルを読み込み、
20Hzで再生することを意味しています。
- 注意点
- 周波数が高すぎると、再生処理が間に合わなくなる場合があります。
- 本来は記録時と同じ周波数を設定すべきですが、windows環境においては、
記録時の2倍の周波数を設定しないと正常に再生しません
(FlightGear 0.9.10 for Winで確認)。
参考 †
作業メモ
- 新規作成。2007/05/26 toshi
- forumのURL変更に伴い、リンク先を修正。2007/06/11 toshi
- リンク先を新サーバに変更。2008/07/12 toshi
- 2.10.0以降(fgtape形式での記録・再生)を追加 2013/09/20 sambar