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TerraSync を使ったシーナリーの自動取得

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2009-1-11 16:31 | 最終変更
toshi  長老   投稿数: 1540
Windows版 FlightGear 1.9.0 に新たに加わった TerraSync を試してみました。
多分、Mac版でも TerraSync を使えるようになっていると思います。

【効用】
- 現在位置のシーナリーを自動的に取得してくれる
--> これまでのようにシーナリーファイルを個別にダウンロードする必要が無い
- 最新の(公式リリース前の) シーナリーデータに自動的に更新してくれる
--> 例えば Scenery 1.0.1 には含まれていない 東京都庁舎 などを楽しむ事が出来る。

【注意点】
- FlightGear を実行する前に TerraSync を起動しておく
- TerraSync は初めて取得する地域のデータをダウンロードするのに5分程度かかるため、TerraSync によるダウンロードが終わってから FlightGear を再起動しないと反映されない場合がある
- 共有モデル (SharedModels.tgz) は今のところ更新されないため、コンソール画面にエラーメッセージが表示される場合がある
- インターネットに接続している環境でないと、当然ながらシーナリーを取得できない

以下、Windowsユーザ向けに TerraSync の使用方法を解説します。
インストール時の設定や OS により多少異なる部分があるはずですが、適当に読み替えてください。

1. Windows の [スタート] メニューから、[すべてのプログラム] > [FlightGear v1.9.0] > [Tools] > [TerraSync] をクリックして TerraSync.exe を起動
- 以下のような起動オプションがあらかじめ設定されています
"C:\Program Files\FlightGear\bin\Win32\terrasync.exe" -S -p 5505 -d "C:\Program Files\FlightGear\terrasync"

2. FlightGear Wizard (fgrun) を起動

2.1 [Prev] ボタンで最初の画面に行き、FG_SCENERY の [▲][▼]ボタンで FlightGear/terrasync フォルダが一番上に来る (最優先になる) ように順番を変更
- これをしないと、FlightGear/Scenery などに手動でダウンロードしたシーナリーが優先される

2.2 最後の画面に行き、[TerraSync] にチェックしてから [Run] ボタンで FlightGear を起動

おおまかには以上です。

国内のシーナリーデータをインストール済みの状態で上記の設定を行い、例えば RJTT で起動して新宿上空に飛んでみると、最初は東京都庁舎が現れていないことでしょう。
しかし、しばらくしてから FlightGear を一旦終了して、再度 FlightGear Wizard の [Run] ボタンで FlightGear を起動すると、今度は東京都庁舎を見る事が出来るはずです。

また、FlightGear Wizard の空港リストに掲載されていない地域のデータを TerraSync で取得するには、まず適当な空港から FlightGear を起動した後、FlightGear のメニューバーから [Location] > [Select Airport from List] で例えばパリのシャルルドゴール (LFPG) を選択して [Apply] を押します。
恐らく 「海上」 に移動しますが、TerraSync のコンソール画面にはシーナリーデータを取得している様子が表示されます。
取得が終わったら、FlightGear を終了し、FlightGear Wizard の空港リスト で [Reflesh] ボタンを押してから LFPG を選択して起動すると、今度はちゃんと陸上に移動できます。

(関連情報)
FlightGearマニュアル
- 2.1.3 飛行中にシーナリーを取得する

英語フォーラム
- Maintain your local Scenery via TerraSync
投票数:32 平均点:4.06
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009-3-20 0:17 | 最終変更
toshi  長老   投稿数: 1540
このトピックでお伝えするのを忘れていましたが、Windows版FlightGear 1.9.1では、TerraSyncの起動手順が1.9.0よりも簡単になり、TerraSync.exe を手動で起動する必要はなくなりました。

FlightGear 1.9.1 リリース」 に書いた記事の一部をそのまま貼り付けておきます。

o 起動ウィザード (fgrun) が 1.5.1 になった
- TerraSync を fgrun から起動できるようになった
-- 一番前の画面の「FG_SCENERY:」で「TerraSync directory」を設定
--- デフォルトは0: TerraSync を使用しない
--- TerraSync 用のシーナリーフォルダが3行目なら 3 を設定
-- 最後の画面で「TerraSync」にチェック

p.s.
次期バージョンのfgrunでは、fgrunから未インストールの空港を指定する事が出来るようになるらしいです。
あるいは現行の開発版fgrun (SVN) は、既にそうなっていると思いますが、未確認です。
投票数:17 平均点:7.06
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009-3-27 2:11
MiYABi  常連 居住地: 羽田の近く  投稿数: 10
Mac OS X版 1.9.1のGUI(app)による起動について補足です。

「風景の自動ダウンロード」にチェックが入っていれば、DLはされるのですが、
toshiさんご紹介の手順、2.1に相当するメニューが見当たりません。。
そこで、参照シーナリーフォルダだけはコマンドラインオプションで渡してやる必要があります。

--fg-scenery=/Applications/FlightGear.app/Contents/Resources/data/Scenery-TerraSync:/Applications/FlightGear.app/Contents/Resources/data/Scenery

(上記はアプリケーションフォルダにappファイルを設置した場合)

コマンドラインでの指定の場合は、こんな感じかと思いますが、書式に誤りがあればご教示ください。。
#2つの区切りがセミコロンかもしれない
投票数:7 平均点:4.29

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