HeadTracking!

過去のFlightGear Newsletterを読み返していたら、「WebCameraで顔の動きを追尾して視点変更を行う」という記事があったので試してみました。
2010年5月のFlightGear Newsletter
FaceTrackNoIRに関する詳細記事

感想ですが、「顔の動きからワンテンポ遅れて視点が動く」「不用意に頭を動かすと視点が勝手に動く」のが気になりました。
※WebCamのフレームレート、解像度に大きな影響を受けると思いますが、今回は手元に転がっていた物を使用してます。

テスト環境:
OS:WindowsVista Ultimate SP2 x64版
CPU:Phenom 9350e
メモリ:6GB DDR2
GPU:nVidia GeForce GTS 250
FlightGearのバージョン:2.0.0
WebCam:エレコム UCAM-DLM130HWH

使用方法:
1:FaceTrackNoIRをインストールする。これ自体は普通にインストールできます。
2:FaceTrackNoIRをインストールしたディレクトリ(例:C:\Program Files (x86)\Abbequerque Inc\FaceTrackNoIR\)の中のClientFiles\FlightGearを開く
3:その中の「Nasal」フォルダと「Protocol」フォルダをそのまま$FG_ROOT(例:C:\Program Files (x86)\FlightGear\data)にコピーする
4:FGRunの3番目の画面で「Advanced」を押す
5:出てきたウインドウの「General」→Configに以下の項目を追加
C:/Program Files (x86)/FlightGear/data/Nasal/headtracker.xml (FG_ROOTの場所が違う場合はディレクトリ名を修正してください)
6:「Input/Output」を開いて、以下の2項目を追加
--generic=socket,in,25,localhost,5550,udp,headtracker
--generic=socket,out,10,localhost,5551,udp,headtracker

今回は試していませんが、FaceTrackNoIRに含まれている文書には「Linux向けHeadTrackerを作った、Melchior Franzの助けを借りた」と記載されてましたので、また後日LinuxでもHeadTrackingを試そうと思います。