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RIGHT:原文 FlightGear wiki - Troubleshooting Problems 2008/07/08 22:19
RIGHT:原文 FlightGear wiki - Troubleshooting Problems 2008/07/20 16:04版
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このドキュメントは http://wiki.flightgear.org/flightgear_wiki/index.php?title=Troubleshooting_Problemsの日本語訳です・・・が、不必要に冗長にならないように若干の変更を行っています。

このドキュメントは http://wiki.flightgear.org/Troubleshooting_Problems&oldid=6204 の日本語訳です・・・が、不必要に冗長にならないように若干の変更を行っています。
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*トラブルシューティング [#n8e5663d]
**はじめに [#nb679f5b]
こんにちわ、あなたがこのページを参照していると言う事は、FlightGearの動作に何か問題が起きているからでしょう。このページはあなたが直面している問題を解決するのを助けるためにあります。
こんにちは、あなたがこのページを参照していると言う事は、FlightGearの動作に何か問題が起きているからでしょう。このページはあなたが直面している問題を解決するのを助けるためにあります。

他の人々がFlightGearの問題かそうでないか整理できるように、あなたの動作環境と発生した問題についての情報を提供する必要があることを理解してください。これは私たちが、あなたのコンピュータに近づく事ができず、そのため「何が起きているか/起こったか」を考える事が出来ないからです。なので、あなたは私たちの目と耳である必要があります。また、関連性の低い別の現象を混入させないようにするのも重要です。

たとえ、私たちが求めている情報が問題を修正するために必要でなかったとしても、トラブルシューティングを物凄く簡略化し短くする事が出来ます。例えば、私たちが確信している問題の原因を取り除くことです。それで、可能なら私たちの求めに応じるようにしてください。もし、それが分りづらかったり、情報を得る方法を知らないなら、それを無視するのではなく、明確化を要求してください。

**適切な問題の報告をするために [#ha69dbe6]
一般的には、あなたは問題の報告/要求をするときは以下の情報を提供するよう心がけてください。~
(ただし、不必要に長くならないように、この中から必要そうな情報を選んで報告するべきでしょう)

-OpenGLに関連する事
--NVIDIA/ATI以外のグラフィックボードかどうか(例:Intel)
--現在のシステム構成で、ハードウェアアクセレレーションを使用している他のOpenGL(DirextXではありません)を実行できますか?
--これ以前に、他のOpenGLソフトウェアを現在のシステム上で動かしているか
--Unixの場合、glxgears、glxinfoでの出力結果

-一般的ハードウェア情報
--CPU
--RAM
--サウンドカード
--グラフィックカード及び製造元、形式/モデル
(オンボードの場合に、「オンボード」とだけ書かれる事が良くありますが、これでは答える側もどんなチップなのか分りません。その場合は、代わりにチップセット名を書くようにしてください)

-ソフトウェアに関して
--OS(バージョン、カーネル、サービスパックなども)
--FlightGear以外に動いているプログラム(例:アンチウイルスソフト)
--関連のあるドライバのバージョン(グラフィック、サウンド、入力デバイス)

-入力デバイス
--キーボード(言語/キー配列)
--マウス
--ジョイスティック(ヨーク、ペダルを含む)

-FlightGear関連の情報
基本的な情報
--FlightGearのバージョンおよび入手経路(URL、雑誌の付録など)
--入手したファイルの形式(ソースコードor実行ファイル/インストーラ)
--自身でソースからビルドした場合、ビルドに使用したコンパイラ、フラグ等の情報
--FlightGearのインストール先
--FlightGearの起動方法(GUIランチャーか、シェル/コンソールからか。Mac限定ですが、FlightGear Alternativeを使用した場合、その点も明記してください)
--GUIランチャーから起動した場合、コンソールに出ている出力
--起動時のパラメータ(訳注:GUIランチャーなら「Show command line」にチェックを入れ、出てきたコマンドライン)
--ランタイムの設定
--出てきたコンソールの(warningとerrorの)メッセージ。
--同じコンピュータ/OSで以前に実行することが出来たFlightGearのバージョン
--FlightGearがデフォルト設定で適切に動いているかどうか~

-サウンドに関する問題
--使用しているサウンドカードの製造元/モデル
--ドライバのバージョン
--他のアプリケーション(例:Windows Media Player、Quicktime、xmms)で音が鳴るかどうか
--サウンドの設定(サウンドカードを有効にして、適切な音量に設定する必要があります)
--Linux下では、他のOpenALプログラムが使用できるか
--他にオーディオを使用する別のソフトを起動していないか

-飛行中の問題
飛行中に問題が発生したなら、現在のフライトをセーブしてください。そしてそれを更に調査できるようにしてください。(例えば、フォーラムやメーリングリストへ投稿してください。)
また、シーナリー関連の問題(つまり、風景が見えない)に直面しているなら、以下の情報を提供するようにしてください。
--FlightGearのデフォルトのKSFOで正常に動くかどうか
--コックピットビューから風景が見えるかどうか
--コックピット以外の視点から風景が見えるかどうか(例:outside view。vキーやVキーを押して、全ての視点を順番に見てください)
--使用した時刻の設定と、この設定を変更してどんな効果があったか
--どのような天候・環境の設定にしているか(雲、視程)
--その地域のシーナリーをどこからダウンロードしたか。また、そのサイズorMD5チェックサムの値
--使用した解凍ソフトは何か。警告、エラーがあった場合、どんなメッセージが出たか。
--which areas/airports specifically are causing trouble, and what you are (not) seeing (i.e. terrain/water?) 
--シーナリーをどうやってインストールしたか、またそれが適切に行われたか。
--FlightGearのベースパッケージ(dataフォルダ)はどこにあるか(例:C\Program Files\FlightGear\data)
--そのベースパッケージの中のファイルを変更したか。また、変更点を元に戻しても同じ問題が発生するか。
--ユーザー特有のFlightGearの変更(%APPDATA%\flightgear.org内への変更)をしたか。もしそうなら、それを削除/名前の変更を行っても同じ問題が起きるか
--FG_ROOT, FG_SCENERYのオプションを使用しているなら、そのディレクトリにある物。
--$FG_ROOT/Terrain フォルダ以下にある物
--空港のICAOコードと滑走路、およびプロパティブラウザから検索した、実際の経度/緯度: /sim/position/longitude-deg と /sim/position/latitude-deg の値
--プロパティブラウザの/sim/rendering/draw-otw の値(本当に必要なら)
--その状況を写したスクリーンショット

-入力機器の問題
入力ハードウェアに依存している問題なら、これらの追加情報の提供をお願いします。

--その問題の本質
--whether the symptoms appear to be in any way specific to the aircraft you are using
--FlightGearを動かそうとしたPCのハードウェア構成
--そのハードウェアが他のアプリケーションで同じOSの下で働いているか。(例:ジョイスティックの入力テストソフトで、ジョイスティックを正常に動かせるか)
--その機器をどのように接続しているか(特に、ゲームポートを使用している場合)
--他の入力機器はどんなものが接続されているか。
--接続されている入力機器の全て、あるいは一つだけ取り外したときに症状がでるかどうか
TODO: 私たちは、これらの問題をここへまとめて後で直接解決法を提供さえできるように
フォーラムを評価する必要があります。そして、どの問題が多かったかを決めるために2-3カ月に頻繁に投稿された物を報告しました。(FreeGLUT, テクスチャのレンダリング、3D Clouds、キャリブレートされていない入力機器等)


-セグメンテーション違反に対するトラブルシューティング
FlightGearを起動している間にセグメンテーション違反が起きるなら、これらの追加情報(デフォルト設定とコンフィグを使用する)を提供するようにしてください。
--完全なOSGデバッグ情報(環境変数 OSG_NOTIFY_LEVEL=debug を設定?(翻訳自信なし))
--full fgfs startup info using --log-level=bulk 
--FlightGearの起動オプションに --log-level=bulk をつけて起動して、そのメッセージ
--gdbデバッガで得られたバックトレース(原文では「backtrace obtained via gdb」)
--straceで得られたシステムコールの跡(訳注:straceというのは、システムコールの実行状況を表示させるデバッグ用コマンドです。)

これらの情報は、問題が本当にFlightGear(または、FlightGearが依存しているライブラリなど)によって引き起こされているか、あるいは個々のシステム特有の問題かを判断するのに役に立つでしょう。


**解決方法 [#df3b6593]
***OpenGL対応グラフィックボードを使用しているのに、フレームレートが遅い [#xa6f3514]
***OpenGL対応グラフィックボードを使用しているのに、フレームレートが遅い[#xa6f3514]
--A)あなたが持っているグラフィックボードが、完全にOpenGLのサポートをしていて、FlightGearの動作が遅いなら、その問題に対する少々ややこしい修正があるかも知れません。~
まずは、デスクトップの色深度を下げてみてください。(例:32ビット→24ビット)~

&aname(ForceSW);
--B)グラフィックボードがソフトウェア的に(擬似的に)OpenGLをサポートしているか見分ける
まず、infoモードでログが取得できるよう、FlightGear launcher(fgrun.exe)の、3つ目のウインドウで"advanced"ボタンを押し、"debugging"タブを選択して、"log level"を"info"に設定してから、OKボタンをクリックしてから、起動してください。~
FlightGearが起動したとき、おそらくこのようなメッセージがコンソールに表示されます。(訳注:このメッセージは訳者の環境でのメッセージです。)~
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>Logging priority is debug
>Finished command line arguments
>Initializing splash screen
>ASUS X1950 Series
>Max texture size = 4096
>Depth buffer bits = 24
>Loading Airport Database ...
>Data file version = 810
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''警告!''"ForceSW"や"Software Emulation"等と表示されている場合、それはハードウェアでOpenGLをサポートしないか、適切にドライバがインストールされていません
もし、ソフトウェア的にOpenGLをサポートしている場合、グラフィックの処理までCPUで賄うことになります。
(訳者注: [[訳)動作環境]]も参照してください。)

***Nvidiaのチップを使用したボードで、フレームレートが遅い [#fa3e0aaa]
--A)[[グラフィックボードがソフトウェア的に(擬似的に)OpenGLをサポートしているか見分ける>#ForceSW]]

--B)Windows2000/XPでこの問題が起きている場合
(翻訳中です)

***ATiのグラフィックボードで、テクスチャが正しく表示されない。 [#q0fad441]
(訳者注 - 私の場合、http://flightgear.jpn.org/modules/myalbum/photo.php?lid=63 のようになりました。)
ATiグラフィックボードの場合、しばしばテクスチャが乱れる場合があります。ATiカード向けの改良の対象ではありますが、まだ一部のユーザーには問題が起こる場合があります。
FlightGearを通常どおり起動して、(おそらく、文字が正常に表示されませんが。)上のメニューの左から2つめのにある「View」を選択して、上から4番目のRendering Optionsを開いてから、新しいウインドウの中の上から4番目の「Use Point Sprites for Runway Lights」のチェックを外してください。
その後、メニューの一番左の「File」を選択して、一番下の「Exit」を選択、またはEscボタンを押して、ダイアログの左側のボタンを押してFGを再起動してください。
(この場合、ウインドウを閉じるときに設定が保存されます。)
(この場合、ウインドウを閉じるときに設定が保存されます。)~

もし全くメニュータイトルが読めないなら、FlightGearを起動する前に、手動でautosave.xmlを編集してください。
まずは、FlightGearを終了してから、<point-sprites type="bool">true</point-sprites>と書かれた行を、 <point-sprites type="bool">false</point-sprites>と変更してください。~
そして、FlightGearを再度起動してください。これは、先述のオプションを変えるのと同じ効果がありますが、FightGearを停止しているときに行う事が出来ます。
#ref(http://wiki.flightgear.org/images/d/d3/ATI_point-sprites_corrupted_1.jpg)
#ref(http://wiki.flightgear.org/images/0/00/ATI_point-sprites_corrupted_2.jpg)

**USBジョイスティックが正常に作動しない [#aab14a2c]
FlightGearは自動的にUSBジョイスティックを判別して、すでに設定ファイルがある場合はそれを利用するように設計されています。ジョイスティックの設定ファイルはdata/Inputsフォルダにあります。~
例:
> 'Input/Saitek/X45.xml'

このシステム上のジョイスティックの名前は、前述した設定ファイルに記載されているものと適合しなければいけません。もし、ジョイスティックが自身が返した名前が
> 'Saitek Saitek X45 Flight Control Stick'

と返して、設定ファイルに記載されている名前が、
> 'Saitek X45 USB Flight Stick'

だった場合、認識に失敗します。
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この事は時々発生します。いくつかのジョイスティックは、製造ラインによって違う識別用の文字列を報告するのが知られています。
(訳注:「manufacturer's line」を製造ラインと訳しました。実際は製造時期による改良による場合が多いと思います。)~
もしこの問題に遭遇した場合、最初に以下の点をチェックしてください。
-ジョイスティックに適合する設定ファイルがあるかどうか
-設定ファイルに記載されているジョイスティックの名前と、ジョイスティックがコンピュータに報告する名前とあっているかどうか

**CH Products製ジョイスティックをWindowsVistaで使用するための設定 [#v67a7643]
**Possible pitfalls when modifying base package files [#qa7c62bd]
CH Productsのヨークとペダルは、最もポピュラーなフライトシム用のコントローラの一つです。FlightGearはCHのヨークとペダルの設定ファイルを提供しています。しかし、WindowsVistaでは自動で「Generic Controls」としてこれらの製品を認識して、構成します。
FlightGearが適切なコントローラーの構成を割り当てようとするとき、これが問題を引き起こします。
その対策として、手動でFlightGearが使用する設定ファイルを指定するために、Joystick.xml(FlightGear\data\Joystick.xml)ファイルを編集する必要があります。~
例:Windowsによって、ヨークがコントローラ1,ペダルがコントローラ2に割り当てられている場合、以下の行を追加してください。
> '<js n="0" include="Input/Joysticks/CH/pro-yoke-usb.xml"/>'
> '<js n="1" include="Input/Joysticks/CH/pro-pedals-usb.xml"/>'

**ベースパッケージに含まれるファイルの変更時の落とし穴 [#qa7c62bd]
殆どの人は、何らかの理由でFlightGearのベースパッケージを変更したいと思うでしょう。
それを編集する事によって、多くの面白い変更が出来ます。たとえば、機体のファイルや、計器ファイル、Nasalスクリプトなどです。
しかしながら、あなたがベースパッケージを変更するたびに、どのように変更したか把握し、ファイルが適切に変更されるようにするのは重要です。
ここで、注意すべき点を挙げます。~
--別のファイルを参照するように変更した場合、指定したフォルダに確実にそのファイルが存在しているようにしてください。
--また、その場合はスペースやフォルダの区切り記号(/(スラッシュ)や\(バックスラッシュ:Windows環境では日本円の通貨記号))などが適切か確認してください。
---UNIX系のOSではファイル名やフォルダ名が大文字と小文字を区別しているので、それにも注意してください。(例えば、~/.fgfsと~/FGFSは全くの別物です)(訳注:日本語環境なら、全角と半角にも注意する必要があります。)
--マルチユーザーのOSでは大抵ファイルアクセス権が設定できるようになっています。ファイルやフォルダにアクセスできるよう、適切な権限があるようにしてください。
--XMLファイルを編集するときにはXMLの文法を壊さないように、確実にタグを閉じてください - もし不安なら、沢山あるフリー/オープンソースのいわゆる"XML Validator"を使用して確認する事が出来ます。UNIX下では単に"xmllint"を使用できます。無効なXMLファイルは、FlightGearではもはや使用する事が出来ません。(そこで、多数のWebベースの確認サービスを利用できます。単に中身を貼り付けるか、ファイルをアップロードしてチェックします、)

----編集メモ
2008/05/08:新規作成 sambar~


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