FlightGearでインターネットを通じて実際の気象を再現する方法についての説明です。
このセクションの設定は、FlightGear側で--enable-real-weather-fetchをつけても気象が自動更新されない方のための応急処置です。特に問題ない方は行わないでください!
$FG_ROOT/preferences.xmlを編集します。
$FG_ROOTはWindowsでは標準でC:\Program Files\FlightGear\data、Linuxなどでは/usr/local/share/FlightGear/dataになっていると思います。ご自分の環境に合わせて読み替えてください。
627 行目付近を修正します。
修正前: <params> <real-world-weather-fetch type="bool">false</real-world-weather-fetch> <metar-max-age-min type="long">240</metar-max-age-min> <control-fdm-atmosphere type="bool">true</control-fdm-atmosphere> <contrail-altitude>30000</contrail-altitude> </params>
修正後: <params> <real-world-weather-fetch type="bool">false</real-world-weather-fetch> <!--metar-max-age-min type="long">240</metar-max-age-min--> <metar-max-age-min type="long">800</metar-max-age-min> <control-fdm-atmosphere type="bool">true</control-fdm-atmosphere> <contrail-altitude>30000</contrail-altitude> </params>
240となっているところを800に書き換えます。この修正によって、空域を移動した場合1分毎、その空域にとどまった場合15分毎に最新の気象情報を取得できるようになります。ただし、実際に反映するためには後述のFlightGear側の設定が必要になります。
この修正を行わない場合でもFlightGearは最新の気象情報を取得しますが、PCの時間(日本標準時)と世界標準時で発信される気象情報の時間との差を比較し、その差が240分以上あるためにせっかく取得した情報を破棄してしまうようです(その差9時間)。 ここでは情報の寿命を800分(=約13時間)に設定することで、これを回避しています。
コマンドラインからは --enable-real-weather-fetch をつけて起動します。
Wizardをお使いの場合は、最後のページの Features にある Real Weather fetch にチェックをつけます。
これで現実の気象がFlightGearに反映されます。
情報元:toshiさん
編集メモ
Feb. 04, 2008:フォーラムのtoshiさんの情報を元にとりあえず作成しました。 -takehiro