[[FrontPage]] 一言メモ: まだ作成途中です... -- toshi 2007/05/26 +''インスタントリプレイ'' --現在のフライトを簡単かつ非常に滑らかにリプレイする機能 +''playback'' --フライトデータをファイルに記録、再生するためのプロトコル --エンジンの動作状態は記録、再生ともに不可 +''playbackEx'' (JP FlightGearオリジナル) --フライトデータをファイルに記録、再生するためのプロトコル --playbackの機能拡張版 --エンジンの動作状態を記録し、再生時にエンジン音を出すことが可能 ----- #contents ---- *インスタントリプレイ &aname(instantreplay); [#gaceafda] メモリに記憶されている現在のフライトをリプレイします。 非常に滑らかなリプレイを簡単に楽しむことが出来ます。 **設定方法 [#g54add8d] +FlightGearを起動します。 +いつものように離陸し、フライトを楽しみます。 一部の機体では、リプレイが出来ない設定になっている場合があります。 メニューバーの [View] > [Instant Replay] でダイアログボックスを確認し、 「Disable replay」のチェックが入っている場合は、 フライトする前にチェックをはずしておいてください。 **リプレイ実行 [#r136597b] +フライトしている状態のまま(ポーズや終了をせずに)[View] > [Instant Replay] でダイアログを表示し、下記の項目を設定します。 --Duration: リプレイ時間(秒) ---90を入力すると、90秒前から現在までのフライトをリプレイします(デフォルト)。 ---0を入力すると、メモリに記憶されている全フライトをリプレイします。 --View: 視点の選択 ---0 - Cockpit view (デフォルト) ---1 - Chase view ---4 - Tower view +Replayボタンをクリックすると、リプレイが始まります。 --通常の飛行中と同様にvキー/Vキーで視点をトグルできます。 --Ctrl-vキーで Cockpit view に戻ります。 --最後まで再生が終わると自動的にリプレイを繰り返します。 rキーでリプレイを実行することも出来ます。 **フライト復帰 [#j71eba2a] -pキー(ポーズ)を2回押します --1回目でリプレイが終了し、リプレイ実行直前に戻ってポーズ状態になります。 --2回目でポーズが解除されます。 **参考 [#a9a86282] -[[Instant Replay:http://wiki.flightgear.org/flightgear_wiki/index.php?title=Instant_Replay]] - Wiki.flightgear.org (英語) *playbackプロトコル [#k5c347da] $FG_ROOT/protocol/playback.xmlに定義されたプロトコルを使い、フライトデータをファイルに記録、再生します。 -エンジンの動作パラメータなどは記録しないため、再生時にエンジン音が出ま せん。 -再生時の位置精度がやや粗く(約1m)、特に滑走路上でカクカクとした動きに なります。 **記録 [#tb10effa] -コマンドラインオプションを使用する場合 --generic=file,out,20,flight.out,playback --このオプションは、playbackプロトコルを使って20Hz(毎秒20回)で FDM(flight dynamics model)を記録し、flight.outファイルに書き込むことを意味しています。 -注意点 --設定周波数が高すぎると、記録処理が間に合わなくなる場合があります。 --動作環境により、設定周波数を調整する必要が生じる可能性があります。 **再生 [#id0f2f2b] -コマンドラインオプションを使用する場合 --generic=file,in,40,flight.out,playback --fdm=external --このオプションは、playbackプロトコルを使って記録されたflight.outファイルを読み込み、 40Hzで再生することを意味しています。 -注意点 --周波数が高すぎると、再生処理が間に合わなくなる場合があります。 --本来は記録時と同じ周波数を設定すべきですが、現時点では ''記録時の2倍の周波数を設定しないと正常に再生しません'' (FlightGear 0.9.10 for Winで確認)。 **参考 [#n8760598] -The FlightGear Manual 5.5 [[Recording and Playback (英語):http://www.flightgear.org/Docs/getstart/getstartch5.html#x10-750005.5]] *playbackExプロトコル (JP FlightGearオリジナル) [#lbb71354] 上述のplayback.xmlを拡張したplaybackEx.xmlを使い、フライトデータをファイルに記録、再生します。 **ダウンロード [#u98765b9] +定義ファイル(playbackEx.xml)をダウンロードします。 --playbackEx_0.1.zip (準備中) +解凍したplaybackEx.xmlファイルを~ $FG_ROOT/protocol/~ に保存してください。 --例: C:\Program Files\FlightGear\data\protocol +必要に応じて、動作確認用のフライトデータのサンプルをダウンロードします。 --Ex070515_c172p_5Hz.zip (準備中) ---機種: c172p ---記録周波数: 5Hz (10Hzで再生してください) --Ex070515_c172p_10Hz.zip ---機種: c172p ---記録周波数: 10Hz (20Hzで再生してください) --サンプルの記録内容 ---0秒後: 起動 ---5秒後: エンジン停止 ---10秒後: エンジン始動 ---15秒後: 離陸開始 ---30秒後: 離陸 ---60秒後: エンジン停止状態で終了 **記録 [#wd082b34] -FlightGearウィザード (FlightGear Launcher, fgrun)を使用する場合 Advanced... ボタンから下記の項目を設定します。 --[Input/Output] ---Protocol: generic ---Medium: file ---Direction: out ---Hz: 10 ---File: Exflight.fgfs ---Generic: playbackEx -コマンドラインオプションを使用する場合 --generic=file,out,10,Exflight.fgfs,playbackEx --このオプションは、playbackExプロトコルを使って10Hz(毎秒10回)で FDM(flight dynamics model)を記録し、Exflight.fgfsファイルに書き込むことを意味しています。 -注意点 --設定周波数が高すぎると、記録処理が間に合わなくなる場合があります。 --動作環境により、設定周波数を調整する必要が生じる可能性があります。 **再生 [#j3bc66f0] +記録時と同じ機種を選択します。 +空港は、Tower view を使わない限り、適当に選択します。 -FlightGearウィザード (FlightGear Launcher, fgrun)を使用する場合 Advanced... ボタンから下記の項目を設定します。 --[Flight Model] ---FDM: external (デフォルト値はjsb(JSBSim)) --[Input/Output] ---Protocol: generic ---Medium: file ---Direction: in ---Hz: 20 ---File: Exflight.fgfs ---Generic: playbackEx -コマンドラインオプションを使用する場合 --generic=file,in,20,Exflight.fgfs,playbackEx --fdm=external --このオプションは、playbackExプロトコルを使って記録されたExflight.fgfsファイルを読み込み、 20Hzで再生することを意味しています。 -注意点 --周波数が高すぎると、再生処理が間に合わなくなる場合があります。 --本来は記録時と同じ周波数を設定すべきですが、現時点では ''記録時の2倍の周波数を設定しないと正常に再生しません'' (FlightGear 0.9.10 for Winで確認)。 **参考 [#tece7877] -既知の問題 --再生時に、下記のパラメータは正常に読み込まれません(playback.xmlでも同じで す)。 そのため、例えば離着陸時にタイヤが「きゅっ」と鳴るはずのところで音が出 ないなどの不具合があります。 ---speed_fps --Light関連のパラメータは対応していません。 --火器類のパラメータには対応していません。 --空母Nimitz等の AI Model のパラメータには対応していません。 -バージョン履歴 --2007/05/17 ver0.1 ---playback.xmlに対して、主にエンジン関連のパラメータを追加。 ---初期インストール済みの機体に概ね対応(したつもり)。 ---記録時の位置精度を1桁向上(分解能:約10cm --> 1cm)。 ---緯度、経度の形式を%.7fにした。 ---再生時の位置精度を向上(分解能:約1m --> 1cm) <-- float, %.7fの形式では指定できなかったので、 文字列(string, %s)として無理やり解決。 -参考情報 --README.IO --README.general --README.config