[[ソースからのインストール(Unix編)]]

*目次 [#w96f8f96]
~
#contents
~
*作業の前に [#j1c5e361]
-[[FlightGearの推奨環境:http://wiki.flightgear.org/index.php/FlightGear_Hardware_Recommendations]]を満たしているか確認してください
--メモリの空きが512-1024 MB以上あること
--1-2 GHz CPU (マルチコアプロセッサの場合、タイルローダ等、FlightGearのいくつかのコンポーネントで有益です)
--OpenGL 1.2以上をサポートする、VRAM容量が128-256MB以上のビデオカード(OpenGL 2.0を推奨)~
確認方法:ターミナルから、以下のコマンドを入力してください。
>
 $glxinfo | grep direct
<
3Dアクセラレーションが有効な場合、以下のように表示されます。
>
 direct rendering : yes
<
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以下の表示が出た場合でも、とりあえずplib1.8.5(と、それに依存する物)のインストールに進んでください。(mesaをインストールしていない場合、glxinfo自体が使えない)~
その後、再度このコマンドを入力し、それでも以下の表示が出るならばドライバが正常にインストールされているか確認してください。
>
 direct rendering : no
<
~
_
*FlightGearパッケージを利用する場合 [#mbfb52df]
-想定条件
--使用しているディストリビュージョンのパッケージ管理システムについてある程度把握している
--大雑把でいいから、パッケージ名の命名規則を把握している。例えばOSGの場合、以下のように分かれている。
---OpenSceneGraph-(OSGのバージョン、リリース番号)-(ディストリビュージョン)-(CPUアーキテクチャ).rpm  :#OSGを利用したソフトウェアを利用する場合に必要
---OpenSceneGraph-devel-(OSGのバージョン、リリース番号)-(ディストリビュージョン)-(CPUアーキテクチャ).rpm  :#OSGを利用したソフトウェアをコンパイルする場合に必要
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*使用しているディストリビュージョンの公式リポジトリからのインストールについて [#m73de01f]
*ディストリビュージョンの公式リポジトリからのインストールについて [#m73de01f]

FlightGearや依存パッケージのバージョンが古いかもしれませんが、「手軽にFlightGearを試したい」なら、公式リポジトリからパッケージを取得してインストールできます。~
ここでは、ディストリビュージョンごとに、利用可能な最新の安定版パッケージ一覧と、インストール用コマンドを挙げます。~
安定版だけに限った場合でさえLinuxのディストリビュージョンは多数有り、日本国内でメジャーな物に限った場合でも膨大な量になってしまうくらいなので、Fedora Projectの「rawhide」「updates-testing」や、Debianの「Unstable」「testing」など、開発中バージョン/テスト用リポジトリや、あるいはRPMFusionやPackManなどの非公式リポジトリには原則として触れません。(少なくとも、初心者には推奨しません。)
安定版だけに限った場合でさえLinuxのディストリビュージョンは多数有り、日本国内でメジャーな物に限った場合でも膨大な量になってしまうので、Fedora Projectの「rawhide」「updates-testing」や、Debianの「Unstable」「testing」など、開発中バージョン/テスト用リポジトリについては、ディストリビュージョンの新バージョンのリリースが近い時を除けば、触れる予定はありません。

-Debian、Ubuntu等deb系のディストリビュージョンでは、通常どおりapt(もしくはGUIフロントエンドのSynaptic)を使用してインストールできます。
--Debianのリポジトリから取得できる最新パッケージ:Debian Lenny向けのv1.0.0 (2010年4月14日現在)
**Debian、Ubuntu等deb系のディストリビュージョンについて [#rdce55d3]
通常どおりapt(もしくはGUIフロントエンドのSynaptic)を使用してインストールできます。
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これらのディストリビュージョンでは、以下のように端末から入力するか、synaptic等のaptのGUIフロントエンドをすれば依存関係を解決しながらインストールできます。
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 $sudo apt-get install flightgear  fgfs-atlas
<
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また、Debian/Ubuntu向けにはFlightGear、FGRUN、Atlas、FGCOM及びこれらの依存パッケージのコンパイル/インストール作業を自動で行うスクリプトがbrisa氏によって提供されているので、これを使用するのも良いでしょう。詳しくは、[[ソースからのインストール>ソースからのインストール(Unix編)#zfaa04b0]]を参照してください。~
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***Debian(最新バージョン:5.0 lenny)のリポジトリから取得できる最新パッケージ(2010年4月17日現在) [#x77b324c]
-FlightGear本体 : 1.0.0 
-Atlas :0.3.1 (パッケージ名はfgfs-atlas)
-fgrun、fgcom、fgcomguiについてはパッケージの提供無し
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***Ubuntu (最新バージョン:9.04 Karmic Koala)のリポジトリから取得できる最新パッケージ (2010年4月17日現在) [#z03430a3]
備考:次期バージョン (10.04 Lucid Lynx)向けのFlightGear本体も1.9.1 (2010年4月17日現在)
#もうすぐ10.04のリリースが近いため開発版について記載。リリースを確認したら差し替え
-FlightGear本体 : 1.9.1 
-Atlas : 0.3.1 (パッケージ名はfgfs-atlas)
-fgrun、fgcom、fgcomguiについてはパッケージの提供無し
~
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**rpmパッケージ管理システムを採用しているディストリビュージョンについて[#j571c174]
通常は、yumやapt-rpm等、自動で依存を解決する上位コマンドを使用します。

-Fedora、CentOS等のrpmパッケージ管理システムを採用しているディストリビュージョンでは、rpmコマンドより上位のコマンドが多数あります。
--Fedora,RHEL(とクローン)では通常yumコマンド(もしくは、GUIフロントエンドのPackageKitやYumEx)を使用しますが、apt-rpmが使用できる場合があります。(x64環境のFedora及びCentOSでは非推奨)
---Fedoraの公式リポジトリから取得できる最新パッケージ:Fedora12用のv1.9.0  (2010年4月14日現在)
--Mandorivaではurpmiコマンド(もしくはgurpmi、rpmdrak)を使用します。
---公式リポジトリから取得できる最新パッケージ:Mandriva2010用のv2.0.0 (2010年4月14日現在)
--また、openSUSEではyast(統合管理ツール)にパッケージ管理の機能が備わっています。
---公式リポジトリから取得可能な最新バージョン:openSUSE 11.2向けのv2.0.0 (2010年4月14日現在)
***Fedora等、標準でyumを使用するディストリビュージョン [#l7a9509d]
-Fedora (最新バージョン: 12 Constantine)のリポジトリから取得できる最新パッケージ(2010年4月17日現在)
--FlightGear本体 :1.9.1 
--Atlas : 0.3.1 (パッケージFlightGear-Atlas)
--fgrun、fgcom、fgcomguiについてはパッケージの提供無し
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これらのディストリビュージョンでは、以下のように端末から入力するか、yumex等のGUIフロントエンドを使用してください。
>
 $sudo yum install FlightGear FlightGear-Atlas
<
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***Mandoriva [#gc6042c0]
Mandrivaでは、他のディストリビュージョンではyumやaptに相当するコマンドとして、urpmiが用意されています。
-Mandriva (最新バージョン:2010.0)のリポジトリから取得できる最新パッケージ
--FlightGear本体:v2.0.0 (2010年4月18日現在、contrib/backportsに存在)
--FlightGear本体:v1.9.1 (2010年4月18日現在、contrib/release/に存在)
--Atlas:不明(FlightGear用地図ソフト以外のソフトでこの名称が用いられる事があり、重複防止のためパッケージ名を変えてある可能性が高い)
インストールするには、端末から以下のコマンドを入力するか、rpmdrakeを使用してください。
>
 #urpmi flightgear
<
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***openSUSE [#j2e8f87c]
openSUSEではYaST(統合管理ツール)にパッケージ管理の機能が備わっています。そのため、YaSTからインストールすればよいでしょう。
-openSUSE (最新バージョン:11.2)のリポジトリから取得可能な最新バージョン
--FlightGear本体:v2.0.0 (2010年4月14日現在)
--FGRUN :1.5.2 (2010年4月18日現在)
--Atlas:不明(FlightGear用地図ソフト以外のソフトでこの名称が用いられる事があり、重複防止のためパッケージ名を変えてある可能性が高い)
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YaSTを利用するのがまどろっこしい場合、zypperコマンドを利用する方法もあります。
>
 #zypper install flightgear fgrun
<

**FlightGearのパッケージをリポジトリで提供していないディストリビュージョン [#je6d3540]
-CentOS (最新バージョン:5:4 )


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--[[Unixクイックインストール]]から分割 2010/4/17 sambar~
--大幅に改変。コマンド等を追加 2010/4/18 sambar~


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