このページでは Anders Gidenstam が作成した MP Carrier (マルチプレイヤーモード上で利用可能な空母) の利用方法を簡単に示します。
MP Carrier のインストール方法は通常の機体データとは若干異なるので注意が必要です。以下に手順を示します。
<!--scenario>nimitz_demo</scenario-->
nimitz_demo のシナリオは必ずコメントアウトしてください。このシナリオを利用していると、MP Carrier を見る事はできますが、着艦できません。
Mac OS 版の場合、拡張機能 >> その他 >> データをAircraft フォルダにインストールでインストール可能です(mp-carriers.xml はコピーされませんが)。 また $FGROOT/data は $HOME/Documents/FlightGear/1.0.0/ にリンクされていますので、手順3, 4 を行う時は $FGROOT/data の代わりに $HOME/Documents/FlightGear/1.0.0/Aircraft にあるファイルを $HOME/Documents/FlightGear/1.0.0/AI にコピーしてください。preferences.xml も $HOME/Documents/FlightGear/1.0.0 にあります。
MP Carrier の利用方法は2通りあります。1つは MP Carrier そのものを運用する方法で、もう1つは他の機体を利用して MP Carrier に離着陸する方法です。
MP Carrier はフライトギアの機体として操縦可能です。マルチプレーヤモードで MP Carrier を利用するには、誰かが MP Carrier を操縦しなければなりません。 MP Carrier そのものを運用するには、以下のオプションを FlightGear 起動時に指定します。
--ai-scenario=mp-carriers --aircraft=nimitz --multiplay=in,10,<ローカル IP Address>,5000 --callsign=<コールサイン> --multiplay=out,10,mpserver02.flightgear.org,500
これにより、スクリーンに Nimitz が出てきます。MP Carrier はサンフランシスコ他のユーザにコールサインを通知して、MP Carrier が利用可能なように設定してもらいましょう。
Mac 版 GUI Launcher を利用する場合は、機体に Nimitz を指定し、空港に KSFO を指定します。その後ネットワークタブでマルチプレイヤを有効にし、コールサイン等を設定します。最後に拡張機能 >> その他 タブのコマンドラインオプションに以下のオプションを指定します。
--ai-scenario=mp-carriers
MP Carrier を他の場所へ移動させるには File >> Browse Internal Property のダイアログを開き、/ai/models/carrier/position/ を表示します。次に latitude, longtitude を移動したい位置に指定します。 横須賀付近に置く場合は (139.62, 35.03) 付近を指定すると良いでしょう。
他の機体から MP Carrier に離着陸する場合は、既に MP Carrier が mpmap 上で運用されている必要があります。フライトギアのチャットで MP Carrier のコールサインを聞くか、[[MPMAP>http://mpmap02.flightgear.org/] から mp-nimitz という機体があるかどうかを確認してください。もしあれば、そのコールサインをフライトギアをオプションとして指定してください。具体的には、以下のオプションをフライトギアの起動時に指定することになります。
--ai-scenario=mp-carriers --prop:/sim/remote/carrier-callsign=<コールサイン>
これで MP Carrier に離着陸可能になります。