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空対空ミサイルや超音速機の実用化の進められた1950年代〜1960年代に、超音速飛翔体同士の交差時間はごく僅かであるため航空機関砲による撃破は困難であり、将来の航空機同士の戦闘はミサイルが主役となり戦闘機はミサイルを運ぶだけのものになるというミサイル万能論が主流となった時期があった。 このため、アメリカ空軍では、旋回性よりも速度や航続力を重視した護衛戦闘機F-101や戦闘爆撃機F-105、 空対空ミサイルを遠距離から発射する迎撃戦闘機F-102やF-106等の開発が重視されることとなった。 F-4自体も当初は機関砲は不要として装備されずに空対空ミサイルの搭載量が重視された。しかしながらこの楽観論は、後にアメリカ海軍をはじめとする使用者を悩ませる問題を引き起こすこととなった。 |