駐機場について
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駐機場について
msg# 1
daitaro
投稿数: 64
度々申し訳ありません。daitaroです。羽田空港に駐機場を作りたいと思い、hideさんが作成してくださった駐機場の作り方http://flightgear.jpn.org/modules/d3forum/index.php?post_id=3053に沿ってこのようなxmlファイルを作成しました。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<groundnet>
<frequencies>
</frequencies>
- <parkingList>
<Parking index="0" type="ga" name="A" number="1" lat="N35 33.1214556" lon="E139 46.829202" heading="150" radius="7" airlineCodes="" />
</parkingList>
<TaxiNodes> 34 47 48.0N-135 26 06.9E 787-34 47 31.8N 135 26 18.4E 34.79217109 135.4384333
<node index="" lat="" lon="" isOnRunway="1" holdPointType="none"/>
</TaxiNodes>
<TaxiWaySegments>
<arc begin="" end="" isPushBackRoute="" name=""/>
</TaxiWaySegments>
</groundnet>
これを、hideさんの記事通りにdata/AI/Airports/RJTTに入れて起動したのですが、パーキングが表示されません。なぜでしょうか?ご教示いただけるとありがたいです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<groundnet>
<frequencies>
</frequencies>
- <parkingList>
<Parking index="0" type="ga" name="A" number="1" lat="N35 33.1214556" lon="E139 46.829202" heading="150" radius="7" airlineCodes="" />
</parkingList>
<TaxiNodes> 34 47 48.0N-135 26 06.9E 787-34 47 31.8N 135 26 18.4E 34.79217109 135.4384333
<node index="" lat="" lon="" isOnRunway="1" holdPointType="none"/>
</TaxiNodes>
<TaxiWaySegments>
<arc begin="" end="" isPushBackRoute="" name=""/>
</TaxiWaySegments>
</groundnet>
これを、hideさんの記事通りにdata/AI/Airports/RJTTに入れて起動したのですが、パーキングが表示されません。なぜでしょうか?ご教示いただけるとありがたいです。
投票数:13
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Re: 駐機場について
msg# 1.1
inomaty
投稿数: 164
こんばんは、daitaroさん。
まずはhideさんの該当投稿ですが、FlightGear v2.4.0まではパーキングポジションを$FG_ROOT/AI/Airports/[ICAO]/parking.xml. ($FG_ROOTがFlightGearのデータフォルダ、[ICAO]に今回はRJTTが入る)を参照していましたが、v2.6以降Sceneryフォルダ内の $FG_SCENERY/Airports/[I]/[C]/[A]/[ICAO].groundnet.xml($FG_SCENERYがSceneryのあるフォルダ)に変更となっております。daitaroさんがTerrasync(自動シーナリー取得)をお使いになっているとすると、今回の場合TerraSync→$FG_SCENERY/Airports/R/J/T/RJTT.groundnet.xmlというファイルを参照してパーキングポジションをFlightGearランチャーに羽田空港のパーキングポジションを表示することになります(Ai機もこのパーキングポジションを利用)。
そして、2016.1.0以降パーキングポジションがランチャーに表示されていて、それを選択してもパーキングポジションで開始されないバグがあります。開始時にどうしてもパーキングポジションで始めたい場合、--lon=???? ,--lat=????,--heading=????(それぞれ経度、緯度、機首方位)を調べてプロパティに打ち込めばうまくいくはずです(適当な値ですが、--lon=139.792576 --lat=35.547810 --heading=340と入れてFlightGear2016.1.1で立ち上げてみましたが羽田第2タミナル南ウイング付近で開始出来ました)。
で、groundnet.xmlの話なんですが、遅くなってしまったのでまた明日追記します。
英語Wikiは以下の通りです。
http://wiki.flightgear.org/Interactive_traffic#Ground_networks
まずはhideさんの該当投稿ですが、FlightGear v2.4.0まではパーキングポジションを$FG_ROOT/AI/Airports/[ICAO]/parking.xml. ($FG_ROOTがFlightGearのデータフォルダ、[ICAO]に今回はRJTTが入る)を参照していましたが、v2.6以降Sceneryフォルダ内の $FG_SCENERY/Airports/[I]/[C]/[A]/[ICAO].groundnet.xml($FG_SCENERYがSceneryのあるフォルダ)に変更となっております。daitaroさんがTerrasync(自動シーナリー取得)をお使いになっているとすると、今回の場合
そして、2016.1.0以降パーキングポジションがランチャーに表示されていて、それを選択してもパーキングポジションで開始されないバグがあります。開始時にどうしてもパーキングポジションで始めたい場合、--lon=???? ,--lat=????,--heading=????(それぞれ経度、緯度、機首方位)を調べてプロパティに打ち込めばうまくいくはずです(適当な値ですが、--lon=139.792576 --lat=35.547810 --heading=340と入れてFlightGear2016.1.1で立ち上げてみましたが羽田第2タミナル南ウイング付近で開始出来ました)。
で、groundnet.xmlの話なんですが、遅くなってしまったのでまた明日追記します。
英語Wikiは以下の通りです。
http://wiki.flightgear.org/Interactive_traffic#Ground_networks
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Re: 駐機場について
msg# 1.2
daitaro
投稿数: 64
groundnet.xmlのことは本日追記していただけるとのことでとして、もう一点疑問があります。私はMacユーザーなのですが、flightgear.app/Contents/Resources/dataの下にTerrasyncフォルダがありません。SceneryというフォルダがあったのでそこのAirportsフォルダの下にR/J/Tというフォルダを作りそこにhideさんの記事の要領でRJTT.groundnet.xmlというファイルを作ってflightgearを起動したのですが、そもそもパーキング自体ランチャーのメニューには表示されませんでした。RJTT.groundnet.xmlを収納すべき場所はここではないのでしょうか?それともファイルの内容がダメなのでしょうか?毎度丁寧に教えていただきありがとうございます。
投票数:11
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Re: 駐機場について
msg# 1.3
inomaty
投稿数: 164
まず TerraSync/Airports/R/J/T/RJTT.groundnet.xml という表示をして誤解を与えてしまいすいません。何でもかんでもTerraSyncフォルダを参照にするわけではありませんので、修正しておきました。
そして、MacのPCを持っていないので詳しい挙動が分かりませんが、MacはHome/Library/Application Support/FlightGearという隠しフォルダにTerraSyncフォルダが作成されるようです(参照)。違うフォルダ例えば/home階層にFlightGearというフォルダを作ってそこにTerraSyncのシーナリーデータを入れようとすると、Qtランチャーの場合「Settings」タブから「Configure add-on〜」をクリックしてから、現れたウィンドウの中から一番上の「Change」ボタンをクリックし、/home/FlightGearを選択すると/home/FlightGearの中にTerraSyncのデータが放り込まれるようになります。
以下本題
まず新規にパーキングポジションのみ製作するのでしたらgroundnet.xmlに
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<groundnet>
<parkingList>
<Parking index="0" type="ga" name="A" number="1" lat="N35 33.1214556" lon="E139 46.829202" heading="150" radius="7" airlineCodes="" />
</parkingList>
</groundnet>
のみ記述で結構です。<TaxiNodes>タグが云々とかは後で詳しく書いておきます。
次にシーナリーの優先設定がTerraSyncにチェックを入れているとおそらく$FGDATA/Scenery/AirportsよりもTerraSync/Airportsを優先するためにランチャーで表示されないのではないかと思います(ただそうなるとTerraSyncからダウンロードされるパーキング情報が表示されるはず)。
もうひとつうまく行くか分かりませんが、先ほどのHome/Library/Application Support/FlightGearフォルダにあるnavdata_[FlightGearのバージョン番号].cacheというファイルを消去して、FlightGearの実行ファイルに再構築してもらうとうまくいく可能性があります。
そして、MacのPCを持っていないので詳しい挙動が分かりませんが、MacはHome/Library/Application Support/FlightGearという隠しフォルダにTerraSyncフォルダが作成されるようです(参照)。違うフォルダ例えば/home階層にFlightGearというフォルダを作ってそこにTerraSyncのシーナリーデータを入れようとすると、Qtランチャーの場合「Settings」タブから「Configure add-on〜」をクリックしてから、現れたウィンドウの中から一番上の「Change」ボタンをクリックし、/home/FlightGearを選択すると/home/FlightGearの中にTerraSyncのデータが放り込まれるようになります。
以下本題
まず新規にパーキングポジションのみ製作するのでしたらgroundnet.xmlに
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<groundnet>
<parkingList>
<Parking index="0" type="ga" name="A" number="1" lat="N35 33.1214556" lon="E139 46.829202" heading="150" radius="7" airlineCodes="" />
</parkingList>
</groundnet>
のみ記述で結構です。<TaxiNodes>タグが云々とかは後で詳しく書いておきます。
次にシーナリーの優先設定がTerraSyncにチェックを入れているとおそらく$FGDATA/Scenery/AirportsよりもTerraSync/Airportsを優先するためにランチャーで表示されないのではないかと思います(ただそうなるとTerraSyncからダウンロードされるパーキング情報が表示されるはず)。
もうひとつうまく行くか分かりませんが、先ほどのHome/Library/Application Support/FlightGearフォルダにあるnavdata_[FlightGearのバージョン番号].cacheというファイルを消去して、FlightGearの実行ファイルに再構築してもらうとうまくいく可能性があります。
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Re: 駐機場について
msg# 1.4
inomaty
投稿数: 164
groundnet.xmlの説明です。長文になってしまいすいません(*_*;Parking Positionもここに記述しますが、基本的にAi機の空港内での移動経路に専ら使われます。このファイルが無いなりおかしいとAi機が誘導路を無視して草地の上をどんどん移動します。
実在の空港は複雑な作りになっているので、神戸空港をモデルとした簡単な空港で説明したいと思います。
黄色い線の部分がAi機の通るルートとなります。東寄りの風のとき、離陸時は0→1→4→5で滑走路へ移動し離陸、着陸時は着陸後3→2→1→0で停止します。これだけの空港で必要なgroundnet.xmlは以下の通りです。
<?xml version="1.0"?>
<groundnet>
<parkingList>
<Parking index="0" type="gate" name="No6" lat="N34 38.15616" lon="E135 13.67232" heading="354.61" radius="32" pushBackRoute="1" airlineCodes="" />
</parkingList>
<TaxiNodes>
<node index="1" lat="N34 38.08068" lon="E135 13.68102" isOnRunway="0" holdPointType="PushBack" />
<node index="2" lat="N34 38.12118" lon="E135 14.22498" isOnRunway="0" holdPointType="none" />
<node index="3" lat="N34 38.02428" lon="E135 14.23596" isOnRunway="1" holdPointType="none" />
<node index="4" lat="N34 37.99674" lon="E135 12.61824" isOnRunway="0" holdPointType="none" />
<node index="5" lat="N34 37.89870" lon="E135 12.62916" isOnRunway="1" holdPointType="none" />
</TaxiNodes>
<TaxiWaySegments>
<arc begin="0" end="1" isPushBackRoute="1" name="" />
<arc begin="1" end="0" isPushBackRoute="1" name="" />
<arc begin="1" end="2" isPushBackRoute="0" name="P4_P5" />
<arc begin="2" end="1" isPushBackRoute="0" name="P4_P5" />
<arc begin="2" end="3" isPushBackRoute="0" name="T6" />
<arc begin="3" end="2" isPushBackRoute="0" name="T6" />
<arc begin="1" end="4" isPushBackRoute="0" name="P1_P2_P3" />
<arc begin="4" end="1" isPushBackRoute="0" name="P1_P2_P3" />
<arc begin="4" end="5" isPushBackRoute="0" name="T1" />
<arc begin="5" end="4" isPushBackRoute="0" name="T1" />
</TaxiWaySegments>
</groundnet>
では各タグの説明をします。
<groundnet>・・・</groundnet>で全体を囲います。約束事とでもしておきましょう。
<groundnet>下に<frequencies>というタグがあるものもありますが、TaxiDrawというソフトで作ると自動で入れるらしく、あっても無くてもかまわないそうです。
<parkingList>タグ内でパーキングポジションを指定します。
indexの数字は他に同じように数字が無いように、連続した数字を入れていきます(飛んだ数字500とか1000がいきなりあっても問題無いようだが要検証)。
lat,lonはそれぞれ緯度、経度を入れます。度、分の形式なので緯度がN34.635936度となっている場合は0.635936×60=38.15616を用いて、N34 38.15616という風に記述します。
typeはそこに駐機できる機体の種類を設定します。ga (general aviation 小型機),cargo (cargo 貨物機),gate (commercial passenger traffic 旅客機),mil-fighter (military fighter 戦闘機),mil-cargo (military transport 軍用貨物機)の5種類が設定できます。()部分はもちろんいりません。
name,numberはそれぞれ利用してパーキングの名前を入れます。nameだけの使用でも問題ありません。
headingは駐機する機体の向きを入れます。
radiusはそこに駐機できる機体の最大サイズを設定します。目安はこちらのページを見てくだい。拙作の角田滑空場のパーキングポジションはこの値を6にして旅客機が出現しないようにしています。
pushBackRouteはtypeがgateとCargo(mil-cargoも?)のときに設定する必要があり、プッシュバックさせるノードの数字を入れます。Ai機は出発の際この点に向かってプッシュバックというか逆走をします。
airlineCodesはこのパーキングを利用できるICAO航空会社コードです。,(コンマ)を使って区切ります。どの航空会社が使うでも構わない時は空白にしておきます。
ParkingListのtype内がgaのみでしたらこれだけで済みますが、旅客機が行き来する空港でtypeにgateを入れたりすると<TaxiNodes>以下が無いとエラーが吐出されてFlightGearが強制終了したりします。<TaxiNodes>タグ内パラメータ特有のものは以下の2つです。
isOnRunwayは滑走路上の点かどうかを表し1ならば滑走路上、0ならばそれ以外の地点だよということを表します。
holdPointTypeはこのノードで停止が必要かどうかを表すタグで以下4種類ありますが、私はnoneとPushBackの2つしか見たことがありません。
noneは停止が必要ではないノード
nomalは通常停止で滑走路に進入する直前のノードに入れたりするらしいのですが、有効になっていない可能性があります。
CAT II/IIも有効ではないと思われます。
PushBackはプッシュバックにも使われるノードを表します。それぞれのパーキングからは一つのプッシュバックポイントしか選べませんが、プッシュバックノードを渡って長いプッシュバックルートを作ることも可能です。
最後に<TaxiWaySegments>タグです。このタグで各ノードをつないでいきます。
beginとendが始点ノード、終点ノードの数字となりますが、それぞれの数字を入れ替えた2組1セットにしないと一方通行になります。プッシュバックルートになる場合はIsPushBackRouteの数字を1にします。
この3セットあればAi TrafficのAi機がプッシュバックして離陸、着陸してスポットインが可能ですが、細かい動きをさせようとすると必然とノード数が増え、コードが長くなります。TerraSyncで得られる神戸空港の例ですとパーキングポジションとノードの合計数が125でコードの長さが408行です。手打ちでコードを打つのは不可能になってきます。一応グラフィカルに編集できるソフトもありますが、”CVS版のTaxiDraw” が必要になります。CVSというバージョン管理ソフトを使ってソースコードを取得し、ソースコンパイルする必要があります。Windowsでも無理ではないと思いますが、UbuntuLinuxを使ってもTaxiDrawをインストールするのにAが必要で、AをインストールするのにBが必要で・・・となりインストールに苦労しました。
そもそもTaxiDrawが旧世代のシーナリー製作ツールであり、現在はWorldEditor(WED)に移っています。WEDの最新版ではX-Plane10用のAi機のルートが製作できますが、FlightGearはまだこれが読み込めません。ゆくゆくはこれが利用できるするらしいのでうが、現状新しいAi機用のルートを製作しても喜ぶのはX-Plane利用者のみだと思います。あらゆるOSのユーザーがFlightGear向けのAi機のグランドルート製作ができるようになるのはまだ掛かるようです。
長くなりましたが、現状Win,Macの利用者はParkingPositionの設定までが関の山だと思います。一応pythonスクリプトでX-Plane10向けのAi機ルートを変換できるものがあるが、問題無いかチェックするにはTaxiDrawが必要であり、完璧にうまくいくかどうかは分かりません。興味ある方はこちらのサイトのGenerating many groundnet filesをご覧ください。
実在の空港は複雑な作りになっているので、神戸空港をモデルとした簡単な空港で説明したいと思います。
黄色い線の部分がAi機の通るルートとなります。東寄りの風のとき、離陸時は0→1→4→5で滑走路へ移動し離陸、着陸時は着陸後3→2→1→0で停止します。これだけの空港で必要なgroundnet.xmlは以下の通りです。
<?xml version="1.0"?>
<groundnet>
<parkingList>
<Parking index="0" type="gate" name="No6" lat="N34 38.15616" lon="E135 13.67232" heading="354.61" radius="32" pushBackRoute="1" airlineCodes="" />
</parkingList>
<TaxiNodes>
<node index="1" lat="N34 38.08068" lon="E135 13.68102" isOnRunway="0" holdPointType="PushBack" />
<node index="2" lat="N34 38.12118" lon="E135 14.22498" isOnRunway="0" holdPointType="none" />
<node index="3" lat="N34 38.02428" lon="E135 14.23596" isOnRunway="1" holdPointType="none" />
<node index="4" lat="N34 37.99674" lon="E135 12.61824" isOnRunway="0" holdPointType="none" />
<node index="5" lat="N34 37.89870" lon="E135 12.62916" isOnRunway="1" holdPointType="none" />
</TaxiNodes>
<TaxiWaySegments>
<arc begin="0" end="1" isPushBackRoute="1" name="" />
<arc begin="1" end="0" isPushBackRoute="1" name="" />
<arc begin="1" end="2" isPushBackRoute="0" name="P4_P5" />
<arc begin="2" end="1" isPushBackRoute="0" name="P4_P5" />
<arc begin="2" end="3" isPushBackRoute="0" name="T6" />
<arc begin="3" end="2" isPushBackRoute="0" name="T6" />
<arc begin="1" end="4" isPushBackRoute="0" name="P1_P2_P3" />
<arc begin="4" end="1" isPushBackRoute="0" name="P1_P2_P3" />
<arc begin="4" end="5" isPushBackRoute="0" name="T1" />
<arc begin="5" end="4" isPushBackRoute="0" name="T1" />
</TaxiWaySegments>
</groundnet>
では各タグの説明をします。
<groundnet>・・・</groundnet>で全体を囲います。約束事とでもしておきましょう。
<groundnet>下に<frequencies>というタグがあるものもありますが、TaxiDrawというソフトで作ると自動で入れるらしく、あっても無くてもかまわないそうです。
<parkingList>タグ内でパーキングポジションを指定します。
indexの数字は他に同じように数字が無いように、連続した数字を入れていきます(飛んだ数字500とか1000がいきなりあっても問題無いようだが要検証)。
lat,lonはそれぞれ緯度、経度を入れます。度、分の形式なので緯度がN34.635936度となっている場合は0.635936×60=38.15616を用いて、N34 38.15616という風に記述します。
typeはそこに駐機できる機体の種類を設定します。ga (general aviation 小型機),cargo (cargo 貨物機),gate (commercial passenger traffic 旅客機),mil-fighter (military fighter 戦闘機),mil-cargo (military transport 軍用貨物機)の5種類が設定できます。()部分はもちろんいりません。
name,numberはそれぞれ利用してパーキングの名前を入れます。nameだけの使用でも問題ありません。
headingは駐機する機体の向きを入れます。
radiusはそこに駐機できる機体の最大サイズを設定します。目安はこちらのページを見てくだい。拙作の角田滑空場のパーキングポジションはこの値を6にして旅客機が出現しないようにしています。
pushBackRouteはtypeがgateとCargo(mil-cargoも?)のときに設定する必要があり、プッシュバックさせるノードの数字を入れます。Ai機は出発の際この点に向かってプッシュバックというか逆走をします。
airlineCodesはこのパーキングを利用できるICAO航空会社コードです。,(コンマ)を使って区切ります。どの航空会社が使うでも構わない時は空白にしておきます。
ParkingListのtype内がgaのみでしたらこれだけで済みますが、旅客機が行き来する空港でtypeにgateを入れたりすると<TaxiNodes>以下が無いとエラーが吐出されてFlightGearが強制終了したりします。<TaxiNodes>タグ内パラメータ特有のものは以下の2つです。
isOnRunwayは滑走路上の点かどうかを表し1ならば滑走路上、0ならばそれ以外の地点だよということを表します。
holdPointTypeはこのノードで停止が必要かどうかを表すタグで以下4種類ありますが、私はnoneとPushBackの2つしか見たことがありません。
noneは停止が必要ではないノード
nomalは通常停止で滑走路に進入する直前のノードに入れたりするらしいのですが、有効になっていない可能性があります。
CAT II/IIも有効ではないと思われます。
PushBackはプッシュバックにも使われるノードを表します。それぞれのパーキングからは一つのプッシュバックポイントしか選べませんが、プッシュバックノードを渡って長いプッシュバックルートを作ることも可能です。
最後に<TaxiWaySegments>タグです。このタグで各ノードをつないでいきます。
beginとendが始点ノード、終点ノードの数字となりますが、それぞれの数字を入れ替えた2組1セットにしないと一方通行になります。プッシュバックルートになる場合はIsPushBackRouteの数字を1にします。
この3セットあればAi TrafficのAi機がプッシュバックして離陸、着陸してスポットインが可能ですが、細かい動きをさせようとすると必然とノード数が増え、コードが長くなります。TerraSyncで得られる神戸空港の例ですとパーキングポジションとノードの合計数が125でコードの長さが408行です。手打ちでコードを打つのは不可能になってきます。一応グラフィカルに編集できるソフトもありますが、”CVS版のTaxiDraw” が必要になります。CVSというバージョン管理ソフトを使ってソースコードを取得し、ソースコンパイルする必要があります。Windowsでも無理ではないと思いますが、UbuntuLinuxを使ってもTaxiDrawをインストールするのにAが必要で、AをインストールするのにBが必要で・・・となりインストールに苦労しました。
そもそもTaxiDrawが旧世代のシーナリー製作ツールであり、現在はWorldEditor(WED)に移っています。WEDの最新版ではX-Plane10用のAi機のルートが製作できますが、FlightGearはまだこれが読み込めません。ゆくゆくはこれが利用できるするらしいのでうが、現状新しいAi機用のルートを製作しても喜ぶのはX-Plane利用者のみだと思います。あらゆるOSのユーザーがFlightGear向けのAi機のグランドルート製作ができるようになるのはまだ掛かるようです。
長くなりましたが、現状Win,Macの利用者はParkingPositionの設定までが関の山だと思います。一応pythonスクリプトでX-Plane10向けのAi機ルートを変換できるものがあるが、問題無いかチェックするにはTaxiDrawが必要であり、完璧にうまくいくかどうかは分かりません。興味ある方はこちらのサイトのGenerating many groundnet filesをご覧ください。
投票数:10
平均点:5.00
Re: 駐機場について
msg# 1.5
daitaro
投稿数: 64
パーキングの設定はできました。長文での投稿ありがとうございましたm(_ _)m
タクシーノードとかの設定は面倒臭そうなので暫くはパーキングポジションだけにしておきます(笑)
タクシーノードとかの設定は面倒臭そうなので暫くはパーキングポジションだけにしておきます(笑)
投票数:14
平均点:3.57
Re: 駐機場について
msg# 1.6
daitaro
投稿数: 64
ついでにお聞きしたいのですが、この設定をしても駐機場にAI機が出現しなかったのですがなぜでしょうか?inomatyさんの仙台空港のように駐機場に出現して欲しいのですが・・・ちなみに後で見てみたら羽田空港にTerrasyncでパーキングポジションがダウンロードされていて100個くらいポジションが設定されていました。また、AI/TrafficでいくつかのJALの飛行機のホームポートの設定をRJTTにしたんですが何も起こらなかったんですが・・・何度も投稿内容を変えてしまってすみません・・・
投票数:12
平均点:5.00
Re: 駐機場について
msg# 1.7
inomaty
投稿数: 164
私のPCの処理が遅いため羽田でAi機が現れないのだろうかと思っていましたが、daitaroさんのとこでもそうなのですね。
カスタムシーナリーのRJBB(関空)と拙作RJSS(仙台)、TerraSyncのシーナリー2.0のRJTT(羽田)、RJAA(成田)と見てみましたが、見事にAi機が羽田だけ現れませんでした。3.4でしたかね、羽田でAi機が草地も建物も無視して移動しているのは笑ってしまいましたが、羽田にはパーキングポジションは設定してあっても、Ai機の移動するノード類は設定されてません。このトピックのmsg# 1.4の<TaxiNodes>以下が無い状態ですね。関空、成田、仙台はノード類が設定されているので、おそらくこれが原因なのでは無いかと思いますが詳しい原因は分かりません。他の空港だとどうか情報も欲しいですね。
羽田のグランドルート製作もやってみたいと思います。TaxiDrawを使えばテキストエディタでgroundnet.xmlを打っていくよりもずっと簡単に出来ましたが、羽田は複雑で広いので製作に時間掛かりそうです。
ということで、羽田のグランドオペレーションについて詳しい方います?月刊エアライン2010年11月号にモデルケースが載ってますが、実際の運用以降に変更点とかあればご教授願いたいのですが。
カスタムシーナリーのRJBB(関空)と拙作RJSS(仙台)、TerraSyncのシーナリー2.0のRJTT(羽田)、RJAA(成田)と見てみましたが、見事にAi機が羽田だけ現れませんでした。3.4でしたかね、羽田でAi機が草地も建物も無視して移動しているのは笑ってしまいましたが、羽田にはパーキングポジションは設定してあっても、Ai機の移動するノード類は設定されてません。このトピックのmsg# 1.4の<TaxiNodes>以下が無い状態ですね。関空、成田、仙台はノード類が設定されているので、おそらくこれが原因なのでは無いかと思いますが詳しい原因は分かりません。他の空港だとどうか情報も欲しいですね。
羽田のグランドルート製作もやってみたいと思います。TaxiDrawを使えばテキストエディタでgroundnet.xmlを打っていくよりもずっと簡単に出来ましたが、羽田は複雑で広いので製作に時間掛かりそうです。
ということで、羽田のグランドオペレーションについて詳しい方います?月刊エアライン2010年11月号にモデルケースが載ってますが、実際の運用以降に変更点とかあればご教授願いたいのですが。
投票数:7
平均点:1.43
Re: 駐機場について
msg# 1.8
daitaro
投稿数: 64
inomatyさんの所でもそうだったのですね(笑)僕の設定が悪いのかと思ってて(涙)羽田のグランド僕もちょっとやってみたいと思うのでinomatyさんの方でも宜しくお願いしますm(_ _)m
投票数:9
平均点:5.56
Re: 駐機場について
msg# 1.9
inomaty
投稿数: 164
いや〜面倒くさいですね〜
今日頑張ってみましたが、現在こんな感じです。
ターミナル2つの滑走路が4本でターミナル近辺以外の動線引くでも結構大変でした。お遊びで大阪国際の長い方の滑走路で少し引いた程度しか実際に引いてみたことがなく、予想以上ですw
D滑走路も利用するようなルートを引いてますが、一部FlightGearにはない誘導路を利用せざるを得ない動線があり(チャートで見てもらうしかありませんが、現行のA10誘導路が無いため、南風時運用の出発機がRW16R、着陸機がRW22を利用するルートを取ると現行A11誘導路を両方が同時に逆方向で利用することになり無理が生じる)、草地を旅客機が進むということになりそうです。
今日頑張ってみましたが、現在こんな感じです。
ターミナル2つの滑走路が4本でターミナル近辺以外の動線引くでも結構大変でした。お遊びで大阪国際の長い方の滑走路で少し引いた程度しか実際に引いてみたことがなく、予想以上ですw
D滑走路も利用するようなルートを引いてますが、一部FlightGearにはない誘導路を利用せざるを得ない動線があり(チャートで見てもらうしかありませんが、現行のA10誘導路が無いため、南風時運用の出発機がRW16R、着陸機がRW22を利用するルートを取ると現行A11誘導路を両方が同時に逆方向で利用することになり無理が生じる)、草地を旅客機が進むということになりそうです。
投票数:12
平均点:3.33
Re: 駐機場について
msg# 1.10
daitaro
投稿数: 64
inomatyさんありがとうございます。そして余計な苦労をさせてしまいすいません・・・
投票数:10
平均点:4.00
Re: 駐機場について
msg# 1.11
inomaty
投稿数: 164
一応完成形まで持って行きましたけど、FlightGear側のバグで時間が経つほどAi機が離陸しないまま渋滞が発生して邪魔といったらありゃしないですねwプロトタイプを昨晩寝ている間に動かしてましたが(RW16Rのみで離陸、RW22のみで着陸)離陸待ちの渋滞がRW16R末端から北側誘導路のK誘導路を回って1タミ前まで続いてました。他の空港でも起こるので、本体側に問題があるはずです。
カスタムシーナリーと同様の手順で行けるはずですが、私はRJSSカスタムシーナリーのAirports\R\J\Tに必要ファイル突っ込んでテストしたのでうまく行かない可能性もあります。
Ai機は滑走路末端からしか離陸できないようですので、インターセクションデパーチャーを行うためにRW16Lの末端を前進させてあります。MAPを見てみるとA滑走路が短くなりますが、これの影響だと思います。
https://github.com/inomaty/RJTT-fg-GroundNetworks
カスタムシーナリーと同様の手順で行けるはずですが、私はRJSSカスタムシーナリーのAirports\R\J\Tに必要ファイル突っ込んでテストしたのでうまく行かない可能性もあります。
Ai機は滑走路末端からしか離陸できないようですので、インターセクションデパーチャーを行うためにRW16Lの末端を前進させてあります。MAPを見てみるとA滑走路が短くなりますが、これの影響だと思います。
https://github.com/inomaty/RJTT-fg-GroundNetworks
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Re: 駐機場について
msg# 1.12
daitaro
投稿数: 64
3.4でもinomatyさんのおっしゃるバグが起きるのか検証してみようしたのですが、なぜかapplication support/FlightGear/TerrasyncのRJAAのところにgroundnut.xmlが入っているのにparkingが出なく、検証しようにもできません(涙)enmityさんの3.4でも上記バグは起こりますでしょうか?
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Re: 駐機場について
msg# 1.13
inomaty
投稿数: 164
私も2.12の頃から3.4までしばらくFlightGearにご無沙汰で、どれだけ前から起こっているか不明なんですけど、英語フォーラムによるとしばらく前からAiトラフィックが壊れているとか言われているようです。
今日というか昨日?該当コードが修正されたようで、今日明日の開発版2016.2.0のnightly build以降でしたらおそらくAi機がパーキング→誘導路→滑走路→離陸というきちんとした動きになるかと思います。
https://sourceforge.net/p/flightgear/flightgear/ci/31c66226e17b1271fa003c85943654f7f45ff9f0/
少し飛んだ話になりますが、貨物エリア(本来は国内貨物)のパーキングの設定がtype=cargo、airlineCodes="ANA,AIH,EVA,CRK"となっていて、旅客機が止まらないような設定だと思っていましたが、パーキングポジションのindexの値をいじって順位を上げると旅客機もどんどん止まるようになるようです(もともとのTerraSyncのRJTT.groundnet.xmlのパーキングポジションの順番で作ると、2タミ前が開いているのに、貨物エリアにどんどん旅客機が出現してくれました)。東貨物エリアにいるエヴァー機(キティちゃん仕様)はおそらく旅客機です。
今日というか昨日?該当コードが修正されたようで、今日明日の開発版2016.2.0のnightly build以降でしたらおそらくAi機がパーキング→誘導路→滑走路→離陸というきちんとした動きになるかと思います。
https://sourceforge.net/p/flightgear/flightgear/ci/31c66226e17b1271fa003c85943654f7f45ff9f0/
少し飛んだ話になりますが、貨物エリア(本来は国内貨物)のパーキングの設定がtype=cargo、airlineCodes="ANA,AIH,EVA,CRK"となっていて、旅客機が止まらないような設定だと思っていましたが、パーキングポジションのindexの値をいじって順位を上げると旅客機もどんどん止まるようになるようです(もともとのTerraSyncのRJTT.groundnet.xmlのパーキングポジションの順番で作ると、2タミ前が開いているのに、貨物エリアにどんどん旅客機が出現してくれました)。東貨物エリアにいるエヴァー機(キティちゃん仕様)はおそらく旅客機です。
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Re: 駐機場について
msg# 1.14
daitaro
投稿数: 64
inomatyさん情報ありがとうございます。2016.2.0では問題なく作動することを確認できました。貨物エリアのこともやってみます。本当にありがとうございました!
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