Re: [bad conversion]プレイできない

toshiです。

Windowsのユーザ名に日本語を使っている場合に、[Fly!]をクリックするとbad conversionのポップアップ画面が表示されて異常終了する問題に関する続報です。

FlightGearのプログラム内で取得した機体データやシーナリーは、デフォルトでは
C:\Users\{ユーザ名}\Documents\FlightGear
の下に配置されるのですが、このユーザ名が日本語の場合(Latin-1ではない文字を含む場合)に問題が起きます。

そこで当座の回避策として、日本語を含まないパス、例えば
C:\temp\FlightGear
にFlightGear用の空のフォルダをあらかじめ作成しておき、FlightGear起動画面(ランチャー)で以下のように設定を変えると起動できるようになることを確認しました。

(2018.3.1の場合)
1. 起動画面のサイドバーの[Settings]アイコンをクリック
2. Downloads の右側の [Show more...]をクリック
3. "Download location C:/Users/{ユーザ名}/Documents/..."の右側の[Change]をクリック
4. C:\temp\FlightGear を指定し[フォルダーの選択]をクリック
5. [Fly!]をクリック

2018.3.1の場合は、以上の手順で起動しました。
2018.2.1の場合は、5.で[Fly!]をクリックするとbad conversionのポップアップ画面が表示されてしまいまうのですが、いったん終了して再度FlightGear起動画面を開いてもう1度[Fly!]をクリックすると、正常に起動しました。

私ができる範囲で詳しく調べた結果、問題の発生するタイミングはovercast.pngというファイルを探す段階にあることまで特定して、開発者向けのFlightgear-develメーリングリストにバグ報告をしました。

開発者のJamesから返事があり、Latin-1ではない文字を含んだテスト用アカウントを作って試してもらえる見込みなのですが、修正は容易ではなさそうなのでしばらく時間がかかるかもしれません。

Re: [Flightgear-devel] Fatal exception "Bad Conversion"
https://sourceforge.net/p/flightgear/mailman/message/36528306/

なお現在、2018.3.1のバグフィックス版の2018.3.2のリリースに向けて、リリース候補版2018.3.2rcがテスト用に公開されているのですが、この問題は未対応です。