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海鳥の旅番外編で、高解像度フランスの旅

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なし 海鳥の旅番外編で、高解像度フランスの旅

msg# 1.4.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
depth:
15
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2013-2-8 3:16 | 最終変更
hide  長老 居住地: 兵庫県  投稿数: 632
hideです。
 今回は、フランス全土の高解像度シーナリーをインストールしてみました。
久しぶりにピラタスPC-9Mを駆って、パリを基点にデイフライトを楽しみます。アルプスの山岳飛行場や、南仏のお洒落な小飛行場を訪問してジュネーブへ到着。ハイレゾの副産物として、レマン湖の形がかなり正確になり、市街地に紛れ込んでいた名物の大噴水もちゃんと湖面に現れ、いい気分です(^^)/。
 楽しい旅になった半面、私の環境下では、このシーナリーを使うと、イギリス南部やベルギー西部、北イタリアなど周辺地域の一部で、市街地テクスチャーや道路・線路が消えてしまう問題も発生しました。今のところ対策が分かりませんので、試される方はどうぞご用心を。

 また「SkyVector」という、フライトプランナー付きの全世界VFR/IFR航空図サイトを見つけました。非常に便利ですので、のちほどご紹介します。

●●高画質で飛んでみたい:
 私の飛行艇世界一周「海鳥の旅」は、年明けにパリに着きましたが、日照時間が短く高緯度の旅に向かない真冬の間、何を勉強して(または遊んで)過ごそうかと迷っていました。
 過去何度も挫折した Blender の学習は、この冬も本を買ったものの宙に浮いておりますし(笑)、「風景の開発」フォーラムに投稿させていただいた、空港などシーナリーの改良問題もその後、やっとTerraGearGUIで地図データが読み込めたものの、Materials タグの段階でつまづいて、さっぱり前に進みません。なので「パリまで来たついでに、ジュネーブに寄ってレマン湖を再編集し、大噴水が正常に見えるようにする」という夢も、当分の間は妄想にとどまるかに見えました。
 一方、本サイトでは時々フォトシーナリーの話題が登場します。私も試してみたいのですが、インストールがやや難しそうです。そのうち、これは写真版の風景ではありませんが、米国の本家HP「NEWS」コーナーのバックナンバーの中から、Thorsten Renkさんによる「Mountain-flying in the French Alps」(2012年4月26日)という投稿を見つけました。
 これは、軽飛行機でフランス・アルプスの Altiport(山岳飛行場)を歴訪する企画で、FlightGear Wiki に紹介されている、高解像度の「Custom France Scenery」を使用します。飛行場によっては、滑走路など一部分がフォトシーナリーになっていたり、3Dの管制塔や軽飛行機が並んでいたりして、非常に面白そうです。インストールも、単にデータを重ね書きするだけらしいので、さっそくダウンロードしました。リンクは以下にあります。
     http://wiki.flightgear.org/Custom_France_Scenery

 さてシーナリーを解凍したものの、扱い方がよく分かりません。本家フォーラムを読んでみると、ファイルの構成が全然違うようです。おかしいなぁ…と思って、出来たファイルを秀丸エディタで強引に開いてみると、ReadMe文書の断片やバイナリデータ、xmlファイルの一部などが、ごちゃまぜになっているみたいに見えます。こりゃ1回解凍してもまだ「書庫」なんだ、とようやく思い当たり。右クリックで再度解凍しましたら、やっと緯度・経度別のフォルダが多数出現しました。あー恥ずかしいっ(^^;)。

 私の環境では最近、起動時にあれこれ3Dオブジェクトの読み込みエラーが出ます。ヒースロー空港なんかビルが1棟しか出現せず、何やらトラブルが起きている模様です。そこでまず、英仏周辺の正規シーナリーを再DLしてインストールし、ついでに最新の GlobalObjects.gz と SharedModels.gz も解凍して Models などに入れたうえで、前記の高解像度版をシーナリーフォルダ内に重ね書きしました。(ちなみに正規シーナリーは、1区画単位で結構まめにバージョンアップが行われ、オブジェクトが増えたりしていますね。私は従来、頑張って一気に大陸全体をDLしていましたが、こういう作業方法では比較的古いシーナリーばかり使うことになってしまいますので、考えものです)
 以上の手順を踏んでも、あいにく3Dオブジェクトの表示エラーは解決されませんでしたが、一応フランスのシーナリーは準備OK。さて航法計画を立てるとしましょう。

●●石碑やレストランのある小飛行場:
 今回の行き先は、まず前記の「Mountain-flying in the French Alps」で読んだ、クールシュヴェル山岳飛行場LFLJですが。もう一つ、フランス南東部の都市リヨンの南にある、サン・ランベール・ダルボンという、軽飛行機用の小空港を訪ねることにしました。滑走路は芝生のみです。
 なんでここを選んだかと言いますと。先日、flightgear.org/download.php サイトの中にある、「Static Model Browser」を開いて、最近登録された空港建築物を眺めていたところ、航空関係の記念碑らしい石碑が二つ、目に止まりました。他にも、ごく小さなレストランや、手書きの古びた看板類、丹念に作り込んだフェンスと門など、渋くマニアックな新作オブジェクトが並んでおり、どれも所在地は「LFLR」となっていました。フランスの空港ですが…どこだろうと検索してみると、今申し上げたサン・ランベールだった次第。今回訪れる山岳地帯から近いし、「質素ながらリアルに作り込んだ施設」というコンセプトが面白そうなので、目的地に加えました。その後はジュネーブに寄ってパリに戻る、とまあそんな旅程になりそうです。

 まずAtlas画面をチャート代わりに開き、こんな順序で周回しようと、ラフなコースを考えました。
◎パリのル・ブールジェ空港
   ▼
◎クールシュヴェル山岳飛行場LFLJ
   ▼
◎サン・ランベール・ダルボン空港LFLR
   ▼
◎ジュネーブのコワントラン空港
   ▼
◎パリのル・ブールジェ空港

 …クールシュヴェルとサン・ランベールには、トラッキング(もしくはホーミング)すべきVORもNDBもありません。GPSを使えば航法は簡単ですが、使わずにピンポイントで発見する工夫をした方が面白いので、ちょっと考えた末、手前にそれぞれ無線標識を挿入し、手頃なラジアルを選んで乗ることにしました。
 クールシュヴェル山岳飛行場に向かうには、西方のリヨン・サンテグジュペリ空港のVORが、またサン・ランベールを見つけるには、少し手前にあるグルノーブルNDBが役に立ちそうです。これで、今回の航法に関わる地点(出発地と中継地、目的地)は計7カ所に増えました。以下のような感じです。
(私独自のコース記号を復習しますと…◎=空港、★=VOR、☆=NDB、△=フィックス又は地形上の目印)

★パリのル・ブールジェ空港VOR 116.1BT(←無線標識の周波数+コールサイン。以下同じ)
   ▼
★リヨン・サンテグジュペリ空港VOR 114.75LSE
   ▼(ラジアル107度を使用)
◎クールシュヴェル山岳飛行場LFLJ(無線標識なし)
   ▼
☆グルノーブルNDB 291WS
   ▼(磁気方位245度へ飛行。たまたま真方位同じ)
◎サン・ランベール・ダルボン空港(無線標識なし)
   ▼
★ジュネーブのコワントラン空港VOR 115.75GVA
   ▼
★パリのル・ブールジェ空港VOR

●●変針の多い航法計画を、楽に作るには:
 最後に、これらの地点を辿るコースを計算するわけですが…従来はそれぞれの正確な緯度経度を調べて、航法フリーウェア「virtual E6-B」に打ち込み、相互の方位と距離を出していました。virtual E6-B は2地点間の計算しかできませんので、7地点を結ぶには次々と数字を差し替えて、計12回も緯度経度の入力が必要です。これが正直、割に面倒で間違いやすいのですね。前回ご紹介した私のExcel航法ワークシートなら、7回で済むので多少楽ですが、やっぱり億劫には違いありません(直線の大飛行には、最高の道具ですが)。
 むろんご存じのように、ICAOコードさえ入れれば、区間ごとに大圏コースの初期方位と距離を計算をしてくれるサイトもあります。以下にアドレスを挙げる「Great Circle Mapper」あたりが代表格でしょう。
     http://gc.kls2.com/
 大圏コースはGPS自動操縦向きですが、短距離ですとラームライン(等角航路。コンパスを見ながら、手動または針路保持モードで飛ぶ場合に使う)と差はないので、このサイトでもかなり多くのフライトに役立ちます。ただし、任意の地点(緯度経度)を入力することはできないのが不便です。

 あれこれ探したら、冒頭に挙げた「SkyVector」というフライトプランナー・サイトを見つけました。これも大圏コースですが、VFRとIFR(高々度・低高度)両用の全世界航空図を兼ねており、緯度経度による任意地点の入力も可能で、しかも操作はマウスのみ。以下がアドレスです。
     http://skyvector.com/
 「投稿画像」に、SkyVector のサンプル画面(今回の飛行コース)をご紹介しました。基本操作は、
・図上のカラフルな丸印は、METAR観測点。ポインタを当てると気象通報式を表示。
・図上の青で囲まれた領域は、その時点のSIGMET(悪天情報)空域。左クリックで内容表示。
・画面左上の「Flight Plan」ボタンで、フライトプラン機能が起動。
・図上の右クリックで、至近にある空港や無線標識、或いはその地点の緯度経度入力を選択。
 コースはマウスで編集可能。速度入力でETE(予定飛行時間)も表示。
・空港名を左クリックすると、施設の詳細を表示。米国内に限り、SID/STARチャートが閲覧可能。
・いったん作成したフライトプランは、1個に限り自動保存し、以後のアクセス時に再表示。
・チャート画面は電子画像だが、米国内のみ紙製の区分航空図の画像も閲覧可。
・燃料代の計算サービス(?)や独自フォーラムあり。
…という感じで、なかなかすごい内容。ILSに関するデータがないことが、数少ない欠点です。

 今回のフライトは基本的に、この SkyVector のみを使って行うことにしました。詳しい区間距離・方位は、投稿画像の SkyVector 画面を見て頂ければ幸いです。ちなみに総飛行距離は670.4nmでした。

●●高解像度のフランスをゆく:
 ル・ブールジェ空港で、ピラタスPC-9Mを起動。パリは建物オブジェクトが(たぶん)世界一多い上に、ハイレゾのシーナリーが重くて、フレームレートは1とか3を指しています。かなり読み込んで、やっと7。しばらく待ったらようやく20ちょいまで上がり、これなら飛べるだろうと、ホッとしました。
 Time of day 機能で morning を選択しており、機内時計はUTCの0920時。燃料を確認し、必要な周波数を打ち込んで出発準備OK。ところがPC-9MのRMIとDMEが、ル・ブールジェ空港のVORに反応してくれません。どうしたんだろう。
 ここんところ、古いカタリナばっかり操縦して、近代的な飛行機の飛ばし方を忘れちゃったかな…などと思いながら、念のためAtlasを起動して確認しますと、抽出した数カ所の無線標識のうちル・ブールジェのVORだけは、なんと「SkyVector」とAtlasで周波数が違っていました。むろんAtlasは、FlightGearの内蔵データをそのまま示しますから、SkyVectorの方の登録データが違っているわけですね。トラブルはこの1カ所だけでしたが、期待しているだけに、いささか残念です。

 西に向かって離陸。左上昇旋回を重ねながらパリの街を見下ろすと、道路も線路も河川も、(従来の折れ線の集合ではなくて)見事なカーブを描いています。高解像度の風景は、フォトシーナリーほどの衝撃はありませんが、さすがになかなか美しい。
 空港VORのアウトバウンド・ラジアルに乗って、高度14000ftでリヨンに向かいます。速度保持を230KIASにセットしたところ、真対気速度は(私の速度計の改造指針によると)277KTASくらいでしたので、SkyVectorのフライトプランナーに「277Kt」と入力。これで各区間ごと及びトータルのETE(予定飛行時間)を、自動で出してくれます。
 雲のレイヤーが機体の上下にあり、だんだん雲量が増えてくる感じで、この調子で山岳地帯に入るのはまずいなと、ちょっと気にしながら、NAV-1をリヨン・サンテグジュペリ空港VORに切り替え。ちゃんとモールスの「LSE」が入感しました。あとで使う予定のグルノーブルNDBからも「WS」の符号が聞こえています。前後左右を眺め回しながら、どんどん南下を続けました。

●●アルプス山中の「ジャンプ台」に発着:
 1034時、リヨン・サンテグジュペリ空港上空で、予定通り107°に変針。周囲の道路や線路が、またまたリアルで美しい眺めです。このシーナリーは、少し高空から見た方が実感が増すようです。
 CDIを新コースにセットし、機体をなるべく正確にラジアルに乗せて、アルプスの端っこに入り込んでいきます。今から行く山岳飛行場は、なぜかFlightGear内蔵の「Map」にも表示されません。当面はVOR/DMEの航法精度だけが頼りですので、まずは慎重に。
 山岳地帯に差し掛かると、精細シーナリーはますます本領を発揮しました。山々の鋭い稜線が、谷へ切れ込んでゆく山腹のひだが、明らかに標準よりずっと豊富な情報で構成され、テクスチャーの使い分けもきれいです。もっと負荷が軽いと…さらに素敵なのですが。
 SkyVectorのチャート画面と、眼下の谷や川などの景色を頻繁に照合しながら、ところどころで現在地を確認し、更に飛行を続けました。時々視界を雲に遮られるので、もう少し高度を下げて、じっくり地形を見たいところですが、図上に示された最大標高(MEF)をみると、雲に巻かれてコースを外したら衝突もあり得るので、このまま14000ftを維持することにしました。

 やがて、右手の山にABNを発見。どうやら目的地すぐ手前の山岳飛行場です。さらに峰を一つ飛び越えたところに予定通り、クールシュヴェル山岳飛行場が視認できました。こっちにはABNさえありませんので、山腹に食い込んだ短い滑走路を見逃したら、それっきりです。右旋回で近づくと、軽空母というか、ジャンプ台というか「あんな小さいところに、降りるのかぁ!」という感じです…投稿画像をご参照下さい(^^;)。
 本家サイトで見た画面とは違い、滑走路はフォトシーナリーではなく、簡易タワーや駐機中の軽飛行機も見えず、殺風景なのが残念ですが、原因も分からないし、今さら仕方ありません。
 旋回降下に入ります。複数のレイヤーに雲が散らばっていて、視界は万全ではありません。急旋回を重ねるうちに、さっと雪が舞い始めて、ひやりとしました。視程が短くなったら即アウト、高度を上げて逃げ出すしかありません。しかし雪は直ちに止んで、雲も次第に晴れて行く気配。おお、行けるかも。

 スロットルレバーを引いて、ぐんぐん旋回降下します。がオートスロットルを切り忘れていて、機体が減速してくれません。焦ってオートパイロットを操作し、やっと減速してみると…滑走路がない! 一瞬で見失ってしまいました。
 山腹はみんな同じように見え、どれがさっきのだったのか、迷い始めるときりがありません。落ち着け落ち着け。VORラジアルとDMEがある限り、遠くへ迷い出るはずはありません。まず、坂井三郎のように…迷ったときは高度を再現しよう。次は針路。進入時のコースから、さっきみたいに右へほぼ直角に折れてだな…。ぐるぐる旋回を続けていましたら、不意に再び滑走路が見えました。風向は、どんぴしゃり滑走路向かい風。風速は15Ktあります。決行するしかないですね。

 1055時ごろ、フルフラップ75Ktで接近して…思ったより機首が上がって邪魔なので…もっと操縦席を高く上げておけばよかったと思いながら、いったん増速して視野を稼ぎ、やや過速ながら無事に着陸停止。やった。空中からはスキージャンプ台に見えた空港も、降りてしまえばもっと大きいことが分かりました。とは言え、離陸時は強い追い風になりますから、出来る限り長い滑走距離を確保したいものです。ぎりぎり奥までタキシングして、機体をUターンさせました。
 エンジンを掛けたまま、しばし休憩。天候が悪化すると困るので、あまり長居は出来ません。1110時に離陸を決行、フラップ1段でフル加速したものの、滑走路末端付近の対気速度は、たった90ノットでした。少々早過ぎるローテーションを掛けて機首を上げたまま、文字通り断崖から身を躍らせて、重量超過の艦上機が発艦するみたいに、どーんと沈みながら山腹を離れました。

●●愛情たっぷりの力作、牧歌的な小飛行場:
 やがて上昇に転じ、再びアルプスの絶景が周囲に広がります。私は「ピラタスには、やっぱり山がよく似合う」なんて呟きながら、269度でグルノーブルNDBをホーミング。
 1127時。RMIの針がグルンと回って、グルノーブルNDB上空を告げました。計画通り269度へ変針。1133時ごろ、前方に多数の白色ストロボ光の列を発見。高圧線の鉄塔みたいですが、よく見ると丘陵地帯に並ぶ発電風車の群れでした。ヨーロッパではこの手の風車が今、どんどん普及しているのですね。「グスコーブドリの伝記」(宮沢賢治)の作中世界みたいな風景。私は大好きです…。
 やがてABNが視界に入り、小さな街の彼方に、サン・ランベール・ダルボン空港が見えてきました。

 まことに牧歌的な小飛行場です。芝生の滑走路に着陸して、田舎の小道みたいな、土のタキシーウェイを走っていくと、一見ボロっちい(ごめん!)小格納庫が幾つも並んでおり、これがなかなか傑作です。外壁にはモダンアートの見本のような、極太ゴシックのポップなロゴがちりばめられ、1910年代のクラシック飛行機のイラストも踊っていて、思わずにっこり。また空港の一角には、薔薇の咲き誇る小さなレストランがあり。近くに大昔の飛行家のレリーフを刻んだ石碑が建っていて、ちゃんと花まで生けてありました。

 碑文の人名と年号が読めたので、何とか石碑の由来が分かりました。1919年4月21日、Jules Vedrinesという飛行士が、航空機関士の Marcel Guillain とともに双発のコードロンC23に乗り、史上初のパリ=ローマ郵便飛行に挑戦。当地で着陸場所を探している最中、墜死したとのことです。この飛行場には、モンゴルフィエ兄弟の作品みたいな熱気球を描いた記念碑もあります。兄弟が最初の公開飛行実験をしたのは、アノネーという町で、この飛行場のたった10キロほど西なので、たぶん本当に兄弟の記念碑なのでしょう。
 これらのオブジェクトには、現地で撮影したらしい、精細な写真テクスチャーが貼ってあります。ある格納庫は内壁も写真テクスチャーで再現され、屋内に禁煙の(しかも手書きの)張り紙があったり、大きな工具箱が並んでいるのが、入り口から見えたりします。小規模で質素な建物ばかりですが、近所に住む航空ファンが取材を重ね、愛情をふんだんに注いで作り上げたという感じです。いいなあ! こういうの。

 給油スタンドの前に愛機を駐めて、エンジンを停止。燃料残は220Lbs、つまり33galでした。あと何分飛べたのかと、改めてヒヤリ。かつて私の改造機は、燃料警告灯が点いた時点で、全速で30分の燃料を残すように設定していましたが、デフォルトではずっと残量が多いため、つい点灯を無視しておりました。これはやっぱり私の場合、設定を変えておかなくては。

●●レマン湖が正しい形に:
 1440時。現実世界で食事の後、1000Lbsの燃料を積んでジュネーブへ。10度から25Ktもの強風が吹いていました。向かい風ですが、天気は時の運ですな。滑走路の風下端へタキシングして、1450分に離陸。
 20000ftまで上がり、212KIAS(真対気速度は280KTAS)で、ジュネーブ空港VORのラジアル042度をインターセプト。そのままドンドコ飛んで、無事にレマン湖が見えてきました。
 冒頭にご紹介しました通り、この精細シーナリーでは、レマン湖の形が正しくなっており。デフォルトのシーナリーよりもずっと深く、湖岸が市街地に切れ込んでいます。その結果、名物のジェ・ドー(高さ約140mの大噴水。実物は冬は休業)を先端に持つ突堤と、根元に付属するヨットハーバーが、すべて正常に湖の中に出現しています。やれやれ…ジュネーブに関する限り、地形を改造する必要はなくなりました(^^;)。
 また今回、あちこちで感じたことですが、鉄道や河川が地図通り正確な形をしていると、当然ですが機位を判断する材料になり、航法面で非常に役に立ちます。いずれFlightGearのシーナリーが世界全域で、少なくともこの程度の分解能を持つことを切望します。

 というわけで、大いに「Custom France Scenery」を楽しみましたが、着陸後にUFOでレマン湖沿いに東へ散歩したところ、都市テクスチャーと河川、道路、鉄道が消えてしまいました。スイスの中央部まで進むと、また正常に戻ります。北イタリアも同様で、モンブラン南方(対仏国境そば)のアオスタあたりは異常ですが、もっと南下するか、或いはコモ湖付近まで東進すると正常に戻ります。イギリスは、サウザンプトンなど本土南岸はもちろん、ブリストル海峡やロンドン全市まで被害が及んでおり、市街地やテムズ川が消滅。いちめん緑のテクスチャーの中に、ビッグベンや高層ビル、ドームなどの3Dオブジェクトだけが並び、まるでSFにありそうな「ジャングルに呑まれた近未来のロンドン」です。バーミンガムの南あたりまで北上すると、やっと正常に戻ります。
 もうすぐVer.2.10に切り替わりますが、またシーナリーも新しくなるのでしょうか? ならばどうせ全面的にインストールをやり直しますので、焦って手を付けずに、しばらく様子を見ることにします。

●●Atlas画面の謎:
 最後に一つ不思議なのは、Atlas11の振る舞いです。私はこの「Custom France Scenery」を入れてから、Atlas用のマップ画像を再生成していません。古い、デフォルトのシーナリーから作った地形画像をそのまま使っているのですが、Atlas画面のズーム倍率が100未満(表示上は「99.291」以下)になりますと、いきなり画面表示の地形解像度が急上昇し、黄色い都市の範囲が広がり、道路や線路のルートも明らかに変化して、精細モードのシーナリーをそのまま反映します。むろんジュネーブのレマン湖も同様で、ズーム倍率125以上では、Atlas画面が示す湖岸は以前の不正確な形のままですが、99倍以下ですと、フライト中に見る通りのほぼ正しい輪郭になり、湖の西端が市街地深く三角形に食い込んで、ローヌ川となります。
 となるとAtlasは、アップ画面ではシーナリーの地形データそれ自体を表示するのでしょうか。謎です。
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