Re: Windows vistaで起動しない
toshi
投稿数: 1540
flighterさん、こんばんは。
toshiです。
ご使用のPC環境は、残念ながらFlightGearにあまり適していないようです。
ATI Radeon Xpress 1250はチップセットに統合されたオンボードグラフィックなのですが、外付けのグラフィックカードとは異なり、最小限のグラフィック能力しか持ち合わせていません。
2D(2次元)の描画を行うだけなら別に構わないのですが、FlightGearは、OpenGLというグラフィックスライブラリを用いて3D描画を行うソフトですので3D描画性能が重要なのですが、オンボードグラフィックに搭載されている3D描画は一般的にはおまけ程度の能力しかありません。
仮に、グラフィックドライバの更新や、各種設定の工夫によってFlightGearの起動に成功したとしても、実用的なフレームレート(1秒間に何回描画されるか。20fps以上あればスムーズな描画を楽しめます。 5fps以下だと操縦が困難なレベルです。)でFlightGearを動作させるのは難しい可能性が高いように思います。
本来であれば、外付けのグラフィックカードをPCに追加することをお勧めしたいのですが、NEC VS300/Jはディスプレイ一体型PCでノートPCと同等の構成であり、拡張スロットを備えていませんので、その点でもお使いのPCはFlightGearにあまり適していません。
そうは言ってもFlightGearが起動するようになる可能性は残されていますので、少し長くなりますが以下にいくつかのアドバイスをお伝えします。
■グラフィックドライバ
最新のグラフィックドライバをインストールしたがまだエラーが表示されるとのことですが、ドライバを入手した場所とバージョン番号を教えてください。
ここから先の話は自己責任と思って読んで頂きたいのですが、ドライバの入手先がNECであると仮定して少し先走って話を進めますと、AMD(旧ATI)から提供されている最新のCatalyst Display Driverは、2010年2月24日付けのversion10.2です。
AMDのサイトから [マザーボード/チップセット] > [Radeon X12xx Series] > [Radeon X1250] > [Windows Vista -32 Bit] とたどり、Japanese を選択すると以下のページにたどり着きます。
http://support.amd.com/us/gpudownload/windows/Legacy/Pages/integrated_vista32.aspx?type=2.7&product=2.7.2.3.2&lang=Japanese
しかしながら、NECのノートPCではAMDのドライバのインストールに失敗するらしいので[1]、VS300/Jでも同様に失敗する可能性が高いです。
この場合は、インストーラに含まれているファイルを解凍・展開し(これはインストーラがやってくれるはず)、それから手動でグラフィックドライバの更新を行うことで対応できる可能性があります。
intelのグラフィックドライバの例になりますが、以下の解説ページにある「代替手段」の項をご参照ください。
グラフィックス - コンピューターの製造元がカスタマイズしたグラフィックス・ドライバーが検出されました...
http://www.intel.com/jp/support/graphics/sb/CS-022355.htm
それでもうまくインストールできない場合は、infファイルを編集する手があるようです。
ちなみに「ccc」は「Catalyst Control Center」の略です。
[1]ATI社製 RADEON XPRESS 1250(内蔵)のドライバの更 - ビデオカード - 教えて!goo
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5808985.html
■FlightGearの設定
o 初期化
FlightGear起動ウィザード(fgrun)や、FlightGearメインプログラム(fgfs)の設定を変更したことによって起動しなくなったり負荷が高くなってしまう場合があります。
初期状態に戻すには、以下の手順に従ってください。
Win版クイックスタート(起動編) - FlightGear JP Wiki より
引用:
o シェーダ機能を無効にする
--prop:/sim/rendering/shaders/quality-level-internal=0
※fgrunでは、最後の画面で Advanced.. > Propertiesで、[New]ボタンを押し、Value:に /sim/rendering/shaders/quality-level-internal=0 を入力することで設定できます
これは、FlightGearメニューの View > Rendering Options 画面にある Shader effects のPerformance vs Quality スライダを一番左(0)に動かすことに相当します(初期値は3)。
英語wikiの解説よると、一番左にすると全てのシェーダ機能が無効になるそうですので、描画の問題で起動しない場合には試してみる価値があります。
Shader - FlightGear wiki
http://wiki.flightgear.org/Shader
■PCの設定
o グラフィックメモリ容量
アプリケーションが利用可能なグラフィックメモリ容量をモニタしながらFlightGearを起動し、容量不足であれば他のアプリを終了したり、デスクトップの重たいグラフィック効果(Aeroなど)を無効にする。
参考:グラフィックス・メモリー容量の確認方法 (intel)
http://www.intel.com/jp/support/graphics/sb/CS-029090.htm#howmuch
o デスクトップの画面の解像度を下げる
o デスクトップの画面の色を16ビットにする、あるいは32ビットにする。
toshiです。
ご使用のPC環境は、残念ながらFlightGearにあまり適していないようです。
ATI Radeon Xpress 1250はチップセットに統合されたオンボードグラフィックなのですが、外付けのグラフィックカードとは異なり、最小限のグラフィック能力しか持ち合わせていません。
2D(2次元)の描画を行うだけなら別に構わないのですが、FlightGearは、OpenGLというグラフィックスライブラリを用いて3D描画を行うソフトですので3D描画性能が重要なのですが、オンボードグラフィックに搭載されている3D描画は一般的にはおまけ程度の能力しかありません。
仮に、グラフィックドライバの更新や、各種設定の工夫によってFlightGearの起動に成功したとしても、実用的なフレームレート(1秒間に何回描画されるか。20fps以上あればスムーズな描画を楽しめます。 5fps以下だと操縦が困難なレベルです。)でFlightGearを動作させるのは難しい可能性が高いように思います。
本来であれば、外付けのグラフィックカードをPCに追加することをお勧めしたいのですが、NEC VS300/Jはディスプレイ一体型PCでノートPCと同等の構成であり、拡張スロットを備えていませんので、その点でもお使いのPCはFlightGearにあまり適していません。
そうは言ってもFlightGearが起動するようになる可能性は残されていますので、少し長くなりますが以下にいくつかのアドバイスをお伝えします。
■グラフィックドライバ
最新のグラフィックドライバをインストールしたがまだエラーが表示されるとのことですが、ドライバを入手した場所とバージョン番号を教えてください。
ここから先の話は自己責任と思って読んで頂きたいのですが、ドライバの入手先がNECであると仮定して少し先走って話を進めますと、AMD(旧ATI)から提供されている最新のCatalyst Display Driverは、2010年2月24日付けのversion10.2です。
AMDのサイトから [マザーボード/チップセット] > [Radeon X12xx Series] > [Radeon X1250] > [Windows Vista -32 Bit] とたどり、Japanese を選択すると以下のページにたどり着きます。
http://support.amd.com/us/gpudownload/windows/Legacy/Pages/integrated_vista32.aspx?type=2.7&product=2.7.2.3.2&lang=Japanese
しかしながら、NECのノートPCではAMDのドライバのインストールに失敗するらしいので[1]、VS300/Jでも同様に失敗する可能性が高いです。
この場合は、インストーラに含まれているファイルを解凍・展開し(これはインストーラがやってくれるはず)、それから手動でグラフィックドライバの更新を行うことで対応できる可能性があります。
intelのグラフィックドライバの例になりますが、以下の解説ページにある「代替手段」の項をご参照ください。
グラフィックス - コンピューターの製造元がカスタマイズしたグラフィックス・ドライバーが検出されました...
http://www.intel.com/jp/support/graphics/sb/CS-022355.htm
それでもうまくインストールできない場合は、infファイルを編集する手があるようです。
ちなみに「ccc」は「Catalyst Control Center」の略です。
[1]ATI社製 RADEON XPRESS 1250(内蔵)のドライバの更 - ビデオカード - 教えて!goo
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5808985.html
■FlightGearの設定
o 初期化
FlightGear起動ウィザード(fgrun)や、FlightGearメインプログラム(fgfs)の設定を変更したことによって起動しなくなったり負荷が高くなってしまう場合があります。
初期状態に戻すには、以下の手順に従ってください。
Win版クイックスタート(起動編) - FlightGear JP Wiki より
引用:
初期インストール時に近い状態に戻すには、以下の操作を行います。
- %appdata%\flightgear.org フォルダにある autosave.xml ファイルを手動で削除。
- %appdata%\flightgear.org フォルダにある aircraft-data フォルダを手動で削除。
-- %appdata% フォルダにアクセスするには「マイ コンピュータ」のアドレス欄に「%appdata%」と入れてください。
- FlightGearウィザードの左下にある[Defaults]ボタンを押してリセット。
o シェーダ機能を無効にする
--prop:/sim/rendering/shaders/quality-level-internal=0
※fgrunでは、最後の画面で Advanced.. > Propertiesで、[New]ボタンを押し、Value:に /sim/rendering/shaders/quality-level-internal=0 を入力することで設定できます
これは、FlightGearメニューの View > Rendering Options 画面にある Shader effects のPerformance vs Quality スライダを一番左(0)に動かすことに相当します(初期値は3)。
英語wikiの解説よると、一番左にすると全てのシェーダ機能が無効になるそうですので、描画の問題で起動しない場合には試してみる価値があります。
Shader - FlightGear wiki
http://wiki.flightgear.org/Shader
■PCの設定
o グラフィックメモリ容量
アプリケーションが利用可能なグラフィックメモリ容量をモニタしながらFlightGearを起動し、容量不足であれば他のアプリを終了したり、デスクトップの重たいグラフィック効果(Aeroなど)を無効にする。
参考:グラフィックス・メモリー容量の確認方法 (intel)
http://www.intel.com/jp/support/graphics/sb/CS-029090.htm#howmuch
o デスクトップの画面の解像度を下げる
o デスクトップの画面の色を16ビットにする、あるいは32ビットにする。
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Windows vistaで起動しない
(flighter, 2012-11-18 2:23)
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(flighter, 2012-11-21 19:14)
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Re: Windows vistaで起動しない
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