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Re: Pilatus PC-9M の設定に関して

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なし Re: Pilatus PC-9M の設定に関して

msg# 1.2.1.1.1.1.1.1.3.1.1.1
depth:
11
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2012-9-13 12:01 | 最終変更
hide  長老 居住地: 兵庫県  投稿数: 650
Hydeさん、こんにちは。hideです。
 新型オートパイロット装備のPC-9Mをお送り頂きまして、大変ありがとうございました。数日来、少しずつ試しては驚いたり感心したり、或いは少しだけ再調整を試みたりしながら、多少メモを書きためましたので、取りあえず感想を書かせていただきます。

 以下、v280用のデフォルト版機体に私が手を入れて、v260版のPC-9M改とほぼ同じ仕様にして使い始めていたものを「hide版」、このほどご提供頂いた、着陸灯および777準拠のオートパイロット付き新PC-9Mを「Hyde版」と書き分けることにします。

●非常にくせのない操縦性:
 第一印象は、「とてもニュートラルな操縦性」でした。自分と非常に相性のいい車は試乗時、ハンドルを握って50mも走ればそれと分かるように、Hyde版も最初の最初から好印象です。そのため、どこがhide版と違うのか、かえってよく分かりませんでしたので、操縦性をピッチ方向とロール方向に分けて考えました。

 先にロール方向について言えば、まったく文句はありません。一度バンク角を決めると手放しでも、起きない代わりに倒れもせず、一定の傾斜を維持。30度、45度、60度のいずれのバンク角でも、エルロン操作だけで「ボールが飛ばず」(旋回計がスリップを示さず)に旋回可能です。ラダー単独操作に付随するロールモーメントも目立たず、従って比較的楽にクロスコントロールが使えます。(このあたりは、hide版を踏襲して下さったのかなと想像しています)

 次にピッチです。Hyde版は、これも非常にニュートラルですね。離陸滑走では約130KIASまで加速すると、機体がモジモジして飛びたがりますが、勝手に浮揚はせず、ローテーションを待って浮く感じです。続く上昇中は、エレベーター・トリムを少しアップにするとベターですが、ジョイスティックに軽くバックプレッシャーを掛けるだけで十分でしょう。高度約3000ftで水平飛行に移り、220KIAS超まで加速しても、なおトリム中立のままで問題なし。もっと高速域では、もちろんダウン方向に調整する必要がありますが、ほぼ全速度域にわたって、わずかなトリムコントロールで安定が得られる、バランスのいい飛行機です。

 唯一の例外は低速進入時で、原型機のPC-7とよく似た「頭が重い」(重心が前過ぎる)印象があります。ということは、パワーを絞って機首を上げ気味に保持しても、間もなく自然に機首が下がって、急激な失速を自動的に回避するので、練習機としては望ましい特性かも知れませんが、PAPIが示す正規の降下経路には少々乗りにくく、私の場合は自然と、グライドパスを高めに取ることになります。
 加えて(低翼単葉機ですので)プロペラ軸が高いため、「スロットルを開くと機首下げ、閉じると機首上げ」の傾向がはっきり出ます。なので、経路が低すぎてスロットルを開くと、機首下げモーメントが強く出て、更に高度が下がってしまいます。苦し紛れに上げ舵を引いても大抵は、すでにエレベーターの作動角を使い切っており、大アンダーシュートして地面にバウンド…という場面もあり得ます。(市街地テクスチャーに車輪が着くと、気分悪いですねぇ)(^^;)
 私はこれが嫌いで、hide版ではプロペラ軸に3度のアップスラストを付け、さらにv260時代はプロペラ軸の上下オフセット量も半分に縮めて、加速・減速によるピッチ変化をほとんど解消。重心位置も3インチ後方に下げ、75Ktあたりまで減速しても、安定して飛べるようにセットしていました。デフォルト機の進入速度は90Ktあたりが快適ですが、私が手動操縦すると、どうもパスが深くなり過ぎますので、hide版では、あえてもう一息、減速が可能になる重心位置を選んだ次第です。
 後方重心で約80Ktの進入をしますと、やや機首上げ姿勢で主脚から接地することになり、フレアを省略できますので、よりオートランド向きかと思います。しかしこの代償に、hide版は離陸時に130KIASで勝手に機首が浮きますし、上昇中は顕著なピッチアップを起こし、多くの速度域で大幅なトリム調整が必要です。普段は120KIASで早めにローテーションを掛け、その後もほとんどトリム調整を省略して、さっさとオートパイロットに渡すので、以上のような欠点をあまり感じたことはなかったのですが、Hyde版に比べると歴然とバランスが悪く、これは勝負あったと思いました。

●重心を、もうちょい後ろに:
 その一方ではHyde版にも、hide版のような癖の少ない低速操縦性が加われば、と思います。しばらくスラスト軸の調整を試みましたが、残念ながら、ピッチ方向のニュートラルな操縦性を完全に保ったまま、パワーオン/オフによる、機首の上げ下げモーメントを食い止めることは不可能でした。とは言え、Hyde版の上げ下げモーメントは比較的小さいので、慎重に加速・減速操作をすればあまり問題はなく。私もさんざんテストを重ねる間に習熟して、hide版に近い低速進入が出来るようになってしまいました。
 残る問題は、ゴーアラウンドです。
ごく慎重に操縦すればHyde版も、75KIASまで減速して進入可能ですが、「着陸中断、緊急上昇!」という場面で、思わずバーンとスロットルを全開しますと、残念ながらドーンと沈んで、地面を打つ可能性が残ります。そこで最終的に、重心をほんの1インチだけ、後ろに下げてみました。

 v280は、機体の重量バランスに関するプログラムに変更があったらしく、PC-9Mの重心位置をデフォルトから1インチでも後ろに下げると、起動時に機尾が下がって「地中立ち泳ぎ」状態となり、数秒後に爆発炎上します。(黄色い炎の中に、パイロット人形のシルエットが見えると、気分悪いですねぇ)(^^;)
 そこで、主車輪の位置も後方に5インチ下げ、これに伴いタイヤが少し地面に潜ったので、路面ぴったりの位置に来るよう、ノーズギアのみ上方に2インチ補正することにして、/Aircraft/PC-9M/PC-9M.xml の関係記述を、以下のように変更しました。私としては、この方がより洗練された飛行特性のように感じますので、よろしければお試し下さい。

<location name="CG" unit="IN">
<x> 165.16 </x> (←1だけ増やした)
<!-- <x> 164.16 </x>-->
<y> 0 </y>
<z> -10.26 </z>

<contact type="BOGEY" name="NOSE_LG">
<location unit="IN">
<x> 50.1 </x>
<y> 0 </y>
<z> -36</z>(←沈み調整。2増やした)

<contact type="BOGEY" name="LEFT_MLG"> (←RIGHT_MLG=右主脚=も同様)
<location unit="IN">
<x> 177.2 </x> (←転覆防止。5増やした)
<!-- <x> 172.2 </x>-->
<y> -61.4 </y>
<z> -28</z>

●非常に滑らかなオートパイロット:
 初回は、ケープタウン国際空港FACTを北に離陸し、隣の小さなYsterplaat空港FAYPとVOR2カ所を通過して再びケープタウンに最終進入するショートコースを、Route Manager に入力。LNAV arm にチェックを入れ、ぐるりと一周して着陸しました。まさに驚嘆、実に滑らかな飛び方です。
 かつての、天井からヒモでぶら下げた模型が揺れるような画面表示と違って、いかにも気流の上に乗って、舵を切って飛んでいます…というような、自然な挙動です。過去、機体によっては鋭角の大旋回をさせると、コースを外れたこともあったかと思いますが、本機はUターンに近い意地悪な鋭角旋回も、淡々と鮮やかにこなします。言うまでもなく、ウェイポイント通過後に慌てて大回りを始める「フライオーバー」旋回ではなく、直前に回頭を始めてウェイポイント横を通過し、新コースに合流する「フライバイ」旋回です。
 自動進入・着陸も何度か試し、横風成分20Ktでも極めて安定していて、何ら問題ありませんでした。機首方位を風上側へ斜めに向ける「クラブ・メソッド」のまま、タッチダウンすることになりますが、この程度の風であれば、前脚・主脚の3点とも完全着地後に、軽く修正のステアリング操作をすれば十分でした。

 ただし本来は、777のパネルと一緒に使う操作系のため、メニュー単体でPC-9Mに組み込むと、作動中のモードが分からなくなると言う欠点があります。例えば、LNAV arm にチェックを入れて飛行中、実際にLNAVモードに移行すると、LNAV arm のチェックマークは消えます。オートパイロットがアームド(準備)状態ではなくなったので当然ですけれども、777のパネルにはたぶん、どっかに「LNAV」モードの作動ランプが点灯するのだろうと思いますが、PC-9Mにはないので、「LNAV」モードがちゃんと保持されているのかどうか、飛行中に不安になります。LOC arm と APR(G/S)arm もまったく同様です。
 しかし、簡素にまとめられた777用メニューは、いじりようもないでしょうから、現状では仕方がないと思います。LOCとAPRが働いているかどうかは、HSIとAIを見れば済むことですし。

 同様に、恐らくやむを得ないことですが、操作系には他にも戸惑う部分があります。
方位:HDGを押すと現在の機首方位を保持。便利ですが、ターゲット方位を手動入力した後、その
   数字をどうやって有効にしたらいいか、しばらく分かりませんでした。「AP」のチェック・
   ボックスをクリックしたら動き始めましたが、すでに起動済みでチェックマークが入ってい
   るボックスを、もう一度クリックする操作は、直感的には思いつきません。
高度:これもターゲットの数値を入力後、一体どうしたら有効にできるのか、なかなか分かりませ
   んでした。方位の場合と違って、「AP」のチェックを外して入れ直してもダメ。V/Sを使い、
   上昇・降下率を入れないと高度が変化しないのですね。(しかし、APをいったん切って入れ
   直さないと、作動しない場合もあります)

 勝手な言い分を並べて申し訳ありません(^^;)。
昔のFlightGearですと、「必要な数値を打ち込み、ボタンを押したら作動開始。もう一度押したら作動停止」という、私のような不勉強なユーザーにも一目で分かる仕組みでしたが、現在のシステムは、現実のオートパイロットが非常に高度化したのを反映して、だんだん操作が複雑になっていますね。覚えるのは面倒ですが、こんなのにも触れて置くと、例えば「現代のパイロットは、システムの管理者だ」と本に書いてあった場合なども、なるほど…そうだね、と納得しやすい気がします。要は「扱いやすいオモチャとシミュレーター。欲しいのはどっちだ?」ということですね。
 Hyde版PC-9Mのオートパイロットをマスターする一番いい方法は、やはり777の操作を一通り学ぶことでしょう。中等練習機の操作を覚えるのに最新の旅客機を飛ばすのは、本末転倒かも知れませんが、こんなことでもないと、無精な私はなかなか手を触れないでしょうから、いい機会かなと思っております。
(航空機のマニュアルは、英語で読んだ方がリアルな気はしますが…もしも可能であれば、日本語版も備わっていると、速読や必要部分のみの細かな参照がしやすくなり、望外の幸せです)

●ついでながら:
 最新のPC-9Mには、手の込んだヘルメットや迷彩スーツを着たパイロットが乗り、主翼端及び方向舵・昇降舵の後縁先端にそれぞれ、静電気放電用のスパイク(?)が追加され、見た目もますます気合いが入ってきました。無線のメニューも一新され、ボリュームつまみが加わって、非常に使いやすくなりましたね。ピラタス系の更なる発展を祈ります。
投票数:6 平均点:8.33

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