Re: Atlasの最新版を使うには?
hide
居住地: 兵庫県
投稿数: 650
toshiさん、こんにちは。hideです。
Atlas問題につきまして、さらに詳しい調査と丁寧な解説を、大変ありがとうございました。
さっそくあれこれ、調べてみました。まず「terrasyncで取得したシーナリーファイル群に何らかの問題があるのかも」とのご指摘に従い、Terrasyncフォルダの内容を全部待避させ、またAtlasフォルダ(地図画像入れ)も別名の新規フォルダを製作。Terrasyncモードを使ってRJOOで起動する際、prefechを実行し、シーナリーが正常に取得されるのを確認して、これから新たなMapデータを生成したところ、正常な地図画像のjpegファイルが、正方形の画像で得られました。つまりご指摘の通り、以前取得したデータそのものに、何かおかしな点があったようです(だとすると、恐らくv240用のデータだったはずですが、或いは現行v260に適合しない形式なのでしょうか)。
またテスト用に新設したAtlasフォルダ内に、atlas-11-all\src\data 以下にあるファイルとフォルダ(パレットデータや、バックグラウンドの全世界地図など)を追加したところ、正常にAtlasが起動できました。
今回のテストでうまく働いたMap.batは次の通りです。(途中改行。地図画像は「Atlastest」内)
"C:\FlightGear\bin\Win32\Map.exe" "--fg-root=C:\FlightGear\data"
"--fg-scenery=D:\FlightGear\terrasync" "--atlas=D:\FlightGear\data\Atlastest"
pause (ちなみに、toshiさんが作られたものには --verbose という記述がありますが、あれは何をするためのオプションなのでしょうか)
また、今回のテストで起動に成功したAtlas.batは、以下の通りです。
"C:\FlightGear\bin\Win32\Atlas.exe" "--atlas=D:\FlightGear\data\Atlastest"
"--fg-root=C:\FlightGear\data" "--fg-scenery=D:\FlightGear\terrasync"
--udp=5500 --airport=rjoo
pause
ついでに、以前から正常に起動している、DL版データ用のAtlas.batもお目に掛けます。
"C:\FlightGear\bin\Win32\Atlas.exe" "--atlas=D:\FlightGear\data\Atlas2"
"--fg-root=C:\FlightGear\data" "--fg-scenery=D:\FlightGear\scenery"
--udp=5500 --airport=rjoo
pause
●
それから、地図問題の2番目…「正方形と長方形の地図画像が生成される件」ですが。実はこれ大失敗でして、再確認したところ、RJOO付近の国内地図画像はすべて正方形でした。
長方形(東西ピクセル数が、南北方向の半分)の画像は、昨年11月にUFOを使って一晩がかりの無人探査飛行を行い、Terrasyncモードで、北緯60度線沿いに北半球一周のシーナリーを取得した際のデータだと思われます。テスト用のフォルダをリネームしてやりくりする際に入り込み、絵柄が化けていたために、ファイル名まで確認せずに即断してしまいました。ですので、国内の同一地域で「2種類生成された」わけではありません。不正確なお話をしまして、申し訳ありませんでした。
改めて調べたところ、Atlasは緯度によって、生成する地図画像の縦横比を変えていることが確認できました。地球の緯度の線は、どこを取ってもほぼ等間隔ですが、経度の線は高緯度になるほど間隔が狭くなります。なので、仮に全画像を正方形に作ってしまうと、東西方向の解像度が大幅に過剰になるからですね。最も解像度の高い地図画像が入っている「10」フォルダについて、以下に緯度別のサイズをご覧に入れます。
(フォルダ名が、2のべき乗を表すとは…まったく思い至りませんでした)(^^;)
赤道付近〜e130n45.jpg 1024×1024
e130n46.jpg〜e130n69.jpg 512×1024
e130n70.jpg〜e130n79.jpg 256×1024
e130n80.jpg〜e130n82.jpg 128×1024
e130n83.jpg〜e130n84.jpg 256×1024
e130n85.jpg 128×1024
それより北〜 存在せず
…北緯83〜84度で解像度が逆に増えているのは、恐らく東西方向について、画像の枚数を間引いているのでしょう。また極点付近にはテクスチャーがありませんが、かつて極地横断飛行をした時の記憶では、このあたりは氷原が消滅して、景色は海だけでした。残念ながら…本来は高い山脈がある南極でも同様です。
もう一つ、Atlasのビルドに関するお話も、大変ありがとうございました。これは先日来、いずれ絶対に教えて頂かなくては…と思っていたテーマで、今の私の能力では、残念ながら直ちに役立てることは難しそうですが、遅かれ早かれ非常に貴重、かつ強力な資料になるものと楽しみにしております。
Atlas問題につきまして、さらに詳しい調査と丁寧な解説を、大変ありがとうございました。
さっそくあれこれ、調べてみました。まず「terrasyncで取得したシーナリーファイル群に何らかの問題があるのかも」とのご指摘に従い、Terrasyncフォルダの内容を全部待避させ、またAtlasフォルダ(地図画像入れ)も別名の新規フォルダを製作。Terrasyncモードを使ってRJOOで起動する際、prefechを実行し、シーナリーが正常に取得されるのを確認して、これから新たなMapデータを生成したところ、正常な地図画像のjpegファイルが、正方形の画像で得られました。つまりご指摘の通り、以前取得したデータそのものに、何かおかしな点があったようです(だとすると、恐らくv240用のデータだったはずですが、或いは現行v260に適合しない形式なのでしょうか)。
またテスト用に新設したAtlasフォルダ内に、atlas-11-all\src\data 以下にあるファイルとフォルダ(パレットデータや、バックグラウンドの全世界地図など)を追加したところ、正常にAtlasが起動できました。
今回のテストでうまく働いたMap.batは次の通りです。(途中改行。地図画像は「Atlastest」内)
"C:\FlightGear\bin\Win32\Map.exe" "--fg-root=C:\FlightGear\data"
"--fg-scenery=D:\FlightGear\terrasync" "--atlas=D:\FlightGear\data\Atlastest"
pause (ちなみに、toshiさんが作られたものには --verbose という記述がありますが、あれは何をするためのオプションなのでしょうか)
また、今回のテストで起動に成功したAtlas.batは、以下の通りです。
"C:\FlightGear\bin\Win32\Atlas.exe" "--atlas=D:\FlightGear\data\Atlastest"
"--fg-root=C:\FlightGear\data" "--fg-scenery=D:\FlightGear\terrasync"
--udp=5500 --airport=rjoo
pause
ついでに、以前から正常に起動している、DL版データ用のAtlas.batもお目に掛けます。
"C:\FlightGear\bin\Win32\Atlas.exe" "--atlas=D:\FlightGear\data\Atlas2"
"--fg-root=C:\FlightGear\data" "--fg-scenery=D:\FlightGear\scenery"
--udp=5500 --airport=rjoo
pause
●
それから、地図問題の2番目…「正方形と長方形の地図画像が生成される件」ですが。実はこれ大失敗でして、再確認したところ、RJOO付近の国内地図画像はすべて正方形でした。
長方形(東西ピクセル数が、南北方向の半分)の画像は、昨年11月にUFOを使って一晩がかりの無人探査飛行を行い、Terrasyncモードで、北緯60度線沿いに北半球一周のシーナリーを取得した際のデータだと思われます。テスト用のフォルダをリネームしてやりくりする際に入り込み、絵柄が化けていたために、ファイル名まで確認せずに即断してしまいました。ですので、国内の同一地域で「2種類生成された」わけではありません。不正確なお話をしまして、申し訳ありませんでした。
改めて調べたところ、Atlasは緯度によって、生成する地図画像の縦横比を変えていることが確認できました。地球の緯度の線は、どこを取ってもほぼ等間隔ですが、経度の線は高緯度になるほど間隔が狭くなります。なので、仮に全画像を正方形に作ってしまうと、東西方向の解像度が大幅に過剰になるからですね。最も解像度の高い地図画像が入っている「10」フォルダについて、以下に緯度別のサイズをご覧に入れます。
(フォルダ名が、2のべき乗を表すとは…まったく思い至りませんでした)(^^;)
赤道付近〜e130n45.jpg 1024×1024
e130n46.jpg〜e130n69.jpg 512×1024
e130n70.jpg〜e130n79.jpg 256×1024
e130n80.jpg〜e130n82.jpg 128×1024
e130n83.jpg〜e130n84.jpg 256×1024
e130n85.jpg 128×1024
それより北〜 存在せず
…北緯83〜84度で解像度が逆に増えているのは、恐らく東西方向について、画像の枚数を間引いているのでしょう。また極点付近にはテクスチャーがありませんが、かつて極地横断飛行をした時の記憶では、このあたりは氷原が消滅して、景色は海だけでした。残念ながら…本来は高い山脈がある南極でも同様です。
もう一つ、Atlasのビルドに関するお話も、大変ありがとうございました。これは先日来、いずれ絶対に教えて頂かなくては…と思っていたテーマで、今の私の能力では、残念ながら直ちに役立てることは難しそうですが、遅かれ早かれ非常に貴重、かつ強力な資料になるものと楽しみにしております。
投票数:17
平均点:4.12
投稿ツリー
-
Atlasの最新版を使うには?
(hide, 2012-5-6 13:49)
-
Re: Atlasの最新版を使うには?
(toshi, 2012-5-7 23:56)
-
Re: Atlasの最新版を使うには?
(hide, 2012-5-8 20:52)
-
Re: Atlasの最新版を使うには?
(toshi, 2012-5-11 1:44)
- Re: Atlasの最新版を使うには? (hide, 2012-5-14 3:07)
-
Re: Atlasの最新版を使うには?
(toshi, 2012-5-11 1:44)
-
Re: Atlasの最新版を使うには?
(hide, 2012-5-8 20:52)
-
Re: Atlasの最新版を使うには?
(toshi, 2012-5-25 1:30)
-
Re: Atlasの最新版を使うには?
(hide, 2012-5-27 13:04)
- Re: Atlasの最新版を使うには? (toshi, 2012-5-27 23:33)
-
Re: Atlasの最新版を使うには?
(hide, 2012-5-27 13:04)
-
Re: Atlasの最新版を使うには?
(toshi, 2012-5-7 23:56)