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手探り航法・旅日記(その3)

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なし 手探り航法・旅日記(その3)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 .6 | 投稿日時 2011-9-14 4:40 | 最終変更
hide  長老 居住地: 兵庫県  投稿数: 587
hideです。
 お陰様をもちまして、気まぐれ航法・旅日記「その2」のコンテンツも順調に増え、かなり重くなってきました。通信環境によっては、表示に時間が掛かる場合もありますので、前回より少し早いですが「その3」を開かせていただきます。今後ともどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 ロンドン・グリニッジ=明石間のフライトは前回、v2.4.0の登場をきっかけに、スイスへ寄り道したところで休憩しました。今回は、v2.4.0用に新登場したピラタスPC-9Mをライトチューンして、従来のPC7改に代わる新しい「旅の仲間」に育てる道を探ります。
 塗装の変更と、自作のフライト・コードラント(航空四分儀)搭載、操縦性の調整や、計器類の小改修などを進めまして、v2.4.0の新しいGPS/FMSとMapの使用法を確認しつつ、訓練を兼ねてスイス南西端のジュネーブへショートフライトします。(大長文になりました。済みません)

●外観および改造点:
 PC-9Mは、ピラタス社の軍用ターボプロップ練習機の第2作で、実機は原型となったPC7(初期型541馬力/Mark-兇700馬力)を、950馬力にパワーアップした中等練習機です。両機の外観は、ベントラルフィンと風防以外ほとんど共通ですが、上昇率は33%増(3880ft/min)、10000ftの最大巡航速度は17%増(298KTAS)と大幅に性能が上がっており、実力は大戦中の戦闘機くらいでしょうか。

 ○素晴らしいディテール:
 FlightGearのモデル機は、やはりDavid Culpさんと Erik Hofman さんのPC7をベースにしたそうですが、全面的にリニューアルされており、機首のエア・インテークの微妙な曲面、脚柱の鍛造部品とホイールなど、パーツの情報量(面を構成する頂点の数)が大幅に増え、見事な出来映えです。シートも、PC7は簡素な北欧家具を並べたみたいでしたが、PC-9Mのはちゃんと、マーチンベイカーの射出座席に見えます。仮にPC7が、精密に設計されたペーパークラフトだとしますと、PC-9Mはまさにプラモデルのレベルです。近年のパソコンの性能向上を計算に入れて、思い切ってディテールアップに出た作品、といった印象を受けます。
 外観だけではなく。フルフェザーした3Dプロペラと始動スイッチ、開閉式の風防、スピードブレーキや灯火類を新設し、パネルにはRMI(VORとNDB局の方位を直読する計器)を設けるなど、私がPC7に望んでいた改善点が、ほぼすべて現実になりまして、「ちょうどこんなのが、欲しかった!」と感激しました。
(ついでにご報告しますと、ピラタス社のターボ・トレーナーの最高峰・PC-21も、すでにFlightGear版の機体が出ています。ジェット機まがいの近未来的な機体に、軽く湾曲した5枚ブレードの獰猛なプロペラが付いた、まるでルイジ・コラーニのデザインみたいな高等練習機で、もちろんPC-9Mよりも、さらに性能が上がっています。実機同様、完全なグラス・コクピットですが、まだ計器はダミーで、一切作動しないのは残念。操縦性も少々ラフです。遠くない将来に、完成の域に達することを切に祈っています)

 ○オリジナル塗装に:
 さてPC-9Mの改造は、塗装から手を着けることにします。本機のLiveriesは軍用迷彩が中心ですが、クロアチア空軍のアクロチーム「クリラ・オルイェ」用の、白を基調とした華やかなカラーリングが、ひときわ目を引きます。余談ながら、本モデルのファースト・オーサーは、Petar Jedvajさんという方ですが、お名前の綴りからしますと、クロアチアの方ではないかと想像しています。
 私はこの塗装が気に入り、胴体ストライプの形を一部お借りして、自機デザインを作りました。PC7改と同様にジュネーブ市の紋章入りで、機首に書いた「エスカラード」という愛称は、同市の代表的なお祭りから取りました。17世紀にジュネーブを包囲したサヴォア軍を撃退し、独立を守った記念日で、勇猛果敢なおばあさんが、城壁にハシゴを掛けて攻め込む敵兵めがけて、煮えた野菜スープをぶっかけた…という、楠木正成の赤坂・千早城の闘いみたいなエピソードがあります。

 ○パイロット人形と天測用装備:
 塗装が済んだら、パイロットに乗ってもらいます。今回もOV-10ブロンコの人形を借用しますが、いざ座らせてみると、あまり見栄えがしません。パイロットというより、グラサン姿の「バイクのおっさん」みたいな印象なのですな。なぜだろう…と悩みまして、YouTubeでスイス空軍PC7アクロチームのビデオを見たところ、バイザーと酸素マスクが小さすぎ、形も違うことが分かりました。ヘルメットもやや小さくて、かつ縦長すぎるので、3Dモデリングソフトで全部修正。これでどうやら、飛行機乗りらしくなりました。ついでに上体を少し起こして、背もたれの角度にマッチさせておきます。

 最後に、自作の天文航法用フライト・コードラントを、後部射出座席の頂部に搭載。念入りに調整し、ボーデン湖の上を何度も飛んで、天測と計算を重ねましたが、今回はしばしば、経度に数十分(距離数十nm)の誤差が出ます。試しにクロックの日付を前日に合わせると、ほぼ10分角程度まで誤差が縮まるのですが…なぜそうなるのかは、分かりません。
 高度角から算出する緯度は従来通り、1分角未満の誤差に収まっていて、立派に実用レベルです。天文航法には色々な種類があります。これまでの「子午線高度緯度法」(南中時を測定)以外の方法を使うのでしたら、基本的には、高度角の測定結果さえ正確であればいいので、恐らく何とかなるでしょう。今後の旅路で、ゆっくり煮詰めるつもりです。

●視界とパワー:
 飛ばしてみて、まず気になったのは、パイロットの視点の低さです。
マイアルバムに紹介させて頂いた、デフォルトと改造後の、パネルの見え方比較をご覧下さい。デフォルトでは、滑走路が機首やパネルに隠れてしまいます。アプローチ中は機首を左右に振って、時々コースを確認する必要があり、大変操縦しにくく感じました。そこでAircraft/PC-9M/PC-9m-set.xmlを開き、<view n="0">(コクピット・ビュー)の項目にある、<y-offset-m archive="y"> 1.18</y-offset-m>の数値を、わずか12儿發ぁ1.30」に変更したところ効果絶大で、写真でご覧の通り、劇的に視野が開けました。

 ○エンジン出力について:
 次に、エンジンの出力を検討します。
FlightGearで長旅をする場合、もちろん巡航速度は高いほど楽です。これはリアリティーとの兼ね合いですが、私は出力を増して、ちょっぴり速度を上げてしまえ…という誘惑に勝つことが出来ません(^^;)。ただプログラム上のパワー設定は、必ずしも実際の出力数字ではなく、あれこれテストをした上で決まるわけですから、多少アレンジする余地はあろうと思います。
 実物のPC-9Mは、PC7後期型(Mark-供砲1.36倍の出力ですが、FlightGearのPC-9Mはデフォルト推力が2128(ポンド?)で、実はPC7のデフォルト2464よりも、逆に小さくなっています。なぜこれでいいのか、考えても結論は出ませんので、私のPC-9M改は暫定的に、推力の設定をPC7改と同じ3000にしています。しかしパワーを上げた分、必ず速度が上がるかといいますと、そうでもないのですね。上昇力は劇的に増え、昇降計を振り切っていますが、全速水平飛行のトリムが変化し、より大きな俯角が付いて抗力が増えたようで、10000ftの最高速度は、実機よりも少し低下してしまいました。ならば、デフォルトの出力に戻せばいいかといいますと…このあたりは、プロペラ軸のスラスト角調整とも関連していまして、そう簡単ではなく。まだ決定的な設定値を得ていません。

 ○燃費とタンク容積について:
 次は、長旅で気になる航続力を調整します。
PC-9Mはデフォルトのタンク容積が1000Lbs×2ですが、これでどのくらい飛べるのでしょう。幸いTatさんが作られたffe.nasは、v2.4.0環境でも(残飛行時間と距離は無理ですが)燃費を表示しますので、スイス東部で高度別のテスト飛行を行い、次のようなデータを得ました。文中のGS(対地速度)はGPS表示の数値ですが、試験当日は風向がコースとほぼ直角であり、風速も4Kt程度だったため、実用上はKTAS(Kt表記の真大気速度)と同じと考えてよさそうです。
 ・高度10000ft
全開時  282KIAS(GS320Kt)2.91nm/gal
開度90% 264KIAS(GS307Kt)3.082nm/gal
開度85% 254KIAS(GS295Kt)3.17nm/gal
 ・20000ft
全開時  241KIAS(GS323Kt)3.62nm/gal
開度90% 228KIAS(GS307Kt)3.42nm/gal
 ・30000ft
全開時  222KIAS(GS350Kt)3.92nm/gal。
 ・30000ftから35000ftへ上昇中
全開時  200KIASあまり(GS340Ktたらず)3.79nm/galくらい。
 ・35000ft
全開時  198KIAS(GS344Kt)3.85nm/gal。

 ラフな高度区分で、あまり当てになりませんが、ベスト燃費は一応30000ftの3.92nm/galです。これに燃料の搭載量(満タン303gal)を掛けると1187nm。離陸・上昇分の燃料消費量などが入っていないので、実際の航続力ではなく参考数字ですが、もうちょっと長い足が欲しいと思いました。
 PC-9Mの燃料計のフルスケールは、1400Lbs(×2槽)です。そこでプログラム上の設定を変更し、実際に搭載可能な燃料(デフォルトでは計2000Lbs)を、目盛り一杯の計2800Lbsまで増量しました。単純掛け算の参考数字では1663nmとなります。離陸・上昇分を考えると、実際のレンジは1500nmくらいでしょうか。PC7改の2500nm以上と比べれば短いですけれど、当面は大きな海を横断しないので、これでよしとします。実機のレンジは公称860nmなので、改造によって2倍近く伸びたことになります。

 余談ですが、今回のテストで35000ftを飛行中、AI(人工水平儀)が左へ約20度傾いてロックし、まったく動かないことに気付きました。降下に移ると、27000ftからピッチ方向のみ動くようになり、20000ftくらいですべての軸が正常化しました。まるで凍結したような感じで、初めての経験です。原因不明ですが、どうも20000ftを超えると、何度でも起きるようです。HUDは正常に働きますので、飛行自体は可能です。

●パネル及び計器のチューニング:
 これは色々と希望がありました。まずレーダーを追加したい。真方位と磁方位、真大気速度、スロットル開度をデジタル表示する特設パネルも、PC7改で作ったら便利だったので、欲しいと思いました。ところが本機は、PC7と違って3Dの計器類を使っており、組み込み方が分からないし、例えば従来のレーダーを3D版に作りかえる方法なども、さっぱり見当が付きません。正直これは想定外で困りました。
 幸いPC-9Mの計器類は、比較的充実しているので、ともかく使用法をきっちり確認しようと、それぞれの計器のxmlファイルを開いて、読める範囲で目を通しました。その結果、色々なことが分かりました。

 ○気速計にTAS指針を追加:
 例えば、気速計ですが。文字盤には、赤白だんだらの超過禁止速度マーク(280KIASに固定)のほかに、ツメのような形をしたインデックス・ポインタ(目印)が2組あります。一つは常に95KIASを指すようになっており、明らかにファイナル・アプローチ速度です。もう一つは、145KIASを指すように設定されているのですが、V1やVRにしては速すぎるし、使い道は謎でした。そのうち、この速度で上昇すると、上昇率が非常に大きいことが判明。たぶん、低空における最適上昇速度を示すマークだと思われます。
 また、あれこれいじっているうちに、internal propertiesの中に、前バージョンで見つからなかったTASの数値を発見しましたので、指示計器速度の指針を参考にして、真大気速度を示す針を追加しました。ますAC3Dで気速計のacファイルを開いて、「KTAS」と名付けた赤い針を書き加え、次にxmlファイルの中に、針を動かす角度などのアニメーションを記述。この針は、高々度では文字盤のフルスケール・300Ktを振り切るはずなので、零戦の気速計のように、盤面に「2周目」の補助目盛りを描き加え、最大で360KTASまで表示できるようにしました。うまく作動しますので、航法の基礎データとして重宝しそうです。

 ○コーションライトを改造する:
 ピラタスPC-6Mのパネル上部中央には、「FIRE」「Master-Alarm」「Master-Coution」の三つの警告灯があります。シミュレーション上は、Master-Alarmは失速警告、Master-Coutionは燃料警告灯として働くようになっており、FIREはクラッシュした時に点灯するようプログラムされています(役に立つのかなぁ)。
 このうち燃料警告灯は、デフォルトでは残量80gal×2で点灯する設定でした。まだ1時間半も巡航できる分量ですので、最初に点灯したときは、まさか燃料警告だとは思いませんでした。実用上は多分、高度10000ftで30分全開飛行できる量(概算で55gal)くらいの残量で、警告が出るのが適当だろうと思います。そのように設定変更して地上テストを行い、2槽ある燃料タンクが、いずれも27.5gal未満になったときに点灯することを確認しました。
 あとは…DMEの赤いデジタル表示が異様に暗くて、非常に見えにくかったので、鮮やかな黄色に変更。取りあえず計器改造は、この程度です。

●操縦性のチューニング:
 これらの作業を進めながら何日も、訓練を兼ねて盛んに短時間の飛行テストをしていたのですが、操縦性についても幾つか、重要な調整を行いました。

 ○プロペラ軸のスラスト調整:
 大きなところでは、最終進入時にパスを下へそれた場合、パワーを上げて降下率を抑えようとすると、強い機首下げが発生する傾向を修正しました。これはPC7でも顕著に出た癖で、低翼機のためプロペラ推力軸が重心や風圧中心より高いので、パワーオンで機首下げモーメントが、オフで機首上げモーメントが発生するものです。うっかり対処が遅れると、本当に逃げ場がない感じで高度を失い、恐ろしい大バウンド付きアンダーシュートを体験します。
 PC7改の場合は、プロペラ軸に3.5度のアップスラストを与えると解決しましたが、PC-9M改は4.5度アップでも、期待したほど強い効果は出ませんでした。また前述のエンジン推力増加テストを、この操縦性の調整と同時に進めていたのですが、ここまでアップスラストを大きく取ると、大幅なパワーアップをしても、ほとんど速度が増えないケースがあり、推進効率の低下を感じました。そこでアップスラストは3度に減らし、同時に推力軸の高さを半分以下にしたところ、パワーのオン・オフに対する反応は、一気に素直になりました。またわずかながら、最高速度が増加する傾向が見えました。
 また、本サイトで一時盛んに話題になった、ロール復元力も微調整しました。手放しではバンク角が増加する傾向があったところを修正し、しかし勝手に水平に戻るほどではなく、ほぼ同じ姿勢を保つようにセットしています。ついでに、どっかから借用してPC7改で使っていた、グラウンド・エフェクトの式とテーブルを移植し、不足を感じたエルロン舵角と、エレベーターのアップ側舵角を、調子が良かったPC7の値に合わせたりして、これでほぼ調整を終えたと思いました。

 ○ノーズギアの操舵角に問題が:
 私はある日、操縦性のテストをしながらスイス中部まで西進し、Bern-Belp空港に降りようとしました。
ここは首都ベルン郊外の小空港で、スイス空軍パイロットの初等訓練にも使われているそうです。着陸が易しいなら私も訓練に使おうかと、様子を見に立ち寄ったのですが、当日は機首の右100度から18Ktの風が吹いて、良いコンディションとは言えませんでした。とは言っても、この程度の横風には慣れていますので、かなりうまくウイングローで右脚から降りましたが、減速に掛かったところ、風上に強く振られて滑走路を逸脱。そのままグリーンの上で四輪ドリフト…じゃなかった、三輪ドリフトに入って、見事にグラウンド・ループしました。うーん、残念。そして、信じられません。
 この機体はどうも、かなり横風に弱いようです。ザンクトガレン=アルテンハイム空港に戻った際も、また減速時に風上側グラウンド・ループが発生しました。さらに、加速時には修正舵に修正舵が重なって蛇行することもあります。これは何としても改善しなくては。私はまずジョイスティックの再調整から取り掛かり、ラダー軸のデッドゾーンを増減して、最終的にはゼロに設定し、微少な角度の舵が使えるようにしました。これでもまだ、グラウンド・ループに入りやすいので、操舵プログラムを確認したところ、PC7では5度だったノーズギアの最大舵角が、なんと30度に拡大されていました。これはどう考えたって過大で、操舵への反応が過敏になります。私は8度に再調整し、その後ほとんど問題はありません。

 PC-9MのAircraft Helpには、「m ...Nose Wheel steering」という項目があります。mキーを押すと、確かにパネル左端に「NWS」という作動灯が点灯するのですが、操作の前後でノーズギアのステア特性が変わったとは思えず、また再度mを押してもトグルが効かず、作動灯が消えないので、現在は触らないようにしています。私の想像では、後先の考え無しに、小回りがきくようにノーズギアの最大舵角を増やしたところ、操縦性のバランスが崩れたのでしょう。そこで尾輪ロックの「L」キーをヒントに、舵角制限機能か何かを付けたのだと想像しますが、飛行機の前輪ステア装置は、もっとシンプルに設計すべきだと思います。小回りがしたければ、ブレーキを使えば済むことです。

 ○どうなってるのですか着陸灯:
 もう一つ、本機の不思議な機能を思い出しました。dキーで着陸灯をオンオフできますが、この灯火は周囲の明るさに従って、自動的に明度を変えるように出来ています。つまり、真っ昼間に点灯すると、滑走路上に明るい楕円を描きますが、日が落ちるに従って光量が減ってしまい、夜になると点灯しないのです。これってさすがにもう、笑うしかないです。改善を待ちましょう…(^^;)。

●Map機能について:
 いよいよv2.4.0で注目の機能、GPSとMapの操作練習に入ります。すでに皆さんも試されたことと思いますが、GPSはv2.0.0とほぼ同じ操作法ながら、バグフィックスが進んでいます。またMapは、カーナビやAtlas画面の模倣ではなく、FMS(Flight Management System=航法など、自動操縦全般を管理するコンピュータ)の地図画面、という位置づけですね。出来ればマニュアルが欲しいので、以下に米国版Wikiで見つけたMapの項目のうち「序論」と「使用法」のみ抽出し、拙訳をお届けします。

 以下の中で、CTRL+クリックを使ってMap上にマーカーを置くと、自機からの距離と方位が分かる…というのは新発見でした。私が以前ご紹介した、フリーウェア「斜めものさし」を使う「ABUNAI航法」と本質的には同じですが、地形データなどもMapに表示されるようになれば、なかなか便利だと思います。

==========これより訳文。
○1序論:
 マップ・ダイアログは、シミュレーター内部の航法データ、例えば空港や滑走路、航法援助無線などを、視覚的に表現し提供することを目指しています。いかなる地理的なデータ(原注:国境、海岸線、道路や川)も表示されませんが、基本的な国境線と海岸線は今後、追加でサポートされる可能性があります。マルチプレイヤーのトラフィックは表示することができますし、将来の航空路ではたぶん、障害物や他のオブジェクトが表示できるでしょう。マップ内のアイテムについては、航法援助無線の周波数や、ルート上の区間の距離や方位などのデータを表示することができます。
 航空機の情報、特に(原注:GPSに由来する)現在の航跡と方位も表示されます。マップは必要に応じて、航空機の機首方位を上にしたり、そのまま普通のナビゲーション表示にしたり、向きを変えることができます(原注:記号と配色は、ボーイングNDの画面表示に似せてあります)

○4使用法:
 メニューバーを参照(原注:F-10でトグル)し、Autopilotを開いて、Mapをアクティブにします。
 左マウスボタンで画面をドラッグすると地図がパンし、またマウスホイールでズームイン・アウトします。パンはカーソル(原注:矢印)キーでもパンすることができ、ズームは+/-キーでも可能です(hide注:実際は+は無効で、代わりに=が使えるようです)。CTRL+クリックでマーカーポイントを配置すると、航空機からこの地点へ空色の線が引かれ、距離と方位が表示されます(原注:航空機の動きにつれて更新されます)。
 VORに周波数を合わせると、航空機が無線局の利用可能範囲にいると仮定して、選択されたラジアルおよび、距離を示す円が空色に表示されます。ILSに同調すると、対応するローカライザが、通常の青の代わりに空色で表示されます。
==========ここまで訳文。

●GPSについて:
 次に、GPSとオートパイロットを使ってみます。
まだ詳細は分かりませんが、v2.4.0でGPSを使うには、v2.0.0と同様に「Route Manager」を起動し、出発地と目的地、各中継点を入力します。最低限、この入力の書式を覚えれば使えそうです。
 以下は、今回のジュネーブへのナビゲーション・ログです。◎(空港)や△(フィックス)の記号のあとに書いた「BANIN@3000」などの記述が、Route Managerの入力書式です。またカッコ内が意味です。
 

◎ザンクトガレン=アルテンハイム空港LSZR 磁気偏差=偏東1° 標高=1306ft
  ▼
BANIN@3000(ボーデン湖上のフィックス「BANIN」を3000ftで通過)
  ▼
△BANIN/300/10@4000(「BANIN」から真方位300度・距離10nm地点を高度4000ftで通過)
  ▼
LSZH@5000(ICAOコードでチューリヒ空港。5000ftで通過)同空港は偏差8.5°E 標高1416ft
  ▼
GRE@8000(グレンヒェン空港LSZGのVOR<注:IDで表記すること>を8000ftで通過)
      空港は偏差7.5°E 標高1411ft
  ▼
LSGN@8000(ヌーシャテル空港を高度8000ftで通過)
  ▼
◎6.37,46.46@6000(北緯46度46分、東経6度37分<イヴェルドン空港LSGY>を6000ftで通過)
         (注:書式は経度が先。緯度との間にカンマを入れる。秒単位まで入力可)
  ▼
ISW17@6000(レマン湖のフィックスISW17を6000ftで通過)
  ▼
GVA08@4000(レマン湖のフィックスGVA08を4000ftで通過)
  ▼
◎LSGG(ジュネーブのコワントラン空港)偏差ゼロ 標高1411ft
 RWY-23(226°)のILS=110.90

 GPSの初期テストは主に、ザンクトガレン=アルテンハイム空港からボーデン湖に出て、周辺を飛び回りながら行いました。スイスの標高の高さを忘れて高度設定を行い、湖面すれすれを低空飛行して焦りまくる場面もありましたが、その後はおおむね順調で、不安なくジュネーブに到着しました。しかし、まだ十分に確認できていない要素も多々あり、今後の旅で詰めたいと思います。

●ジュネーブに「ジェ・ドー」(大噴水)が出現:
 FlightGearシーナリーのジュネーブに最近、観光名物の大噴水(約140m)がようやく出現しました。日本で言えば、東京タワーの登場に匹敵する慶事かも(^^;)。実物の噴水は非常に高いので、水がノズルから延々と上昇する途中で、空気抵抗によって脈動が発生するのか、数秒おきに頂部がどーんと高くなり、直後には崩れて低くなって、やや不規則に全高が変動します。またカーテン状に広がって湖面に落ちる膨大な水も、刻々と濃淡の変化を見せます。FlightGearの噴水も、ごく単純なパーティクルを巧みに使って、このあたりの表情を結構それらしく演出しています。
 実物の噴水は、レマン湖にある防波堤の一角から吹き出していますが、FlightGearのオブジェクトは、手違いでビル街の中から吹き上げており、ちょっとがっかりします。調べてみますと、噴水オブジェクトの緯度経度は非常に正確なのですが、湖面と市街地テクスチャーの位置が間違っており、ずれて見えることが分かりました。今回、マイアルバムでお目に掛けるジュネーブの噴水は、私が勝手に湖面へ移したものです。このほうがリアルに見えますけれども、もしかするとオブジェクトの作者さんは、シーナリーの不正確さに対する無言の抗議を込めて、自分からは位置修正をしない…事実を曲げない…道を選ばれたのかも知れません。もしそうでしたら、申し訳ない気がしています。
 あれこれを思いつつ、空模様に秋の足音がする仮想のスイスで、仮想飛行の旅を続けます。
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