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erydepaqu もっと...

カタリナ飛行艇で、カリブ海の休日を

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なし カタリナ飛行艇で、カリブ海の休日を

msg# 1.2.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1.1
depth:
12
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2009-2-16 22:50
hide  長老 居住地: 兵庫県  投稿数: 634
hideです。
 今回は、飛行艇で行くカリブの休日、といったお話です。
主にPBYカタリナ飛行艇で、カリブ海南端(南米北岸)のトリニダード島からキュ
ーバまで、ゆったり海上飛行を楽しみます。
 カタリナは、「本体の開発」フォーラム「wildfire」の項目で話題になりまし
たように、海上で水をタンクにくみ上げて、消火用に投下する機能がありますが、
あれこれ作り込まれた、割に完成度の高いモデルで、ぜひ多島海で観光に使ってみ
たいと思っていました。

●カタリナ飛行艇と、カリブ海について:
 本物のカタリナは1935年に初飛行。6年後に登場の川西・二式大艇に比べますと
最高速度が7割弱、航続距離は半分、爆弾搭載量も1割少なく、かなり見劣りします
が、途中から水陸両用機になり、通算4000機以上(二式大艇は167機)作られまし
た。頑丈な飛行機で、戦後は消防飛行艇に使われたほか、遊覧飛行にも最近、まだ
飛んでいるのをテレビで見ました。これは海上で使われる軍用機としては、驚異的
な耐久性ですね。
 FlightGearの機体は、よく見るとフランス籍で、プロヴァンス地方・民間防衛な
んとか隊所属のようです。日本で言えば「南仏広域消防組合」でしょうか?
機内の視野は、胴体中央窓や、後部スポンソンにも切り替え可能で、私はこのスポ
ンソンからの眺めが好きです。本来はもちろん銃座ですが、機体の乗降口にも使わ
れます。
 これまでFlightGearでは、あまり水上機を飛ばしたことがありませんでしたが、
滑走路にカタリナを出現させると、空港によっては、機体が最寄りの海にドボーン
と移動します。どうやらAtlas画面の、■□■という記号の位置に移るようです。
この記号は当初ヘリポートかと思いましたが、水上機の係留地点を意味するみたい
ですね。ただし、移動しないケースもありますが。
 カリブ海はかつてスペインを始め、英仏や米国が植民地獲得に走り、現在はその
多くが独立して、非常に国境線が複雑なところです。今回のフライトは多分、8カ
国の領空にまたがっていると思います。
 この海域は海賊で有名ですが、これも植民地争奪戦に関係がありそうです。英国
は、老大国・スペインに対抗するには艦隊が足りず、私掠船(敵船を略奪する許可
状を与えられた民間武装船)も活用しました。私掠船は、貴族や金持ちの共同出資
で仕立てられたのですが、一部は海賊稼業にも手を染めた(英国船も襲った)のだ
そうですね。逆に海賊から、貴族の称号を持つ海軍中将になった、フランシス・ド
レークのような例もありますが。
 …では、今回のフライトプランをご紹介します。

■PBYでカリブ海をゆく■(トリニダード〜グァンタナモ)
「偏西」は西寄りの磁気偏差。(●磁気○度)は磁気方位のコース。

◎トリニダード・ピアルコ空港TTPP
VOR116.90 10.27.58N-61.23.28W 偏西14.4
トリニダード・トバゴ共和国
   ▼346度95nm(●磁気0度)
★Gnd Point Salines空港VOR117.10 NDB 362
グレナダ 120006N-614706W TGPY 偏西14.2度
   ▼24度114nm(●磁気38度)
★Bne HewanorraVOR112.40 NDB305
セントルシア 134400N-605837W TLPL偏西14.4
   ▼357度51nm(●磁気11度)
★Fort de FranceVOR113.30 NDB329 Le Lamantan空港TFFF
仏領マルティニーク島 143526N-610121W 偏西14.2
   ▼343度105nm(●磁気357度)
★Point a PtreVOR112.90 NDB482
仏領グァドループ島161557N-613225W TFFR 偏西14.3
   ▼319度140nm(●磁気333度)
★ST Marteen Prinsess JulianaINTL空港VOR113.0 NDB284
蘭領シント・マールテン島(南半分)
(北半分は仏領サン・マルタン島)
180217N-630705W TNCM偏西13.6
   ▼278度165nm(●磁気291度)
★San JuanVOR114.0
プエルトリコ(米領ヴァージン諸島)182648N-655922W TJSJ偏西12.5
   ▼270度209nm(●磁気282度)
★LasAmericasINTL-VOR114.70 NDB220(北西)偏西10.5
ドミニカ サントドミンゴ182558N-694002W MDSD
   ▼286度324nm(●磁気295度)
◎米海軍グァンタナモ基地VOR114.50 MUGM偏西7.9
キューバ 195423N-750958W RWY東西方向
(計1203nm)

●カリブ海を楽しむ:
 トリニダード・ピアルコ空港で起動したカタリナは、約10nm西の海上に自動移動し
ました。天候は4000ftにbroken、1600ftにFewの雲。全高度で無風。本機はDMEが
無いので、Internal Properties/のDME項目を表示して、画面の隅に置いておき
ました。パネルには時計もありませんが、これも「Time Settings」のウインドウを
出しておくと、地方時まで分かって便利です。
 1617時(UTC。ローカルでは1217時)にエンジンを始動。燃料はデフォルトのまま
約10000Lbs搭載しています。海上では小回りが利きませんが、ラダーを左右に動かす
と、旋回の外側エンジンが増速し、内側エンジンが減速になって、旋回を助けるヨー
・モーメントを発生するあたり、芸が細かいですね。
 離水時は、「B」キーでアンカー(パーキングブレーキ)を解除しますが、海中に
ギアを突き出たままだと加速しませんので、忘れず格納しましょう。55Ktあたりから
艇体が浮き上がり、水上スキーのような「プレーニング」に移ります。離水は約90Kt
で可能ですが、早く引き起こし過ぎると失速して、海面上で実機同様に、ポーポイズ
(連続ジャンプ運動)を起こす傾向があります。これは一種の自励振動で、実機です
と危険だそうです。
 さあ、水面を離れました…「f」キーで翼端フロートを畳み、島の西端から機首を
磁気方位45度に向け、空港VORから北へ延びるアウトバウンド・ラジアルをインター
セプトし、3000ftまで上昇します。上昇中の燃費は0.65nm/galと劣悪ですが、航続
距離は残り1200nm、滞空時間約12時間をマーク。さすが哨戒機ですね。
 離水後14分。3000ftでVORに乗り、エンジン全開で173KIAS(指示対気速度)を
記録。燃費は1.24nm/galまで改善され、航続力は残り2171nmとなりました。実機より
かなり長距離が飛べそうですが、エンジンを絞ると速度はもちろん、航続力も大幅に
低下するので、レシプロエンジンとしては、非現実的な動力設定ですが、出力95%で
飛ぶことにしました。
 頭の中で、「紅の豚」に使われた久石譲さん作曲「Flying Boatmen」などを演奏
しながら、快調に巡航します。
 カタリナの長所は、オートパイロット使用中に倍速モードを使っても、振動しない
ことです。その反面、足が遅い上に、途中からVOR指示器が、コースを表示しなくなり
ました。低空で受信感度が鈍いためかと思いましたが、至近距離でも入らない場合が
あります。Atlasに頼って飛びましたが、以後ほとんど切れ目なしに、大小の島が視界
に入り、楽しいフライトになりました。現在はVer1.9.1を使っていますが、かなり
頻繁に船が見えます。コンテナ船が多いようで、時々は客船が交じり、まれに漁船も
走っています。
 離水から約1時間20分、ジャイロコンパスがずれているのに気付き、フライトプラ
ンで偏差を確認して、メニューの「Instrument Settings」で修正しました。
前回もご紹介しましたが、少なくともVer1.9.0以後は、顕著にジャイロ・ドリフトが
発生し、20分も放置すると、定針儀やHSIの方位がずれてきます。リアルですが少々
面倒臭いですね。手持ち資料で、偏差データをいちいち確認するのも面倒ですので、
PC7改のパネルには、磁気偏差を自動表示することも検討しています。
●フランシス・チチェスター再び:
 私は2006年4月の本連載で、セスナC310を使い、ニュージーランドからオーストラリ
アへのタスマニア海横断をご紹介しました。この時、私の好きなイギリスのアマチュ
ア飛行家(であり、後に世界的なヨットマンの)サー・フランシス・チチェスターが
1931年、水上機に改造した、デハビランド・ジプシーモス複葉練習機で、独自に工夫
した天文航法を使って、この海を初横断したお話もご紹介しています。
 チチェスターは最晩年の1971年、ヨット「ジプシーモスV世」号を駆って、帆船に
よる絶対速度記録樹立(4000nmを、たった20日間で航走)に挑み、大西洋とカリブ海
を縦横に航行しました。私は最近、この時の航海記「ロマンチック・チャレンジ」を
読み直して、この時の航路が今回の飛行コースを、2カ所で横切っていることを知り、
「またも、縁があったか」と感慨を覚えました。
 チチェスターはかつて、自伝「孤独の海と空」の中で、水上機は飛行場のない未開
発の島も訪れることができ、非常に魅力的だと語っています。私もなるほどと思いま
して、本機で着水して、ビーチング(上陸)を試みたら面白そうな場所を、探すこと
にしました。
●カリブの楽園・オランダ兼フランス領の島:
 出発から約3時間(3倍速も使用)後、オランダ領シント・マールテン島に到着し、
プリンス・ユリアナ空港に低空で接近したところ、あまりの美しい景色に見とれまし
た。海に張り出たビーチと、湾の配置の美しさ。また精密に作り込まれたターミナル
には、プールが二つもあるリゾートホテルが隣接し、巨大なヤシの木陰に、カフェテ
ラス風のテーブルや椅子がどっさり。右後部のスポンソンから撮った写真を、マイア
ルバムにアップしておきます。
 どこを見ても、あまりに素敵なので、空港着陸は後回しにして、いったん島の北岸
に着水し、砂浜へ上がってみることにしました。低空で小さな湾を抜けて外洋に出て、
数マイル沖を高度600ftでターンし、機首を海岸に向けてパワーを絞ります。着水後、
減速が遅れると陸岸が近づいて危ないので、基本的には、岸と並行に降りるべきだと
思いました。
 ビーチの数十m手前で、うまく20Kt程度に減速。海中にギアを下ろすと、水の抵抗
で更に減速します。つまりブレーキ代わりに使えますが、実機だと壊れる心配もあり
そうですね。本機のランディングギアは、当然ビーチングギア(自力上陸用の車輪)
としても使用可能です。二式大艇のビーチングギアは、整備員が海に入って取り付け
る形式なので、カタリナの方が進んでいます。
 約10Ktで砂浜にのし上げると、機体は大きく機首を持ち上げて上陸。いったん尻餅
をつきましたが、ブレーキを掛けて少々パワーを加えたら、水平姿勢になりました。
いざ上陸してみると、このビーチは奥行きが狭く、かなり勾配もあって、海に向けて
機体を反転できるか、ちょっと心配しました。幸い陸上では、左右エンジン差動のお
陰で一段と小回りが利いて、うまく回れ右に成功しました。
 エンジンを止め、焼きそばを食べながらネットで調べてみますと、この島は、私が
降りた北半分はフランス領になっており、正式名も「サン・マルタン島」というのだ
そうです。
 一服して離水し、再びオランダ領にある、プリンセス・ユリアナ国際空港に接近。
この空港は1943年、米軍基地として建設されたので、実際にカタリナが発着する機会
も多かったことでしょう。滑走路正面はマホ・ビーチと呼ばれ、飛行機のアプローチ
が間近に見えるので有名とか。ターミナルにはボーディング・ブリッジもあり、非常
にていねいに作られていますので、皆様もカリブ海にお立ち寄りの節は、ぜひ訪ねて
みてください。

●殺風景な牢獄・グァンタナモ基地:
 さて、カタリナは楽しいけれど、さすがに鈍足です。
ここからはPC7改に乗り換えて、距離を稼ぐことにします。燃料は、半分の2000Lbs
に抑えましたが、これでもキューバ南東のグァンタナモ湾まで行くには、十分過ぎる
ほどで、高空を飛べばフロリダまで届きそうです。
 風は地表で100度15Kt、9000ftでは19Ktでした。PC7改は小さいだけに風に敏感で、
ヨットで言う「ウエザーヘルム」(風上に回頭する傾向)を強く感じます。カタリナ
よりさすがに舵が軽く、スムーズに離陸して、極めて軽快に上昇。空港7nmの地点で
VORコースに乗り、離陸の11分後には、早くも20000ftで251KIAS、GS(対地速度)
で360Ktをマークして、空港から60nm離れていました。ほとんど、ジェット機の気分
ですね。
 VORをプエルトリコに切り替え、CDIによる針路保持を掛け、ウイングレベラーを
使って4倍速飛行。数分で針路がずれてくると、ジャイロドリフト補正とCDI保持で
修正し、また倍速飛行。雲上で、ひたすらこれを繰り返すフライトです。いささか
単調ですが、イスパニオラ島(ドミニカ共和国。西半分はハイチ)の高い山々だけ
は、雲ともやを通して、うっすら眼下に見えました。1時間45分後、グァンタナモ
湾の77nm手前で降下を開始。15分足らずで1500ftまで落とし、低い雲の下に出て、
細い湾口に滑走路を視認しました。

 昔のキューバを「米国の鼻先に浮かぶ不沈空母」だとしますと、グァンタナモ湾の
米軍基地はさしずめ、空母の船底に刺さった機雷でしょうか。基地は米西戦争後から
あったのですが、米軍は「キューバ危機」などをはさんだ冷戦中、よくここを維持で
きたものだと思っていました。しかし調べてみますと、100平方前幣紊發△覽霏腓
基地で、昔は周囲を地雷原や戦車で固めており、とてもキューバ軍が追い出せる代物
ではなかった模様です。ふーむ、こんな地形だったのか。
 雲が低いため旋回を避け、滑走路が長いのを幸い、風上から直線進入しましたが、
追い風が思ったより強く、着地と減速に手間取ってゴーアラウンドしました。着陸
後、広大なエプロンに乗り入れると、周囲は沼地みたいな、殺風景な平地でした。
最近は、イラク捕虜虐待のイメージも手伝い、どうも陰気な印象です。次回はここを
抜け出して、コロンブス初上陸の地とされる、サンサルバドル島を経由し、フロリダ
半島を目指します。
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